ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

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前回のキャスティングで見事にブリをゲットした小生、

あの引き味を一度味わってしまうとメジロやハマチでは満足できなくなってしまう。


ああ、再び味わいたい!!




そんな小生、実は2ヶ月ほど前から海蓮丸の船長に「ブリ釣るならいつぐらいがいいですかねぇ」と相談していた。
船長の指定してきた潮が「11月に入ったくらいで大潮後の中潮」。
先達の教えに従順な小生は迷わず11/7の中潮を予約。
なんてタイミングが良いんだ。
日頃の行いがこういった時に現れるんですな。


さて当日。
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この日も一番大きな「ジャンボ」に乗れるかな、と思ったが、なんと釣り情報紙「釣場速報」さんの貸し切りになっており、少し小さめの「ドリー」に乗船。
ドリーの船長も丁寧で優しい人なので、小生的には全く問題なし。


この日はコウイカを使ったノマセ釣りで青物を狙う、所謂「ビッグベイトノマセ」での釣行。
主役はこちら
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コウイカさんである。

胴長12~15cmくらいが1人10パイずつ配られ、こいつを針に引っかけて泳がせる。
ちなみにコウイカ代は大概の船が別料金で時価なので要注意。
気になる方は事前に確認するがよろし。


いや、それにしてもビッグベイトノマセをやる船が増えましたな。
活きコウイカの市場価格が高騰しそうで怖いくらいの増え方。


そのコウイカ、アジよりはよっぽどかエサ持ちがいい。
アジなら20~30匹ほどキープしていないと心元ないが、コウイカなら10ハイで十分。
ちなみにこの大きさでも大きい方らしく、ハマチ・ツバスクラスはほとんど掛からないのだとか。
つまり掛かればブリ、小さくてもメジロということになる。
いやぁ、夢は膨らみますな。



6時頃に明石浦を出船。
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相変わらず明石大橋の朝焼けは綺麗。

ポイントまではわずか10分ほど。水深50mほどのエリアである。



ポイントについてすぐは1.5ノット前後と潮があまり効いておらず、しばらくは沈黙が流れる。


左舷後方で2人の方がラインを切られた、との情報が伝わってくるが、小生が構えるミヨシ側ではウンともスンとも言わない。


皆さん黙々と竿先を眺めている中、潮が3ノットを超えて80号オモリを付けたラインが斜めを向き出した頃からヒットヒットヒットの大騒ぎが始まった。


小生の竿先が「ドンッ」と舞い込む。

比喩でもなんでもなく、いきなり「ドンッ」である。

すかさず中乗りさんが「左右の方は仕掛けをあげといて」と言葉をかけてくれる。
これで周りとのオマツリを最小限に出来るはずだ。

電動リールが唸りながら巻き上げてきたのは60cmほどの、小生にしてみれば良型サイズ。
続けてもう1匹ゲットし、幸先のよいスタートが切れたといえよう。

周りでもどんどん竿先が舞い込んでおり、中乗りさんがタモを持って走り回っている。


小生も続けとばかりにさらにメジロ2匹を追加。

なんとイカ4ハイでメジロ4匹ゲットという快挙である。



潮が変わったのか、若干西よりにポイントを変える。
5ハイ目のコウイカを針に引っかけて55mほどの海底に。

船長から「ここは一気に35mくらいまで駆け上がるんで、初めから35mくらいを流してもらってもいいですよ~」とのアナウンス。


何度も述べるが小生は非常に素直である。
一旦底はとるがすぐに電動のカウンター35mになるまで巻き上げ。


その途中で「ドンッ」ではなく「ガンッ」と竿先が舞い込む。
明らかに引きがメジロではない。
電動のドラグが滑りラインを巻き上げるどころかドンドン出ていく。

小生、オマツリするのが嫌で、電動にしろ普通のリールにしろドラグをガチガチに締めるクセがある。

今回も当然ガチガチだ。

それでも滑る。

出ていく一方で巻き上がらないものだからカウンターはいつのまにか55mほどに。


横に中乗りさんが付いてくれて竿捌きや巻き上げのアドバイスをくれる。
ラインを巻いたり出されたりを繰り返しながらなんとか水面に。

ユラッと魚影が見えた。
「デ、デカい!!」

中乗りさんが用意してくれた船で一番大きなタモでは掬えず、船長さんがもうひとつのタモを持ってきて、2つのタモで挟み込むようにネットイン。

今度は船べりまで上げることができず3人がかりで引き上げたのが
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こちら!

実測90cmちょうど、重さ10kgほどのデカブリ!!


いやぁ、まさか90cmの大台を釣るなんて思いもせなんだ。

周りの方も祝福してくれ鼻高々である。


この後も2匹のメジロを追加して、なんと船中竿頭のオマケ付き。
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ああ、今回もクーラーが閉まらんじゃないか。ウヒヒヒ。


船長が「つりそくさんが取材来てるんで、帰港したら写真撮影の協力よろしく」なんて言うもんだから、「とうとう小生もメディアデビューか!?」なんてホクホクしていると…。


海蓮丸船長、小生のブリだけではなく
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3船でこんなにブリを釣らせてたよ…。

小生のブリがすっかり霞んじゃってるじゃないか…。



とは言え、海蓮丸船長の読みが大当たり!
ブリを釣らせてもらえて大満足の釣行と相成った。


水温がまだ高いこの時期でこれだから、もう少し下がればもっと釣れるはず。
「ビッグベイトノマセ」で夢を見るなら今ですぞ!!




ああ、そうだ。
今回もコツを少しだけ。

親子サルカン下の捨て糸は短い方が吉。
市販仕掛けで捨て糸80cmとかいうのは長すぎるので、半分か1/3くらいに詰めるのがヨロシ。
あと、リーダーは16号とかいらない。
10号でいいけど、その代わり10mほどぐらい極端に長めに。
来年もこれで爆釣間違いなしだな。



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緊急事態宣言が明けて、今まで心の内に閉じ込めておったドM根性がウズウズしだした。
こんなドMストレスを解消できる方法はただひとつ、夜明けから夕暮れまでの超スパルタ釣行を行うミタチ丸さんでジギングメインの4種競技釣行に挑むことである。


という訳で、10月中旬にいそいそと加古川の尾上漁港へ。

予約時点ではジギング+タチジギ+タイラバ+αだろうと予測していたが、前日の船長確認で青物のキャスティングもやるとのこと。

前回のミタチ丸釣行でヒラメ狙いのキャスティングは経験済みだが、青物のキャスティングというのは初めてである。


自分的にはジギングメインで考えていたのでキャスティングでは釣れなくてもいいや、とショアジギのルアー+何年前に巻いたかも分からないおそらく1号ぐらいのPEを巻いたリール+ライトジギング用のスピニングロッドなどという超適当な道具を持って行った。
船長、適当でごめんなさい。


5時半集合で乗船後すぐに船長からキャスティングについての講義が始まる。
「今日はキャスティングから始めるで~。リーダー40cmぐらいでアンダーキャストしてや~。キャスティングでリーダー長くするんは素人やで~」
とまさかの指示。

?リーダー40cm?

ホンマかいなと常連さんを見てみると確かに皆さん40cmどころか30cmぐらいまでリーダーを短くしておられる。

理屈は分からんが、船長がそういうなら間違いないはず、という訳で小生も5mほどとっていたリーダーをチョッキン。


「水面直下を力の限りのスピードで巻いてきてや。遅いと見切られるで」
とおっしゃる。

小生、適当に持ってきたもんだから水面直下を引けるルアーなどない。
しょうがないので少々リップが長めなものの、竿を立てて引けばなんとかなりそうなミノーを装着。

船長にご意見伺いすると「巻いてる時に横に倒れへんかったらそれでもいけるやろ」とのこと。



6時頃に出船して青物のキャスティングポイントに到着。


船長に教えられたとおりにミノーをアンダーキャストでフルキャスト。
そこからありったけのスピードで巻いてくる。


水面直下とはいかないまでも、そこそこ浅い水深でミノーがグリグリ泳いでるようだ。


これなら大丈夫かな、と第2投。



着水してわずか5回転ほどで「ガツン!!」と来た。



まさか!!


何度も書くが、小生のタックルは超テキトーである。

PEだって何m残っているか分からぬし、ショアジギで使っていた記憶があるからおそらく傷だらけのはず。
しかもリーダー40cm…。



ドラグが鳴りまくってラインがどんどん出ていく。
アカン、それ以上出たら下糸になってまう…と思ったところでなんとかラインが止まってくれた。

そこからは巻いたり出されたりの繰り返し。
少しずつ距離を詰めていって水面に上がってきたのは…


「で、デカい!!!!!」


確実にブリサイズの魚影。


バレないでくれ!!とひたすら念じつつなんとかタモ入れしてもらったのは
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まさかの85cmオーバー、実測86cmの「ブリ」である。

ああ、人生初のブリをまさかキャスティングでゲットできるとは!!!!!


ちなみにヒットルアーは
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コイツである。

ショアジギでも全幅の信頼を置いている逸品であるが、船からのキャスティングでも見事仕事を果たしてくれた。

画像では真ん中のフックが無いが、これは釣りあげる途中で飛ばされてしまっただけである。
実際はこの真ん中のフックがブリの上唇に、フロントフックがカンヌキに掛かっておった。

掛かりどころはバツグンであったが、ラインブレイクしなくて本当によかった…。



その後、キャスティングの時合が終わってしまったため、今度はジギングでメジロ狙いに明石海峡大橋まで長駆。


到着するとすでに多数の船がポイントを流している。
ほとんどがジギングかノマセで青物を狙っている船。


ここでミタチ丸船長の檄が飛ぶ。


「入れて、っていったらすぐにジグ落としてよ!10秒たっても落とせなかったらその流しは諦めて次に備えといて!!ポイント通過するのは一瞬やで~!!」
「ここで釣れんかったらシャクリが合ってないだけや!」
「今釣っとかないつ釣るねんな!!」

とドM根性を刺激されるセリフを背中から浴びながら一所懸命にジグをシャクる。


するとえらいもんで
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メジロさんからの反応はしっかり返ってくる。


ちなみに完全にタチパターン。
しかもセミロングぐらいの長さだとフグに狙い撃ちにされるので、完全にシルバーロングのみが有効であった。


そんなこんなでメジロを6本追加。

実は水面まで上げてきてバラしたのはさらに3本ほど。
さらにフッキング後に水面まででバラしたのが4~5本ほど。


この日初めて、ウワサの「ワダノット」でスプリットリングとリーダーを結節していたのだが、そこで見事にスッポ抜けていたのである。

結節強度100%以上をたたき出していたノットだけに「まさか」と言った感じであるが、どうやらワダノットで結んだあとにハーフヒッチを数回かまさないといけなかったようす。
ちゃんとやっていれば獲れていた魚だけに悔しい限りである。


潮がゆるみ、ジギングの後はタイラバに。

こちらは残念ながら不発。

さらにシオが狙えるポイントに移るも急に強風が吹き始めて断念。
波をビショビショにかぶりながらの帰港とあいなった。


後半は失速したものの、青物の釣果は大満足。
久しぶりに
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クーラーの蓋が閉まらず持って帰るのにひと苦労。

ちょっと分かりにくいが、1本目のブリがボテボテのデブだったかこともあり尻尾が飛び出てしまうんですな。ウヒヒヒヒヒ。

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いつもは余裕で捌ける大きさしか釣ってこないので、ブリをまな板に乗せるとその大きさを実感する。
思わずニヤニヤしてしまいますな。


メジャーを当てると…
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ちょいと見にくいが平置きで86cm、硬直していない状態で測ったらもう少しあったやもしれん。


一回味わってしまうと忘れられないあの引き。

ああ、次に味わえるのはいつのことやら。



あ、ちなみに今回の傾向と対策は
「タチパターン…2番くらいの竿に250gぐらいのシルバーロング」
である。

来年の自分よ、しっかり覚えておくんだぞ。



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7月28日以来の更新である。


なんともコロナに振り回されたシーズンであったが、新規感染者も現時点では落ち着いており、今度こそ本当の出口であるように願うばかり。


という訳でシーズンは進んですでに10月後半。
もう秋である。


当然のごとくテンヤタチウオに出かけるのであり、タチウオ狙いといえば腕自慢が集まる海蓮丸さんへ向かう。



情報通の諸兄はすでにご存じのことと思うが、今シーズンの神戸沖はすさまじい数のサバフグが湧いている。
そう、まさに「湧いている」が適切な表現なほどの数なのだ。



このサバフグ、エサはきれいさっぱり齧ってしまうわ、PEのマーカー部分に食いついて高切れさせてしまうわ、挙句の果てにタチウオの代わりにテンヤに掛かってきたりする。

エサを齧られるぐらいはまだ可愛いのだが、PEの高切れは堪らない。
水深80mまで落として20mぐらいで切られてしまうのだから、毎回50~60mほど失ってしまうのだ。
これじゃいくら巻いてあっても足らなくなるじゃないか。


でもでも、対処はあって、要はPEのマーカー部分に食いついてくるのだから、色分けされてない単色PEを使用すればよろしいのである。

で、最近大人気なのがコチラ。


このライムグリーンならばフグも視認しないらしい。


ただ…2021年10月17日時点では神戸周辺の釣具屋からことごとく姿を消しておった。
1.5号、2号のそれぞれ150m、200m、300mは少なくとも姿を見ていない。

当然のごとく小生も購入できなかったのであり、代用品を探すも

こういったPEも売り切れだらけ。

う~ん、困った…。
しょうがないので家で埃をかぶっていたコチラを巻き巻き。
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いつ購入したか全く記憶にないエギング用のPEである。

値札に「伊勢吉」とあるから転職する前に、前職の近くにあった釣具屋さんで買ったのであろう。
ということはざっと15年以上前のPEということになる。

そんな古いPE、しかも1号で大丈夫かしら?と不安になるも
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色はホワイト1色。

マーカー入りPEよりはマシであろう。


という訳で当日。
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うわぁ、すごい雨だよ…。


ただ、この日は朝イチからアタリまくりで
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フグにも邪魔されずホイホイと釣りあげていく。
ものの2時間ほどで20匹をゲット。

ありゃ、すごくイージーじゃねぇか。


ただ、3時間を過ぎたあたりからフグの猛攻を受けだす。
30m付近に溜まっているらしく、そのあたりから下にテンヤが落ちなくなる。
仕方がないから回収すると
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これ、このとおり。
手で洗うよりも綺麗にイワシが無くなっておる。

回収するテンヤを追いかけて水面直下まで姿を見せるフグもおり、やはりものすごい量の数がいるようす。


ただ、PEについては高切れすることなく最後まで使用することができた。
どうやらマーカー部分に食いついてきているというのは本当のようである。


もうひとつ不思議なことに
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いかにもフグに突かれそうなサンマが意外にもフグ層を突き抜けてタチウオのタナまで届いてくれた。
どうやらエサ持ちが良い分、フグの猛攻にも耐えられるようである。


後半はフグと遊びながらも少しずつ数を伸ばして38匹でフィニッシュ。
背中側の釣座のお上手そうなオジサマが20匹ほど、とおっしゃっていたのでまぁまぁ好成績だったのではないかとホクホクしておったら…。

なんと小生の左隣の御仁が60匹オーバー。
おまけに僚船では100匹オーバーもあったとか…。


上には上がいるものよのぅ…。



あ、今シーズンのタチウオの傾向を少しだけ。
「即掛け」ではなく「巻き合わせ」。
シーズンが終わるまでに会得しなくっちゃ。







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