という訳で修理編である。
諸先輩方のブログを拝見すると、自転車用のパンク修理パッチを使用したりテント修理用のクロスを使用したりと試行錯誤されているようであるが、いまだ完全な修理方法は確立されてないようだ。
これはチャンスである。
小生が修理方法を確立した場合、エアベッド修理ブログ界に燦然と輝く足跡を残すことになろう。
このブログへのアクセス数もうなぎのぼりになること請け合いである。
このようにエアベッドのベロア側に3mm程度の穴が開いておる。
これが計2か所。
これが原因で「スローパンク」状態になっていたことは前回述べたが、ロードバイクでスローパンクを直す場合の秘密兵器は「瞬間接着剤」なのだ。
そもそも非常に小さな穴が原因であるので、その穴を埋めればいいだけの話なのである。
という訳で
100均で買ってきた瞬間接着剤をヌリヌリ。
コツは「塗る」というよりも「埋める」感じである。
さすが「瞬間」と謳うだけあり穴に液を入れた瞬間から固まっていく。
ものの数分で穴が見事に塞がった。
はて、こんな簡単に終わるものなのか。そもそも瞬間接着剤で解決できるような話であればエアベッド修理ブログ界もここまで紛糾しなかったのではないか。諸先輩方の血のにじむような実地調査にかけた情熱も無駄になってしまうではないか。
さもあらん。瞬間接着剤とは「固形物同士を接着」するために使用するのである。
エアベッドのような「ふわふわと形が変わるもの」の接着には不向きなのだ。
先述のロードバイクの話も実は応急処置的なものであって、あくまでチューブを交換したりパッチを貼ったりするまでの短距離走行用の修理なのだ。
以前のブログにも書いたが、瞬間接着剤は硬化する。そんなものをタイヤの穴に突っ込んだまま走行するなんてガラス片を刺したまま走行するかのごとくであり誠に狂気の沙汰である。
ではどうするか。
このブログを定期的にチェックされているような奇特な御仁はすでにお気づきであろう。
曲がりに追従する接着剤…そう、グルーである。
という訳でヌリヌリ。
すでに穴は埋まっているのでグルーは「埋める」ではなく「塗る」で正解である。
このとおり、見事にフタが出来上がった。
穴は瞬間接着剤で埋められており、その瞬間接着剤が穴から抜けないようにグルーでフタをする。
接着剤とグルーがくっついているため、エアベッドがどんな動きをしようとも穴をふさいでいる硬化した接着剤は抜けないはずである。
ああ、完璧だ。エアベッド修理ブログ界の紛糾もこれで最後となり、小生のブログが何人もの迷える子羊を救うことになろう。
と思いきやである。
体格は小4に見えるが実年齢と頭の中身は小2の娘がのたまう。
「この白いの、かんたんにめくれんじゃね」
…
……
…………!!!
盲点であった。
グルーさん、ベロア素材と相性が悪いようである…。
エアベッド修理ブログ界は再び紛糾し、我がブログも失敗ネタとして埋もれてしまうのか…。
ここで諦めないのが小生である。
なんのことはない、グルーが剥がれないように上からフタをすればよいのである。
①瞬間接着剤で穴をふさぐ。
②瞬間接着剤が穴から外れないように接着剤の塊をグルーで固定する。
③そのグルーがベロアからズレないようにする。
この③をクリアしたらよいだけの話。
であればベロアのような若干起毛した素材でも接着する何かしらを探せばよい。
家中を探索すること数分。細君のへそくり置き場の近くからそのアイテムは見つかった。
一般的になんと呼ばれる代物か分からぬが、パッケージには「掲示用タブ」とある。
要は壁に何かしらを掲示するときに使用する両面テープのようなものらしい。
細君がこれを何に使用していたかは分からぬが、とりあえず拝借する。
上からただ貼っただけである。
両面テープなので片面はべたつかないように保護シートをはがさずにおいておく。
このScotch社の商品、非常に接着力が強力でベロアであっても問題なくくっつくのに、なんと剥がそうと思えばいつでも剥がせるのである。
ああ、素晴らしきかな文明の進歩よ。
この後電動ポンプで空気を入れ
コストコで600円ほどで購入してきた強力ポンプで限界まで空気を入れたうえで放置。
今のところ空気の漏れは確認できていない。
という訳で一応の修理はすんだ訳であるが、あとは実地で使用しどこまで耐久性があるか検証してみる必要がある。
後日報告するまでエアベッド修理ブログ界の諸兄は議論を紛糾させず一休みされたし。

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