IMG_4339

意外にも使えることが判明したトラウトロッド、調査日が小潮でしかも時間帯的には潮が極端に緩い状況の中での調査であった。




むむ、潮が緩けりゃそりゃ底もとりやすいだろう、潮が速い日にも調査を行ってこその実験ではあるまいか、などという理由をつけ、2019年1月19日も和田防へ渡堤である。
実験にかこつけて釣行したいだけ、と細君に揶揄されようが実地検証あってこそなのである。
なお、当日は月齢カレンダーでは中潮とあるが大潮直前であり、17時過ぎの満潮から一気に下げに転じる動きは調査対象としては不足なしの状況であった。


17時便で渡り、とり急ぎトラウトロッドに1gのジグヘッドを付けて投入。
ふむふむ、まだ潮が下げ始めたばかりの時間なので余裕で底が取れる。

1投目で15cmほどのガシラ、2投目でも同等のガシラである。
トラウトロッドの感度が良すぎて小さなアタリもかなり大きく感じてしまい、どれほど大きな魚が掛かったのか、とビックリしてしまう。

3投目でクンッとものすごく小さなアタリ。
やや、トラウトロッドでもこんなに小さなアタリだとよほど小さな魚だろう、と合わせてビックリ、いきなり竿の根本から曲がる。

IMG_4341

あいや、メバルであった。

IMG_4349

22.8cmだから和田防ではまずまず良い型だ。

これぐらいのメバルがかかるとトラウトロッドではパワー負けしてしまうのだが、そこがまた面白い。足場の高い沖堤でこその楽しみ方だと思われる。



さて、ここからが難儀だった。

本格的に潮が流れ始めると1gのジグヘッドでは底が取れないのである。
おそらく潮に押されて若干流されてしまい、底に軟着陸しているため着底の瞬間が分からないのであろう。
プラス、どうやら底に海苔が付き始めているようだ。何度か針に引っかかってきたが、これがクッションの役割をして余計に着底のショックを和らげているように思われる。


1gで底が取れないのであれば致し方ない、1.5g、1.8gと重さを上げていきやっと2gで底が分かるようになった。



こうなるとトラウトロッドでは厳しい…0.5~2gが適正負荷のロッドであるので2gのジグヘッドはMAXである。
ここにワームの重量と潮がラインやリグを押す力が掛かるので正直スペックオーバーな負荷がかかることになる。
着底してジグヘッドをダートさせるにしても途中でスイミングさせるにしても竿の胴が曲がりすぎてしまい、アタリもくそも分からなくなってしまった…。


これは釣りにならぬので、いつも使用しているメバリングロッドに変更すると…あら不思議、使い心地満点である。
底は取れるし、ダートはできるしスイミングも思いのまま。


こうなってくると正直なもので、

IMG_4343

IMG_4346

IMG_4348

ぽぽぽぽ~ん、と良型を上げることができた。


圧巻はこちら

IMG_4344

何やらいつもよりイカついお顔のこちら、

IMG_4347

なななんと27.7cmである。

いやぁ、久方ぶりの25cmアップ。引きごたえも抜群であった。



という訳で終わってみればメバル1尾とガシラ35尾の計36尾。
ガシラチャレンジを行った産卵前には及ばないが、1月にしては楽しめた釣行となった。





さてトラウトロッドの最終的な評価だが、潮が緩い日もしくは潮どまりの時間帯に細かいアタリを拾っていくロッドとしては非常に優秀である。
2g以上のジグヘッドを使うには厳しいので必然的に1g前後の軽いジグヘッドになり、その関係で潮が緩い時にしか使えない、という方が正しいやもしれん。

逆にメバリングロッドは胴に張りがある先調子なため潮が速くてもジグヘッドを重くして対応できる。
あまりに軽いジグヘッドをキャストするのは難しいため、潮が緩い日には持て余すスペックになってしまっている。

つまり、
潮が緩い→トラウトロッド
潮が速い→メバリングロッド
で使い分ければ、ガシラとメバルに関してはかなり面白い釣りを展開できるのではあるまいか。


当初の「メバリング入門者がとりあえずトラウトロッドを使用しても大丈夫か」という疑問については、「ある条件下では非常に有効だが、別の条件下では全く使えない」との回答になった。


さて、トラウトロッドの結果はでた。お次は……




ところで、和田防に渡って早速違和感。

IMG_4337

何かの調査施設が和田防の目の前に3つ立っているのである。
1/14に渡った時には無かったはず。
わずか1週間足らずで3つも調査施設!?



調べてみると気になる記事が…


うわぁ、和田防の白灯より少し西側の真上を通るじゃないか!!


あくまで概略図なので実際はどこを通るのかわからんが、和田防の間近を通すことは間違いなさそうである。

問題は橋脚の形と和田防周辺の環境の変化。


春のチヌ、夏~秋のタチウオ、秋の青物、冬のメバル、周年通してガシラと何を釣っても面白かった和田防、今後の魚の動きの変化が気になるところである…。


にほんブログ村 釣りブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村
スポンサードリンク