2週続けて貧果に終わっている小生、この週末はなんとか大漁旗を掲げたいものよ、と思案。
小生が釣果を上げる自信がある魚と言えば、そうガシラ様しかいないのである。
とはいえ、事情があり釣行日の2019年4月7日朝から夕方までしか自由にできる時間がない。
こんな時に限って天気予報は昼から雨…。
雨が降れば和田防は船止めの可能性が高く、あのガシラマンションを攻めることが出来ぬ。
なればリタックルさんでいつもの明石沖1択になるのだが…。
むむむ、なんと最低出船人員に満たず出船予定がないというではないか。
こりゃ困った。
もう頭の中はガシラでいっぱいである。
先週まではメバルメバルと騒いでいたのに今週はガシラでいっぱい…ほんに釣り人とはしょうがない生き物よ。
と言う訳で探してみればあるもので、リタックルさんと同じ明石の「名田屋乗合船」さんが出船するとのこと。
リタックルさんより500円高いが、ええいままよッと予約を入れてしまった。
予約時に「冷凍エサはサービス」とのことだったので500円の差額はトントンと考えてもよかろう。
ちなみに「オモリは50号縛り」と聞いたのでリタックルさんでいつも使っているタックルそのままでよさそうである。
さて当日、指定の場所に行ってみると…
なぁんだ、随分昔にタコ釣りでお世話になっていた船宿さんではないか。
かれこれ15年ほどは昔の話である。
名田屋さんの名前はとても有名なので当然知っていたのだが、あのタコ釣りの船宿さんとは思わなんだ。
当時は先輩方の背中にくっついていただけなので、どうも船宿さんの名前の記憶が薄い。小生の記憶力などこんなもんである。
うん、確かに受付もこんな感じだった。
予約順に呼ばれて好きな席を確保するので集合時間には女将さんのそばに集まっておかなければならないシステムである。
ちなみに無料の冷凍エサもこの時に配られる。
ん?昔は船内で貰うか買うかしていたような気がするが…まぁいいか。
ちなみに小生は5番手。つまり予約を入れた順番が5番目だったということ。
ありゃ、これも懐かしい船だぞ。
15年前と変わってないような…。
でも明石や林崎の船はみんなこんな形なので新しくなっていても区別がつかぬのかもしれん。
さてさて、席順だが、小生の1つ前の4番手が団体さん。
しかも5人組だったので胴~ミヨシ側を覚悟したのだが…
団体さん達が初心者だったらしく、酔いにくくて船頭さんの指導を受けやすい胴の間を確保されたようである。
こりゃラッキー。幸先が良いではないか。
ちなみに名田屋さんの船は大きいので大ドモの席は船尾を正面にして構えられる。
なので今回の小生の席はリタックルの大ドモと変わらぬ配置である。
心の中でウヒャウヒャ喜びながら
一番最初のポイントは
それもスレスレ。
小生の席からチョイと投げれば橋脚に当たりそうな距離である。
大ドモのお客さんなら橋脚に沿って仕掛けを落とすこともできるのではないか。
ここは根が荒いことで有名な場所。
その分大型が釣れるのでここ1年で一番の集中力を見せる小生。
すると
この最初のひと流しで
うん、これはもはや大漁の予感しかせぬ。
もしや50匹の大台を超えるのではないか。
その後しばらくして潮が速くなり松帆の西寄りに移動。
大漁かと思われた小生であるが、すんなりいかぬのが小生の釣り。
このポイントでお祭りが連続発生。
小生の右の人とお祭りしたかと思いきや、次は左の人とお祭り、挙句の果てには背中側の人とも祭ってしまった。
しまいには中乗りさんから要注意認定されて小生の背後に陣取られてしまう始末。
う~ん、おかしいぞ。
確かに結婚してからは波止釣りメインではあるが、昔は毎週のようにどこかの船に乗っていた小生である。
たまに祭ることはあっても立て続けに3回祭ることはない。
こういう時にまず疑うべきことは…そうオモリである。
中乗りさんにおそるおそる「50号ですよね」と聞いてみると
「…40号やで…」
「いや、予約の時に50号って…」
「それタチウオ狙いの号数や…」
なんじゃそりゃ!!
なるほど祭るはずである。
乗合船でしかも小生の腕であれば10号違えばまず祭る。
中乗りさんは気を使って小声で「50号でも大丈夫やで」と言ってくれるが、10号の差を埋められるだけの腕が小生にはない。
幸か不幸か家に50号があまりなく買いに行く暇もなかったため、予備のつもりで40号と10号を10個ずつ持ってきていた。足して50号だろうという乱暴な考え方であるが…
ああ、なんという幸運、おかげで40号に変更することができた。
危うく「ミヨシに移ります」と戦略的退却を行うところだったぞ。
ただ、当日は大潮明けの中潮、オモリが軽くなっているうえに六角オモリしかなかったため根掛かりの確率が上がる。
果たして10個で足りるだろうか。
※軽いオモリや六角オモリがなぜ根掛かりしやすいかの理屈はまたの機会に。
40号に落としてからは時々根掛かりでオモリを失いながらも再び快調に釣りあげる。
8:30の段階で
さらに1時間半後は
うほっ! 絶好調である。
この段階で20匹は超えておった。
周りを見る限りでは小生ともうお一人、団体さんとは逆側の胴の間真ん中で竿を出されていた方がほぼ同じ匹数で竿頭ペースだったのではないか。
まさか、久しぶりの名田屋さんで竿頭!?
なんだかリタックルさんでもこんな考えがよぎった気もするが…。
このパターンは後半失速するパターンでは…。
案の定である。
なぜだかまたもやお祭り多発である。
今度は先ほどのお祭りとはちょっと違う。
先ほどはオモリの号数が違う小生起点で起こっていたお祭りだが、今回はどうやら船内各所で起こっているようだ。
中乗りさんがあちらこちらへと走り回っておられる。
このお祭り騒ぎ+根掛かり多発ですっかり沈黙してしまった小生の竿。
自作の仕掛けを全て失ってしまったのである。
さらに予備でもっていた市販仕掛け3セット入り2袋も使い切ってしまい、予備の予備で持ってきていたアジビシ用のサビキまで投入する始末。
そりゃ釣れなくなってしまうはずだ。
ちなみに…お祭りの原因であるが、潮の速さや風で船の向きが安定せず祭っているのかと思っていたがそれだけではないように感じた。
どうやら2つの理由があって、ひとつは竿の固さ、もうひとつは仕掛けの沈下スピードだったように思う。
というのも、釣り人を注意深くみると柔らかい長めの竿を持っている人と硬くて短めの竿を持っている人に分かれていた。
もうひとつは電動リールと手巻きリールの違いによる仕掛けの沈下スピードの差。
小生は50号だと思っていたので固めの竿、かたや両隣の御仁は長めのおそらく30~40号負荷の竿のようだった。
試しに予備でもってきていた5~60号負荷というよく分からんが曲がりからするとおそらく30号適正の竿に変えると驚くほどお祭りが減った。
あと、名田屋さんは電動リール率が高い。
当然仕掛けの沈下スピードや巻き上げスピードは手巻きとは雲泥の差である。
水深が深いほどお祭り率が高かったのはこれが理由と思われる。
まだまだ検証が必要なので確たることは言えぬが、次回は色々竿を持ち込んで試してみよう。
さて、小生とデッドヒートを繰り広げ、勝手にライバル認定させていただいていた胴の間のお客さんは…さすがである、コンスタントに釣りあげておられた。
このお客さんもお祭り騒ぎに参加されていたはずだが、お祭りからの復帰が異様に早かったのと、集中力がすごかった。
ちなみに電動リール+固めの竿だったと思うが、直接お話していないので確たる情報ではない。
という訳でおそらく当日の竿頭はこの方だったはず。
う~ん、やはり上には上がいるなぁ。
小生も勉強せねば。
ん?釣果?
蓋を開ければ通常通り…。
まぁ釣れただけ良しとしようじゃないか。
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