ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

2018年08月



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それにしても暑い。

「夏は暑いものだから当たり前のことを言うな」と言われても暑いものは暑いのである。

むしろ声を大にして言いたいことは言うべきである。



暑い!!



小生、普段からロードバイクで50kmほど走るので炎天下の運動には慣れていたつもりであったが、今年の沖堤の暑さは堪えた。



先日、久々に10時から和田防に渡ったがさすがに万全の熱中症対策で臨んだ。

というのも、その前のみなとこうべ花火大会の日に通しで釣り↓をした折、深夜にも関わらず危うく熱中症になりかけたからである。
ちなみに記事の中身には関係がなかったので熱中症のくだりは書いておらぬ。








「深夜の沖堤で熱中症?」と不思議に思われるかもしれぬが、小生も同じである。全く持って予想しておらなんだ。


当日は珍しいくらいの無風であり、0時を回って朝までそよ風も吹かなんだ。
体感温度ではあるが30度を軽く超えたままであったと思う。

0時頃になっても汗が全く止まらず「少々まずいな」と思いだしたのが1時頃であった。


とうとう頭痛がしだした頃、ちょうど潮止まりの時刻でもあったので潔く仮眠をとろうと波止に寝転がったのが正解であった。

昼間はあんなに熱くなっているコンクリのケーソンが、夜はひんやりとして気持ちがいいのである。
全身に籠った熱を全部吸い取ってくれるかのような心地よさであった。
これでなんとか持ち直し、朝を無事迎えることができた。


深夜でさえ場合によってはこんなことになるのである。

昼間の沖堤ならば当然ながらお天道様が頭上で頑張っておられ、それから隠れる場所もなければ自動販売機なんて便利なものもない。

身を守るものは事前に準備してきたものだけになるのである。

誰も助けてくれぬ。
自分の身は自分で守るしかないのだ。



という訳で前口上が長くなってしまったが今回は沖堤での熱中症対策である。
「もう8月も終わりだぞ」という声が聞こえてきそうだが、9月だって暑いのである。
まだまだ対策は必要であろう。



さて、その8月も終わりの沖提、どれぐらいの日差しかというと

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行きはこんなに白くてまるでカモシカのようだった小生の足が

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帰りの時分には、船に上げられたキンメダイの腹ように赤くなってしまうぐらいの日差しである。


こんな沖提に対策も無しに臨むには自殺行為であろう。





熱中症対策には2種類ある。

物理的に太陽光線を防ぐ方法と体内環境を整える方法である。
その考え方を元にして小生が夏場の沖提に必ず持ち込むものが7つある。

・サファリハット
・手ぬぐい
・機能性シャツとスパッツ
・冷えピタ熱さまシート
・水4ℓ
・ロードバイク用水筒
・塩分タブレット

以上は釣具を忘れたとしても絶対に持っていくものである。
もし現地で忘れたことに気づけば、間違いなく次の便で帰るレベルの物たちだ。



それぞれの根拠を以下に示そう。



まずは物理的に太陽光を防ぐためのグッズである。

・サファリハット



要はこのようにつばがグルリと360度に渡ってついているハットであればなんでもよい。
真夏の沖堤ではいわゆる野球帽型のキャップやテニスなどに使うサンバイザー型ハットは役に立たぬ。

熱中症を防ぐためにはまず首筋を冷やす必要がある。
特に釣りの場合は水面を見る関係上、俯き加減になる場合が多くどうしても首筋が露出してしまう。
その首筋を守るためにもサファリハットが有効なのだ。

ちなみに



このように後ろに日差し除けが付いているハットもあるが、風通しが悪いうえに電車釣行では非常に格好が悪いので小生は好かぬ。



・手ぬぐい



汚れた手をふいたり魚を掴む用途に使用するのではない。
首に巻くために使用するものである。

サファリハットと同様首筋を守るために使用するが、価格や速乾性、入手のしやすさを考えると手ぬぐいに落ち着いた。
最近は百均にも売っているので便利になったものである。

ちなみに手ぬぐいをバカにすることなかれ。後述する冷えピタや熱さまシートとのコラボですさまじい威力を発揮するのである。



・機能性シャツとスパッツ



少々お高いが価格に見合う価値はある。
汗をかくとそれを吸収して気化し、その気化の折に体温も放出してくれるという機能はよく知られたところであるが、これが予想以上に涼しいのである。
半袖シャツや短パンで腕や足を外気にさらしているよりは間違いなく涼しい。


小生の場合、両方を沖提まで持っていきその場の風の強さ、気温、体調などで着るかどうか判断する。

シャツはほぼ着る判断になるのだが、スパッツは半々ぐらいか。
ケーソン上で膝をつくケースが多いため膝が破れやすいのである。これをクリアできるのであれば毎回着るのであるが…。


小生は垂水のアウトレットで数セット揃えた。
Amazonよりも若干安かったのが大きな理由だが、体にピタッと合うサイズでないと意味がないためできれば試着することをお勧めする。


ちなみに…

真夏の沖堤に限って言えば、ユ〇クロやジーユ〇で売っている機能性商品はスペック不足である。
おそらく街中で着ることを想定しておられるのであろう、灼熱の沖堤では気化が追い付かないようであるのと体へのピッタリ感が若干緩い。



お次は体内環境を整える物品である。

・冷えピタ熱さまシート




冷えピタでも熱さまシートでもどちらでもよろし。

これを首筋の両側、頸動脈がある場所に貼って手ぬぐいで保護しておくのである。
手ぬぐいが保冷の補助やズレの防止にもなるのか、この手のシートとは相性が良いようである。


当然ながら生きている以上は体内を血が巡っておる。
その血を効率的に冷却すれば体全体の体温が下がるという単純な発想である。

冷やす場所は体の末端では意味がない。血管が細すぎるのだ。
理想的なのは脇の下か首筋のように太い血管が走っている場所になる。
脇の下は腋毛ジャングルなため貼り付けには適さぬ。
よって首筋両側の頸動脈を冷やすのが一番という結論になった。

ただ、気を付けぬとシートを貼った場所だけが白いままでその周りが日焼けするという悲惨なことにもなりかねない。
貼る場所はきちんと手ぬぐいで保護しておくべし。
ジャングルをお手入れされているご婦人方は脇の下でもよろしかろう。


貼った効果は絶大である。

明らかに体の熱さが違う。
騙されたと思って一度試してみてほしい。



・水4ℓ



沖堤とは本来防波堤の役目を担っており、世の釣り天狗達を喜ばせるために存在している訳ではない。
当然ながらコンビニも無ければ自動販売機もないし、水道すらない。

命の要である水分は持ち込む他ないのである。



小生の場合、4時間ごとに2ℓ消費することを目安に持ち込むのであるが、そもそもペットボトル1本は完全に凍らせてクーラーの保冷剤としての任務を与えているため最低4ℓからのスタートとなる。
少なくとも8時間をカバーできる計算だ。


氷ではなく飲料としての水分を考えた場合、ポカリスェットやアクエリアスも候補に挙がるが小生には少々濃すぎる。

そもそも汗の主原料は血液中の水分とミネラルである。血管を流れる血から水分が汗腺より体外に排出され、その気化熱をもって体温を下げようと体は頑張る。
その水分が排出される折に塩分やミネラル成分も同時に排出されるゆえに、汗はしょっぱい味がするし、熱中症予防には水分とともに塩分の摂取も必要と言われるのである。

当然、水分が排出されたあとの血液は濃くなってしまっており通常どおりの機能を果たせなくなってしまう。運動=水分補給の図式は正しいのである。


さて、この水分。詳細は専門的なブログが多々あるのでそちらに譲るが、多少の糖分がないと体内に吸収されにくい。
このためポカリスェットやアクエリアスにもそれなりの糖分が含まれている。
これがどうも小生には濃すぎるのだ。


ロードバイクに乗る際も当然ながら水分を携行するが、小生はアクエリアスを水で3倍に割って携行する。
通常であれば非常に薄味であるし、開発された人からすれば「何をバカなことを」と言われそうなのだが、炎天下の運動中はこれが丁度よい。

医学的な根拠は素人ゆえ分からぬが、ここ5年ほどはこの薄さで夏を乗り切れている。

おそらく人によって好みがあろうからご自分で丁度良いころ合いを探されるのも面白いのではないか。


ちなみに電車釣行の場合、和田防へは神戸駅を利用するのであるが、改札内側のセブンイレブンに2ℓサイズのペットボトルは販売されていない。
ただ改札を出て左手のセブンイレブンでは販売されている。
1本100円でキンキンに冷えておる。冷えてはいるが当然氷ってはいないので氷の代用をさせる場合は家から持っていく必要がある。
いずれにせよ簡単に手に入るのは素晴らしい。ありがたや。


・ロードバイク用水筒





なんで?とお思いだろうが、いくら水分を持って行ってもそれを細目に摂取しないと意味がないのである。
2ℓのペットボトルを持ち歩きながら釣るなんてことはとてもじゃないが現実的ではないので、これを移し替える小型水筒が必要になる。
クーラーに入っている方はキンキンに冷えておるので、移し替える水筒自体は保冷力よりも軽さを求める。

小生がロードバイク乗りなためこういった水筒を推薦しておるが、要はかさばらなければそれでよいのだ。


ちなみにキャメルバックは吸い口の構造が秀逸である。
差し餌等で手が汚れていてもキャップを開ける必要がないためいつも綺麗な状態で水分補給できる。

小生はずっと愛用しておったが、先日和田防に乗り移る時に海に落としてしもうた。
mont-bellでも販売しているのでこれまた垂水のアウトレットで再購入する予定である。



・塩分タブレット




味はなんでもよろし。
なぜだかAmazonは少々高い。町の大型薬局やスーパーで200円弱で売っているはずである。
もしかしたらサイズが違うのかしらん。


水分の項で詳しく述べてしまったが、水分だけとっていても熱中症対策にはならぬ。
必ず塩分・ミネラルの補給も必要になる。
大した荷物にもならぬので5粒ほどポケットに忍ばせておこう。


以上が小生の熱中症対策である。

これでも昼間で無風であれば厳しいやもしれぬ。
万全の装備で臨んだとしても熱中症の兆候がみえ始めた場合は無理せず釣行終了も視野に入れる方がよかろう。
命あっての物種である。


あくまで和田防や垂水一文字が主体であるので、他の沖堤や磯では別の対策が必要になるやもしれぬ。
参考の一助としていただければ幸いである。

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いやぁ、すごい風雨であった。
読者諸兄に被害が無かったことを祈るばかりであるが、今回の台風20号、すさまじいばかりの爪痕を神明間に刻んでいきおった。


拙宅も少々の被害を被った。

木の枝が数本折れ自転車がなぎ倒されていたのはまだ想定内だったが、ウッドデッキがズレて数センチ動いていたり隣宅との境界のフェンスが吹っ飛んでいたのには驚いた。

近所でも家から歩いて数分のビニールハウスはごっそり倒されており、その近くの倉庫などはシャッターが巻くれあがって穴が空いておった。
フェンスが吹っ飛んだりシャッターに穴が空くほどの強烈な突風なぞはここ15年程経験しておらぬ。
さもあらん、ニュースによると観測史上最大の風速であったらしい。



和田防周辺もさぞや大変なことになっておったであろうことは容易に想像できたが、想像のはるか上をいく被害状況であった。


淡路島の風車?風力発電機?が根こそぎ倒されたのはニュースで頻繁に流れておったが、台風後の和田防調査にと8/26に渡った時何やら違和感が…。



冒頭の画像の通り、西の赤灯の向かいにある白灯(和田防の白灯ではない。和田岬側の白灯)の頭がないのである。



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和田防常連の諸兄にとってはこちらの風景の方が馴染み深いか。
手前の赤灯に比べて奥の白灯(潜水艦が航行している向こう側)が明らかに低くなっているのである。


調べてみるとちゃ~んとlivedoorニュースにも載っておった。



灯台先端のLED灯器“消失”台風の影響か



いやぁ、キレイさっぱり無くなっておる。

昼間だから潜水艦なぞも悠々と波止間を航行していくが、夜はどうするのであろうか。
いらぬ心配とはいえ、通し釣りもやる身としては少々気にかかるところである。



さて、肝心の釣り。



小生の経験上、台風後の釣果は2つに分かれる。


・パターンが掴めないが偶発的なアタリが散発する
・台風前に比べると極端に釣果が下がる


である。


台風が直撃もしくはポイントの左側を通過した場合、台風の勢力にもよるが大概は風雨が強まるのはご存知のとおり。


では海中はどうなっているのであろうか。


今回の大型台風のような場合は水深100mあたりまで洗濯機のような状況になり、比較的水深の浅い湾内などは底から土や堆積物が巻き上がってとてもじゃないが魚達が平常の行動をとることが不可能になってしまうのだ。


この平常心を失った魚達を狙うことになるのだが、それが凶と出るか吉と出るかはその時次第なのである。



台風後に釣りをするメリット・デメリットであるが

メリット
・数日間エサを食べていないであろう魚達を狙うことができる。
・群が分断されているため普段は釣れない魚が釣れない時間帯に意外な場所で釣れてしまう。
・外海にウネリが残っている場合、魚が湾内に逃げ込んできている可能性がある。

デメリット
・大雨をともなった場合は水潮になっており、特に河口部を抱える湾は汽水系の魚狙いに限定される。
・底から堆積物が巻き上がっており呼吸がしにくいうえに視界が悪いため魚達の動きが鈍い。
・群が分断されているため通常のパターンが通用しない。

というのが大きなところであろう。


例えばタチウオ。


幽霊とアダ名されるほど居場所の掴みにくい魚であるが、ほとんどの場合は群れをなして行動している。時合が発生するのはこの群れる習性所以である。
時合が長いか短いかは色々な要因があるものの、大概は群れが大きいか小さいかによる。


この「群れ」が台風直後は分断されてしまいチリヂリになってしまうのだ。
このため、「群れ」という指標を失ったタチウオは個々の判断で行動せざるをえなくなり、普段とは違う行動に出てしまうのである。


その結果、朝でも夕方でも夜でもない真昼間に波止際でタチウオが掛かってしまうことも珍しくない。
しかも洗濯機状態になってグルグル回された結果かどうかは分からぬが、散発的ではあるものの延々釣れ続くことだってあるのだ。


台風前にサゴシが少数ながらも釣れていた和田防。
サゴシが釣れだせば、お次はタチウオの出番のはずである。

台風直後の8/25、昼まで所用があったのだが夕方からは予定が無かったため「もしや」を狙って渡ろうとしたところ、河内渡船のオヤジに「朝イチはまだ波がかぶっていたから途中で引きあげになるかもしれんよ。渡せたとしても出っ張りか白灯、ポーアイだけ」と言われてしまった。

う~ん、風はまだしも波がかぶってる状況はたまらん。
幸い8/26は朝から出るとのことだったので潔く日曜の朝から出かけることにした。



ちなみに、このブログの副題にもある通り、小生は電車・もしくは自転車での釣行をモットーとしておる。
なので始発の関係で河内渡船の1番船である5時便には乗船できぬ。
なので毎回割り切って半夜の1番船である10時便で渡ることにしているのだ。
よって小生の言う「朝イチ」とは10時便のことである。



さて、10時に渡提した小生。

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やっと1尾目をキープできたのは12時…しかもガシラ…。

その後、13時に下げどまりで出っ張り付近は

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ご覧の水深…。


お次に釣れたのは

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なんと16時…。またもやガシラ…。


要所要所でジグを投げてみるもタチウオもサゴシも掛からず仕舞であった…。

どうやら今回の台風、和田防にとってはデメリットでしかなかったようである。



あまりの釣れなさ具合と19時に上げどまりを迎えることもあり17時便で引き揚げたが、
当日の釣果は

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ガシラをわずかに6尾…。

和田防最低釣果を記録してしもうた…。



当日はほとんどの人がアジ狙いであったと思うが、小アジはそこそこ釣れていたものの大アジの姿は見かけなかった。

代わりにサヨリが大量に沸いていたのでサヨリ狙いで出かけていたら大漁になったやもしれぬ。


あと、参考になるかどうか分からぬが、かなりの数のエイが入り込んでいると思われる。
小生が見ただけでも10尾をくだらぬエイが回遊しておった。



台風直後の和田防、タチウオフィーバーは海が落ち着いてからになりそうである。


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小生もブログを書き始めて1か月がたった。

1か月もたてばもういっぱしのブロガーである。

当然アクセス解析なんて専門的なこともやってみるのである。


「神明間の釣行情報」を主な内容として書いているブログであるが、アクセス解析によるとなんと一番読まれている記事が、兵庫・弁天浜キャンプ場のインプレ↓であった。






「神明間」の「釣り」を主なテーマにしているのに、神明間とも釣りとも関係ない記事が一番という屈辱…。
ならば、ただただインスタ映えしてフォトジェニックでシャレオツな記事を書いてみたらどうなるのであろうか。

これでアクセスが集中したらブログの方向性を揺るがしかねないことになるのであり、読んで欲しいのやらそうでないのやら分からぬ記事ではあるが、興味ある御仁は読み進んでくだされい。



とはいえ、小生、インスタはフィッシングショーでプレゼントをもらう手段としてしか活用しておらぬしフォトジェニックなんて言葉の意味もよく分かっておらぬ。
釣りをやってるただのオヤジであるゆえシャレオツなスポットも行く訳ないのであるが、この盆休みに細君のたっての希望でシャレオツな「かき氷」など食してしまった。

「かき氷」にシャレオツもクソもあるかい、と思われるであろうが、確かにシャレオツなのである。フォトジェニックなのである。インスタだって映えちゃうのである。
その模様を伝えてみよう。




ようやく朝夕は涼しくなってきた感もある今日この頃であるが、お盆は本当に暑かった。

本当ならばクーラーをガンガンに効かせて家に閉じこもっていたいところであるが、細君と娘が許してくれぬ。

長期休暇というだけで何かしら特別な行動を起こさぬと娘などはムクれてしまって話もしてくれぬようになるのだ。


とは言え、そもそも釣りのことしか頭が回らぬ小生である。細君が見かねて行きたい場所を提案してきた。


奈良は明日香にある「cafe ことだま」である。





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ご覧のとおり古民家を改装したシャレオツでフォトジェニックなお店である。

なんでも元は酒蔵だったそうだ。

どこぞの繁華街のように自己主張の激しい看板なぞ出しておらぬ。
通り沿いのA看板に遠慮がちな字で「ことだま」と書いてあるだけである。
シャレオツは上品でもあるのだ。上品すぎてあやうく見逃してしまうところであった。


周りも綺麗に整備された街並みになっており、岡山の倉敷・美観地区に比べると見劣りはしてしまうが、奈良の奈良まちや徳島のうだつの町並みぐらいと思ってもらえれば丁度よいか。
周辺には飛鳥寺・岡寺・橘寺などがあり、聖徳太子がそこら中で10人いっぺんに意見を聞いていそうな地域である。


本来であれば小綺麗なワンピースに日よけ傘を差したご婦人方が一眼レフなぞを持ってやってくる場所なのであって、間違っても汚いライジャケに麦わら帽子をかぶった釣り人が竿を担いでやってくるような場所ではない。



さて、店内。


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このように古民家らしい雰囲気をうまく作り出してあって、かつ小生のようなシャレオツ初心者でも居心地がよくなるような、なにかしら上品で風流な空気が流れている。
小生が上品で風流な訳ではない。


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ほとんどが2人掛け、4人掛けのテーブルであるが、このように8人が掛けられるテーブルもある。
小生達は2家族で行ったためこの大きなスペースを使わせていただいた。

ちなみに椅子の背もたれに掛かっているのは膝掛けである。
店内が寒い訳ではない。
かき氷を食べると体が冷えるので、その対策にとお店が用意してくれているのだ。

なんという心遣い。
ただインスタに映えちゃうだけのお店ではないのである。



この「cafe ことだま」、本来はランチ等をメインに考えておられるようだが、小生達が入ったのは15時頃だったので残念ながら周りを見渡してもランチの客はおらなんだ。



その代わり皆さん必ずと言っていいほど注文されているのがこちら

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「プレミアムメロンパッピンス」お値段1,450円なりである。


これぞインスタ映え、フォトジェニックの極致であろう。



ちなみにれっきとしたかき氷である。
メロンの玉を掻き分け掻き分け食べ進めると、その下からちゃ~んとかき氷が出てくるのだ。


さて、このメロンかき氷、どれぐらいの大きさかというと

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これぐらい。

ちなみに写っているのは姪だが小5である。
小5の女の子の顔とほぼ同じ大きさなのだ。


1,450円というと少々お高いような気がするが、メロン半玉を使用してこのボリューム、作る手間、店舗の維持費等を考えると、逆に利益が出てるのか心配になるほどである。


皆がメロンばかりを頼むのでひねくれ者の小生は

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フルーツ盛り合わせ的なかき氷を頼んでみた。値段と名前は忘れた。

だがこれだって立派な大きさな上に、メロンよりかは少々お安かったような気がする。
非常に満足できた。


ちなみに小2の我が娘もメロンを頼んだが

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モクモクと食べ続け、数分後にはこれこのとおり完食である。
味も一級品なかき氷であった。



さて、この「cafe ことだま」、神明間からは少々遠いが行く価値は十分にある。
このメロンかき氷がいつまで提供されているかは分からぬゆえ、行く前にお店に確認する方がよかろう。

cafe ことだま
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1223

TEL:0744-54-4010


ちなみに電話番号を車のナビに登録して行ってみたら移転前の住所に行きついてしまった。

近鉄の線路を挟んで全く反対側の場所である。

もしお店が分からぬ場合は住所で登録する方がよかろう。




さて、いかがであったろうか。

明日以降のアクセス解析が楽しみなような怖いような…。

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さて、例によってインプレである。



釣りでは正直者のオババに惨敗した小生であるが、黒滝遊漁場を「釣り以外」の目線で紹介してみたいと思う。
あくまで小生の主観であるから、世間一般の評価と違ったとしてもクレームを入れないように。




前回のブログ↓で書いたとおり、黒滝「遊漁場」とあるから魚がバカスカ釣れると勘違いしてはいけない。

滋賀・黒滝遊魚場でマス釣り!?

ここはあくまで子供たちが川遊びをしながらBBQを楽しみ、あわよくば魚のつかみ取りなどをする場所なのである。
なんども言うが釣り天狗や太公望が本気の格好で来ても浮いてしまうだけでなので「家族サービスを嬉しそうにやっているお父さん」を演じながら来なければならぬ場所なのだ。





それでは★5つを満点として各項目を評価していこう。


【アクセス】★☆☆☆☆
神明間からだと遠い。
なんせ滋賀県である。

小生は細君の実家から行ったのでさほど時間はかからなかったが、神明間から行くとなるとかなり早い時間の出発となってしまう。

ちなみに開場は10時である。
仮に神明間から3時間かかるとして7時出発…仕事に行く時間と変わらぬ。

休みくらいゆっくり寝かせろぃ、という意見もあろうがここは家族サービスのため、張り切って早起きしようではないか。



【料金】★★☆☆☆
詳しい料金体系は↓


に譲るが、BBQの場所の確保だけだと非常に安くすむ。入場料と持ち込み料がかかるがそれでもかなり良心的な価格といえよう。
金網・炭・食材・飲料・食器等全て持ち込み可能である。
金網・炭等は現地でも販売しておるが、正直高いので持っていった方がよかろう。


ではなぜ★2つなのか。


釣り以外の唯一の有料アクティビティといえる「魚のつかみ取り」が非常に高いのだ。
小生の場合、甥と姪と我が娘の3人で計9尾のニジマスを放流してもらったのだが、
ニジマス250円×9尾+場所代2,000円=4,250円もかかってしまった。


このニジマスが15cmほどのかなり小さい魚で動きも鈍いためすぐに捕まえられてしまう。
小学生3人が5分もかからず捕まえてしまうぐらいだ。


5分で4,250円…。


捕まえた魚は串刺しにして塩焼きで食べることができるが、それを勘案しても少々コストパフォーマンスが悪いと言えよう。


このつかみ取りさえやらなければ料金は低く抑えられるため、★4つでも納得できると思われる。




【サイト】★★★★★

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キャンプではないので今回の場合はBBQサイトというべきか。

屋根付きで今年のような猛暑でも問題なく過ごせる。
しかも画像のとおり広々とした縁台が多数設置してあり、荷物や食材の置き場にも全く困ることがない。
よくありがちな隣の客との場所の取り合いも全く発生しないほど広々としていた。



肝心の炉は

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これまた十分な大きさである。

小生達に割り当てられた区画はよくあるU字構を使った炉ではなく、しっかりとブロックを積み上げた固定の炉であった。
しかも広い。
標準的な金網が4枚は置ける長さであるが、2家族9名で金網2枚で十分であった。


炉が横に長いため炭の継ぎ足しも容易であり、BBQに関しては全くストレスを感じない。


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綺麗な流し台も数か所に設置されており、BBQサイトとしては非常に優秀であった。


これはもう文句なしの★5つである。



【アクティビティ】★★★★★

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もちろんメインは川遊びである。
釣りやつかみ取りはすでに述べているのでここでは評価から除外する。


非常に綺麗で、漁協の方が清掃をされているのであろうか、ゴミひとつ落ちていない気持ちの良い川である。ここまで行き届いた清掃をされている場所はそうそう見られないのではないか。

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水深も浅く大きな石もないため小学生ぐらいであれば安全に遊ぶことのできる作りになっている。

小さなカニやヨシノボリ、なぜかオタマジャクシたくさんがいて小さな子供でも捕まえることができていた。
オタマジャクシなどはサンダルで川の中を歩いていると足とサンダルの間に勝手に入り込み、危うく踏み潰してしまいそうになるほど大量に泳いでいた。

7月に行った弁天浜もそうだったが、子供たちは泳ぐことに飽きても魚を探すことに夢中になり、一向に川から上がってくる気配がない。


BBQだけをするのではなく思いっきり体を動かす場所がすぐ横にあるため、子供にとっては天国のような場所であろう。
カニや魚が捕れるため、わざわざ高額なニジマスを放流してまでつかみ取りをする必要はないと思われる。


少し上流に行けば

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堰堤があり、天然のシャワーのようになっていた。
水の落ち込みがちょうど滝壺のようになっており潜って遊ぶ子供たちもいる。

ちなみに2枚目画像中央付近で頭まで潜っているのは我が娘である。
そばで姪が心配そうに見ているが、潜れたとしてもこの程度なので心配するほどの深さではない。




【安全面】★★★★☆

川自体には危険と思われる個所はないが、監視員がいるわけではないので我が子の行動管理は親がしっかりとせねばならぬ。
それさえきっちりしていれば怪我をする場面もそうそうないのではないか。


ただ、漁協事務所と川の間に車道があり、入場者の車がひっきりなしに行き来する。
小生達に割り当てられたサイトは車道すぐ横だったため少々危ない思いをした。


車道から離れたサイトがほとんどのため大方の客はいらぬ心配だが、一応★4つに留めておこう。


【その他】

川を挟んだ対岸に立派な休憩所のような建物が2つあった。

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団体客用なのかは分からぬが靴を脱いで上がれるようになっており、開け放たれているので風が通り抜けて非常に気持ちよさそうであった。

大人数で利用される御仁は漁協に問い合わせてみてはいかがか。


この建物横にシャワー室が併設されておった。

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10分200円の有料だが小綺麗ではあった。

海ではなく川なので需要があるのかどうか甚だ疑問ではあるが、一応使用出来るようなので記載しておく。


この建物側に

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このような簡易テントを張ったサイトもあった。

こちらは繁忙期のみの設置なのかは分からぬが、こちらは事務所側のサイトと違い川のすぐそばなので子供達の行動管理もしやすそうである。

予約時にどこのサイトにしたいか希望を述べた方がよさそうである。



【総合判定】★★★★☆
神明間から遠いことは小生達の都合であるので減点対象から外すとすれば、つかみ取りの料金体系だけが残念であった。
他はほぼ満点である。子供達が大きくなるまでは毎年でも訪れたい気持ちの良い場所であった。
特に施設を綺麗に維持されている漁協の方々の姿勢には感服した。
今後も綺麗な黒滝遊漁場であってほしいと願うばかりである。

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盆休みである。



妻子持ちの小生は家族サービスに勤しまなければならぬ期間である。


当然のことながら釣行は自粛となるのだが、どうやったって釣りのことが頭から離れない。



なんとかならぬものか、と思案すること数日。
沖堤やベランダとは言わぬまでも、何かしら釣りが出来る可能性のあるところで妻子、特に我が娘が喜びそうな場所を探してみると見つかるものである。うってつけの場所があった。
しかも細君の実家に近く小生も家族サービスのフリができて一石三鳥と欲張りな場所である。




その名も「黒滝遊漁場」。



「漁をしながら遊ぶ場所」で「遊漁場」である。

能天気な小生は「遊んでいても漁並みに魚が獲れる場所」と解釈して憚らぬ。
これは爆釣確定であろう。



しかも
涼しくて(細君が喜ぶ)
川遊びができて(娘が喜ぶ)
BBQが出来る(皆が喜ぶ)
といった1日遊ぶことが可能な3拍子揃った非常に有難い場所なのである。




ただ神明間からは正直遠い。


住所は滋賀県甲賀市になっているが、名阪国道を使うルートだと奈良から三重方面に向かう途中のICで降りるため、感覚的には奈良?三重?滋賀?という感じである。

まぁ、その3県からは比較的行きやすい場所にあると思って頂ければ差支えなかろう。



何はともあれ到着すればまずは受付で申し込みをしBBQ場所の確保である。

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奥の建物が事務所になっており漁協のオババがいるのでBBQをする人数と、釣りをする場合はこの時点でその旨を伝えて料金を支払う。



この漁協のオババ、非常に正直者とみた。

小生「釣り、大人1人お願いします」
オババ「釣れないよ」



…。



これは「今日は何かしらの事情で釣り堀を休業している」の意なのか「暑すぎて魚が口を使わぬ」の意なのかどっちなのか。



小生が戸惑った顔をしていたのであろう、オババが追加の情報を述べた。

「こう暑い日が続くとねぇ…」




…。


どうやら後者らしい。

オババからの少ない情報を集約すると、暑い日が続いているから魚が釣れないかもしれないけどいいかい?ということらしい。




ちなみにここは釣り堀で放流しているアマゴやイワナ、ニジマスを釣る形式であり、川で渓流釣りという訳ではない。

渓流釣りをしたい場合は日券を購入して違う場所に入川する必要がある。しかも季節的には鮎であるから家族サービスとはかけ離れてしまう。

今回はあくまで家族サービスの一環であるし釣れないといっても基本ラインが「漁並み」である。
口を使わないと言ってもエリアトラウトよりも釣れるはずなのだから釣り堀で十分なのだ。




という訳で釣り堀への入場料を支払って釣り場へと向かった。




さて、入り口の表示になにやら注意書きが。

IMG_3727

な、なんと。

5尾までが入場料のうちで、それ以上は買い取りとな…。

確かに漁並みに爆釣できるやもしれぬが、それでは反比例的に財布が軽くなっていくではないか。


うむ…やられた…オババめ、受付時の情報量が少なすぎるぞ…。
とんだ正直者ではないか。




ともあれ5尾釣ってからどうするか考えよう、と入場した釣り堀が

IMG_3728

………。


やられた。これは厳しいぞ。



魚と言えば

IMG_3731

回遊している魚もいるにはいるがほとんどが

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IMG_3730

数すくない沈み石の影に隠れてしまって出てこぬ。



回遊魚は所謂「見えマス」状態なのでエサに見向きもせぬ。

石の影に沿うようにエサを流しても隠れ魚が出てくる気配もない。




ジリジリと照り付ける太陽のもと、試行錯誤すること1時間。



すまぬ、オババが正しかった。
正直者を疑った小生の負けである。
6尾以上釣った場合の懐事情を心配するどころの騒ぎではない。



1尾も入っておらぬ小生のバケツを見て娘は愕然とし、酒のアテを待っていた細君の顔は危うく憤怒の形相になるところであった…。



黒滝遊漁場…あくまで川遊びをする場所であり、釣りを推奨しているようではないようである。
で受付時のオババのようにわざわざ聞いてくれているようだ。
大誤算ではあったが他の要素は非常に満足できたので良しとしよう。


という訳で次回は釣り以外の部分のインプレである。



しかし、1尾だけでも釣りたかったなぁ…。

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