4月の垂水一文字通しでメバリングロッドを半壊させていた小生、
沖一文字でメバリングロッドを使うことに違和感を感じていたこともあり、ここぞとばかりにメバリングロッドではない何かを探しもとめてエイト玉津へ。
トラウトロッドはすでに和田防で試しており
「メバリングロッドよりも良いのではないか」という感触であったものの、激流の垂水一文字では役に立たず…。
トラウトロッドのセンシティブさを残しながら、バットをもっと強くしたような…船竿でいうとトラウトロッドが55であれば73ぐらいの調子の竿…と我儘を炸裂させながらロッドコーナーを物色すること数分。
見つけました!!
tailwalkのMOONWALKERというシリーズで
いわゆるアジングロッドである。
すでにAmazonでは売られていないモデルのようであるが
こちらが比較的近いモデルと思われる。
ちなみに丁度セールをやっており、なんと諭吉さん1枚で購入できた。
価格もそうであるが、購入の決め手は何と言っても軽さ。
トラウトロッドのセンシティブさの要因のひとつにロッド本体の重量もあると思うので、できるだけ軽い竿が欲しかったのだ。
こちらはガイドがチタンということもあり、持った瞬間に「うわぁ軽い!!」と感じるほど。
長さは6フィートちょい。まぁ沖堤で使うこと前提であれば許容範囲。
メバリングで遠くを狙うなら軽めのフロートを使えばいいだけだし、ガシリングは近距離戦なのでロッドの長さは必要ない。
実はすでに試しており、先日の和田防ガシラ3ケタ釣果はこの竿で達成したもの。
3ケタ達成にこの竿の貢献度は非常に高かった。
それでは沖堤での使用感をインプレしていこう。
まず、そもそものスペック。
ジグヘッドは5gまで対応だが、一番気持ちよく投げることができるのは2gほどと思われる。
PEラインは0.2~0.4号だが、ガイドが非常に小径なので0.4号ではライン放出時にもたつきバックラのような現象が数回起きた。
推奨は0.2号であろう。
ガイドはFujiのKRコンセプト。
ちなみにソリッドではなくチューブラーである。
う~ん、ガサツな小生のこと、いつか折ってしまいそうで恐ろしい。
リールシートは
エンドの形状や長さも
さて、使い心地だが、1.5gのジグヘッドにPE0.4号、無風状態で振り抜いて約10mほどの飛距離。
沖堤では十分である。
おそらく2g・0.2号の組み合わせであればもっと飛距離は伸びるはず。
当日は1~1.5gのジグヘッドのみを使ったが、着底はトラウトロッドに引けをとらない明確さ。
「トン」と着底し、2回ほど軽くシャクりあげてテンションフォール、その着底間際に「コン」というアタリ。
ここでアワセればキレイな口掛かりでガシラをヒットさせ続けることができた。
和田防に限って言えば、この「コン」というアタリが小さければ小さいほど型が大きい傾向がある。
つまり小さいアタリを拾えると型も拾える、ということ。
メバリングロッドに違和感を感じていた理由はここなのだ。
この小さなアタリを拾えないことが往々にしてあり型を伸ばしきれていなかったのである。
さて、それではメバリングではどうか。
ガシリングとは違いタナをキープしながら引いてくることが重要。
本来はアジングロッドであるのでタナをキープすること自体は問題ない。
試しに堤防に沿って引いてくると、「コココッ」とメバル特有のアタリ。
メバリングロッドとの違いは、そのアタリがワームのどこを咥えているアタリなのか凡その検討がつくということ。
ワームを引いてきて、「テールの部分しか咥えてないな」とか「針まで口に入れてるな」とかが感触として伝わってくる。
これには正直驚いた。ここまでセンシティブとは思わなかったのである。
お次は針掛かりさせたあとのやりとりであるが、垂水一文字でトラウトロッドが役に立たなかったのはこの部分。
魚の引きと水流の重さに耐えきれず、バットまで曲がってしまうためラインブレイクが頻発したのだ。
今回の和田防ではそういったことは一切なかった。
24cmのメバルだと、トラウトロッドはバットまで曲がるが、アジングロッドはバット上部で止まる。
なんの心配もせずに抜きあげることもできた。
感触といいバットの強さといい、現段階では理想的な竿と言えるのではないか。
さて、お次は鬼門の垂水一文字での検証である。
とはいえ、しばらくタコ釣りで予定は埋まっているし、季節的にはジギング・タチウオと続いていく。
う~ん、検証は秋に持ち越しか…。
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