ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

2019年08月

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さて、小生の「いきなり乗合船に乗ってみた」シリーズの第3弾である。


ちなみに第1弾・第2弾はこちら。



 


前々からタチウオテンヤには興味があったのだが、なんせ電動リールが高すぎてまだ購入できていない。
4万円以上なんてお金はヒックリ返ってもないのである。
ヤフオクやメルカリをチェックはしているのだが、程度のよさそうなものが格安で出てこないのだ。

水深100mほどを狙うこともあると聞いていたから、さすがに手巻きでは厳しかろうし、巻き上げスピードが違いすぎて他のお客さんに迷惑もかかろうと思い二の足を踏んでいた。




マダコシーズンは自分の中では終了。
次の狙い物が定まるまではホームの沖堤で本来の釣りに戻ろうと考え、週末は通しで和田防に向かう予定だったのだが…なんと予報は風速7mの強風。

半夜であればなんとか踏ん張ろうか、というような風速であるが、通しで一晩中吹かれると堪ったもんじゃない強さである。


天候不順で中止=家でゆっくり、なんてことにはならないのが釣り人の悲しい性。
もう頭の中では釣りに行くつもりだったので急に予定が無くなっても困る。
困っているのは小生だけで釣行せずとも誰も困らないのであるが、行きたいものは行きたいのである。


他に何かないか、と色々な情報を集めていると、どうやら須磨沖のタチウオが好調で、しかも水深60mほどの浅場で釣れているという。

水深60mであれば松帆沖周辺のガシラ狙いとほぼ変わらない水深。
それならなんとか手巻きでも対応できるであろう。

ダメ元で電話してみた須磨の純栄丸さんが「1人だけなら乗れるよ~」という回答。
う~ん、まるでパズルのピースがパチパチとはまっていく感覚。
どんどんタチウオへと誘われていく小生。


ここまで条件が揃うなら行かねばなるまい!と自分に言い訳し、いきなりではあるがタチウオテンヤに挑戦することと相成った。


ちなみに竿などの道具がどこまで流用できたかの報告は次回に譲る。
今回はあくまで「タチウオテンヤ初体験で乗合船に乗るとどうなるか」のみ披露させていただくとしよう。


2019年8月25日、純栄丸さんが出船する須磨海岸に向かった小生、勝手に須磨漁港から出船するもんだとばかり思っておったが、実際行ってみると須磨の赤灯前から出船するというではないか。


どういうことだろう、と思いながらも現場に行くと謎は氷塊した。
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須磨のシーパルがある交差点を海側に入り、突き当りのゲートを抜ける時にゲートを操作してくれる人から番号札をもらう。ちなみに小生は18番。
ゲートを抜けてすぐ横が駐車場と受付。

上記画像の中央少し左寄りの自販機前が受付である。
愛想がよくて美人な女将さん?がいらっしゃるのですぐに分かるはず。
この美人女将に料金を支払う。


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その後、受付前に停車している軽トラに竿以外の荷物を積み込んで待機。


やがて軽トラが動きだし釣り人が竿を持ってゾロゾロと着いていく。
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「どこまで行くんだろう?」と思う暇もなく、目の前の波止でストップ。
どうやらこの小波止に船が着くらしい。

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しばらくするとこの通り船がやってくる。
この後、ゲートで渡された札の順番で乗り込む=釣座を決める、ということらしい。

ということは釣座は早い者順ということだが、18番というのはどれくらいの順番か、というと……小生が最後か?と思うぐらい遅い呼び出し順である。
後で聞いたら5:30集合で早い人は4時くらいから待っているらしい。
いやぁ、ご苦労様です…。


まぁ、超初心者なので良い席に座ったところで何もできぬ。
今回は勉強させてもらうつもりなのでどこの席だって同じなのだ。


早く埋まる席を見ていると、やはり大ドモから埋まっていく。
ということはトモ有利のドテラ流し?と思いきや、次はミヨシが埋まる。
??いったいどういうことだろう。
で小生が座ったのは残り物の左舷トモから3席目。
ガシラやタコであればそこそこ良い席である。
最後の人が小生の右隣りに入ったということはドテラ流しではないということか。


と色々考えているといよいよ出航。
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須磨一文字の間を抜けて

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朝焼けの中を疾走する。


ポイントは20分ほど走った場所。
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いわゆる「須磨沖」というやつである。西には明石大橋が見え、若干目を左に向けると淡路島の東浦が見える。


水深は70m弱。

船長さんの「やってよー。底から50mぐらいまで巻き上げて」とのアナウンスでテンヤを投入。


全くもって勝手が分からぬ。
よく考えたら、ここ最近、船釣りではガシラやらタコやら底物ばかりの釣りをしていたので、中層に浮いている魚の釣り方をすっかり忘れておる。
横目で悟られぬように両隣の御仁の挙動を盗み見てとりあえず真似てみる。

底まで落として、そのまま…えっそのまま?
いや、船長は巻き上げろと…あれ?聞き間違い?

なんて思っていたら、両隣ともに電動リールの自動巻き上げで巻き上げておられる。
それも超微速である。

なるほど、スローに一定で巻けばいいのか、と思っていたら左の方にいきなりヒット。
上がってきたのは陸から釣るサイズと明らかに異なるブットいタチウオ。


小生にも可能性があるぞ!!と稀にしかみせない集中力でリールを巻きあげる。


途中でなんだかコツコツと違和感。
?どうすりゃいいんだ?これがアタリなのか?合わせりゃいいのか?タイラバみたく巻き合わせなのか?

?マークをいっぱい出しながらも竿がそれ以上重くならないので30m付近まで巻き上げてくる。
う~ん、どうやら気のせいだったみたいだ。

船長の指示ダナは底~50mなので水面まで巻き上げずにそのまま底に落とす。

それを3回ぐらい繰り返した時に船長から「上げてよ~」のアナウンス。

水面までテンヤを巻き上げてくると
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えっ!?まさかのタチウオ!!


どうやら最初の違和感で掛かっていたらしく、その後も律儀にテンヤと一緒に上がり下がりしていたらしい。

陸から釣るにしても小さいベルトサイズだったので、小生の拙い腕では掛かっていることが分からなかったようだ。


それでも小生初のテンヤでのタチウオである。
型の大小関係なく単純に嬉しい。



次のポイントも同じような水深で、ウキウキしながら同じように巻き上げてみる。
が、今度は違和感がない。

5度ほど底を取りなおしたところで「上げてよ~」のアナウンス。

周りの電動リールがギューンと唸るなか、負けじと必死にリールを巻き上げる。


すると30m付近でドンッといきなりきた。

え?指示ダナでもないし、高速リーリング中だし…ボラか何かに引っ掛けた?なんて思っていたら、
まさかのタチウオである。
しかも指4本のナイスサイズ!!


ありゃ、こんなこともあるんだねぇ…ビギナーズラックって怖い…。


そんなこんなで一流しごとに1匹ずつ釣れていき、2時間後には
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なんと6匹も釣れてしまった。


ただ、こんなうまい話が続く訳もなくこの後暫く釣れない時間が続く。

だんだんと底が取りにくくなり、船長指示の水深よりも多めにラインが出ていく。
時たまオマツリしてしまうのだが、決まって右側の釣座の人とオマツリしてしまう。
ラインは左に流れて行くのにオマツリは右の人…2枚潮か!!


うわぁ、初心者には厳しいシチュエーションである。
そもそもテンヤが水中でどんな動きをしているのか分からぬ。
むむむ、こりゃどうすりゃいいんじゃ!?と戸惑いまくっていると…


「兄ちゃん、そんな小学生みたいな釣り方やったらアカンで!!」となんだか強面のオジサンが後ろに。

「うわぁ、ごめんなさい!!初めてのクセに調子乗ってすみません!!!!」と心の中で叫んでいると、小生の後ろから手を回し、竿を一緒に持って「こうやるんや」と耳元で囁かれる。

あら、恥ずかしい、そんなことされるとキュンとしちゃうじゃない…なんてご婦人なら思われるのであろうが、こちとらアラフォーのオッサンである。
オッサンがオッサンに背後から抱き着かれている構図というのは傍から見たらさぞかし気持ち悪いものであったろう。


この強面のオジサン、どうやら中乗りさんのようで、小生のヘナチョコぶりを見るに見かねて教えてくれようとしているらしい。


こっから先はもう軍曹と三等兵の関係である。

「今、上潮はどっちや!?」
「西から東であります!!」
「底潮はどっちや!?」
「東から西であります!!」
「やったら竿先がそんなに上でどうすんねん!!こうやってラインが張るまでクラッチ切らない!!」
「イエッサー!!」
「ラインが張ったらライン補正できた証拠や!クラッチ切って!!」
「サー!イエッサー!!!」

ホントにこんな感じですごい勢いで教えてくれる。


小生、どうやら強面で語気が荒い御仁の目に掛かってしまう体質らしい。
名田屋の大船頭といい純栄丸の中乗りさんといい、いやぁ、うれしいやら悲しいやら。
ホントに自分がドMで良かったよ。


でもこの中乗りさん、名田屋の大船頭と同じでなんとか釣らせようとしてくれているのがすごく良く分かる。
それも「こうなるからこうする」というような理屈を順序立てて説明してくれるのでとても分かりやすいのだ。

中乗りさんなので小生に付きっ切りという訳ではないのだが、時間がある限り小生の後ろについて教えてくれる。

おかげで酷い2枚潮で周りの方が釣れていない中、なんと3匹も追加することができた。


で、終わってみると初体験で9匹!!
初めてで9匹も釣れたら御の字だ、とホクホクしていたら
「兄ちゃん9匹か、トップやで!!」
と中乗りさんが笑いながら教えてくれた。

え…トップってどういうこと!?

マジッすか!!? まさかの竿頭!!!!


もう完全に中乗りさんのお陰である。
小生1人では絶対に釣れない数であった。


家に帰って長さを測ってみると
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一番大きいのでピッタリ90cm。

太さは
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指4本。
うん、納得のサイズである。


今回、初めての釣りに挑戦した訳であるが、2枚潮や大潮の激流でもない限り、比較的取っ掛かり安い釣りではある、と感じた。

ただ特殊な状況になった場合は途端に太刀打ちできなくなってしまう。
釣れないだけならまだしも、オマツリの原因になったりして周りのお客さんに迷惑をかけてしまう可能性があるので要注意。
そういう時は素直に船頭さんや中乗りさんに助けを乞うのが得策である。


悪運強くビギナーズラックと中乗りさんのおかげで竿頭になってしまった小生、こりゃ通って勉強せねばなるまいに。

となってくると電動リールが…。

当面の攻略対象はタチウオではなく細君になりそうである。




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先日の名田屋さんのタコ釣りが今期最終戦と思っていた小生だが、

なんと、知人の知人にお誘いいただきプレジャーボートにて2019年8月18日に泣きの再戦となった。


まさかもう1戦できるとは思わなんだのでかなり適当に用意をして明石浦漁港に向かう。
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今回は本気の釣りではなく、あくまでクルージングついでのタコ釣りなので出船は朝8時頃。

当然、名田屋さんも海蓮丸さんも出船した後である。



同船者4人でいざ出航。
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いつもの乗合船なら二見沖を目指すのであるが、遊漁船規定があるのでポイントは全然違うところ。
難しい規定はよく分からんのだが、なんせ岸から4km以内は釣っちゃダメなんだそうだ。
という訳で周りに船影が見えないかなり沖を流す。



プレジャーボートに乗ったのは初めてだったので「ホントにここで釣れるの?」と思いながらも、せっかく乗せていただいている身分なので意見も言えずに第1投。


岸からかなり離れているからか、結構深めの水深である。


ボトムにエギが着いていつもどおりトントンし始めようとしたら何やら違和感…。


うそ!!いきなり乗ってるぞ!!


一呼吸おいて大アワセ…かなり大きいぞっ!!と思った瞬間にスカッと抜ける…。


タコが外れたとかそういうレベルでなく、エギやオモリの重さも感じない…。

ま、まさか…これは小生がジギングで時たまやらかす…リーダーすっぽ抜けである…。



実は前回のタコ釣りでオマツリした際にかなり難儀なオマツリだったため、PE途中でカットして予備リールに変更していた。
それをすっかり忘れており、乗船してからPEとリーダーをFGノットで結節したのだ。
それがどうやら甘かったらしい。


う~ん、泣きの最終戦でキロアップが釣れたら格好良かったのに…。

と嘆いてばかりいてもしょうがない。


すごいマイナーポイントでもタコがいることは分かった。
あとはトントンを繰り返すだけである。


普段の小生なら「ここから急に釣れなくなった…」な~んて書くのだがこの日は違った。

次から次へとタコが乗ってくる。
同船者も順調にゲットしていき、船上は大騒ぎ。
なんとこの御仁、タコエギ初めてにも関わらず3連発。
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小さくてもこれぐらいのサイズ。
もう一回り大きいぐらいのサイズが普通に乗ってくるのだから面白い。


小生は
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デビルクラッカーでコツコツ数を伸ばし、わずか2時間ほどで10杯の釣果。
なお、前回に名田屋の大船頭に教えてもらったエギでもしっかり釣れた。


この日は朝から快晴無風で非常に暑かったのと、同船者が船酔いでダウンし熱中症が怖かったのでここでストップフィッシング。


昼前には港へと帰港とあいなった。


釣果は
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実際に竿を出した3人でこの倍くらい。
おそらく30匹弱だったと思う。


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小生は5匹だけいただき、残りは船を出してくれた方へお裾分け。

わずか2時間ほどの実釣時間であったが、泣きの最終戦としては十分な釣果であった。



さて、これでホントに今シーズンのタコは終了。


お次は…ノマセかタチウオか!?

しかし、電車釣行ブログのはずなのに船釣りばっかりしているな。
ブログの副題を変更しようか、本気で悩む今日この頃である。




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夏休みも終盤である。

娘が何やら悩んでおる。

小3だというのに眉間に皺を寄せて一人前の大人のように物思いに耽っておる。

いつもはプールに行きたい時ぐらいしか小生のそばに近寄ってこぬ娘が、私の方をチラチラ見ながらウロウロしておる。



「自由研究」の題材が決まらぬらしい。



最近は本屋に行けば「自由研究キット」なるものが売っているそうだが、それでお茶を濁すことを良しとせぬ細君が買い与えない。


どうやら小生に手伝わせようという魂胆である。



丁度よいことに前回の釣りで少々大きめのタコをゲットした小生、

タコを姿干しにして蛸飯の具材にしようと考えておったところ。


娘に「これこれ、お父様は今からタコの姿干しをするが手伝わぬか」「もしかしたら何やらの研究になるやもしれんなぁ」と言うと

「私は宿題で忙しいのですが、しょうがありませんね。お父様のことを手伝ってあげます」

ときた。

素直になれない年頃の娘であるが、可愛いので許すとしよう。



という訳で娘の自由研究を兼ねたタコの姿干し制作開始である。


必要なものはこちら。
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タコ糸・竹串・作業する台・台に張るサランラップ・それを止めるセロテープのみである。

タコを広げて干す関係上、どうしても台所のシンクでは狭い。
なので小生は庭にアウトドア用のテーブルを広げてサランラップを貼りその上で作業する。
マンション住まいの方やアウトドアテーブルがない御仁はリビングテーブルなどでもよかろうが、少々生臭くなるのでご注意を。


ここから先は小生のやり方になるので、正式なやり方ではない。かなり手を抜いたやり方なので、ちゃんとやりたい御仁は他のサイトをご参考あれ。


①タコを釣ってくる。
②内臓と目・口を切り取って冷凍。
③解凍して流水でヌメリを流す。

ここまでは他の料理と同じ工程である。
ちなみにタコのヌメリをとるために塩やヌカで揉むのが標準であろうが、一旦冷凍して解凍すれば流水で流すだけでヌメリは簡単に落ちる。
この関係で冷凍前に軽く茹でることもしない。
内臓等の処理だけなので釣行後は非常に楽である。


④タコを広げる。
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このように台に広げるのであるが、そのままではうまく広がらない。
一部ハサミで切れ込みをいれると広げやすくなる。


⑤串を刺す。
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本来は広げた際に一番上にくる足とその逆側の2番目の足を広げるようにして刺し、反対側も同じようにして串がクロスするように刺せたら正解なのであるが…素人の悲しさ、なんともうまくいかぬ。
そもそも串の長さがそんなにジャストフィットしないのだ。

まぁ、所詮は自家用のタコである。少々見栄えが悪くても大丈夫であろう。


⑥頭に穴を開けてタコ糸を通し物干竿に括る。
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本来のやり方は頭の中にもU字に曲げた竹ひごを入れて綺麗な形にするのであるが、串や竹ひごをU字型に曲げるのが一苦労なので小生はやらぬ。

な~んにもせずに穴を開けてタコ糸を通すだけである。

ちなみに何度も姿干しを作る御仁はタコ糸よりもS字フックの方がよい。
これだと急な雨でも場所をすぐに移せて便利なのだ。


⑦このまま天日で2日干す。
商品として売っているものは1~2週間ほど干すものもあるようだが、小生はあくまで蛸飯用に干すだけなので2日で済ます。
これでも夏場であれば水分は随分と抜けてちょっと固めのグミくらいの硬さになる。


⑧炊く。
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完全に干すと蛸飯にする際に水で戻す作業が必要になるが、2日ぐらいだとそのままでOK。
水で戻さず、1cm角ぐらいにチョキチョキとハサミで切っていく。

炊く際には酒やしょうゆなどで味付けするようだが、小生はそこらあたりの機微は分からぬので細君に任せることにしている。
読者諸兄はクックパッドを参考にされたし。


⑨出来上がり。
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なんとも美味そうな蛸飯である。
実際に非常に美味であった。


小生の作業をさも自分がやったかのように携帯の画像に収めていた娘、画像を出力し何やらノートに貼り付けておった。

眉間の皺が取れておったので、おそらく悩ましい自由研究問題は解決したのであろう。

美味しい物が食べられて娘の機嫌も良くなった、まさに一石二鳥の干しダコであった。




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前回でタコも最終かと思ったのだが、盆休み初日、ぽっかりと予定が空いてしまったのと、なぜか名田屋さんに空席があったのでホントの最終戦とばかりに出撃してきた。


すでに数釣りシーズンが終わり、残りタコの拾い釣りに移行しているのは前回の海蓮丸さんで実証済みなので



今回は数ではなく型狙いでの出船である。


2019年8月10日、名田屋さんの船着きに着いたのが3:30頃。
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海が荒れてない日の名田屋さんは久しぶり。

乗合船3隻のうち、若船頭の船・真ん中の船から埋められていくのだが、この日は予約が直前だったこともあり、かなり後の呼び出し。
久しぶりに大船頭の船での出船である。


前に大船頭の船に乗ったのは実に15年以上前。
先輩方に連れられて訳も分からず着いて行っていた頃の話なので、もはや初めてと言ってもいいくらいである。


この大船頭、一部では非常に有名人。

何で有名かと言うととても口が悪いのだ。
それはもう客を客とも思わぬような口の悪さ。
その昔、小生も罵詈雑言を容赦なく浴びせられたクチである。

ただ、その口の悪さにはどこか愛嬌があり、客に釣らせたい一心なのがよく分かるので、全く嫌な気持ちにはならないのだ。
逆にその口調が癖になり、久しぶりに大船頭の船に乗りたいなぁ、なんて思わせる不思議さがある。
しかも意外に優しくて、小生ひとりボーズになった時などは帰りにそっと大船頭が釣ったタコを持たせてくれたり。

ちなみにこの日は妙齢のお嬢様方が数人乗船されていたのだが、見ていると大船頭、お嬢様方には近づかぬ。
どうやら若いご婦人は苦手のご様子。
その様子を見ているだけでも面白かった。



さて、その大船頭、出船前になぜか小生のそばにやってきて勝手に小生のタックルボックスをゴソゴソ。

「なんやこのエギは。数ばっかりあって使い物にならんがな」
「辛うじていけそうなんはコレとコレやな」
「あとはゴミや。捨てていき」
「このビラビラも全部いらん。エギとオモリだけでええ」

と言って小生の仕掛けをいじりだす。


もうこの時点で何も知らないお客さんなら怒り出すところだろうが、小生は大船頭が昔のままなのが嬉しくて言われるとおりにする。
この大船頭、手釣りに関しては一級の腕前なのだ。
エギは最近の釣り方なので大船頭の腕前は知らぬが、タコに関する知識はハンパないのできっとエギもスゴいのであろう。


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という訳で大船頭指定のエギがこちら。

なぜこのエギじゃないとダメなのかも教えてもらったが、こればっかりは大船頭の船に乗って直接教えを乞うべし。
罵詈雑言とともに優しく教えてもらえますぞ。

ちなみに「エサや脂も巻かんでええ!!」と怒鳴られたが、こればっかりは実績があるので内緒でまきまき。



さて、当日のポイントはおなじみの二見沖。
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ただ、数釣り時期の水深10mまでとは違い、若干沖目の水深15m~20mあたりを流す。
やはり数ではなく型の拾い釣りのようである。


大船頭の「やってよ~」の合図でエギを投入。

すぐに答えは出てポツポツと拾っていく。


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こ~んなミニサイズも時折掛かるが数は非常に少なく、ほとんどが300gあたり。


小生には掛からなんだが、キロクラスがあちらこちらで上がっている…。
むむ、なぜに小生には掛からぬのだろう…。


とは言え、シーズン初期のような型が定期的に上がってくるので非常に楽しい。
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開始3時間でこれぐらいの量に。


ちなみに前々回のきもとさんでタコの大逃亡をくらった小生、


物は違うのだが、このような商品をエイト玉津でゲットして投入。
これでタコ逃亡の心配はなくなった。
いや、もうシーズン最終戦である。もうちょっと早くに投入すべきであった…。


その後もエギをトントンしていると、今だかつてない重みが!!

かろうじて巻き上げは出来るので地球を釣った訳ではないが、スプールに指を当てながら巻き上げてこないとドラグが滑るほどの重みである。

もしやこれは「キロアップ」というやつではないか。しかも1キロどころの騒ぎではないはず。

ラインが滑らないように、かつ切れないように指で調整しながら巻き上げてくると何やら黒い物体が水面へ。

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な、なんと「モーター」である。

なぜにこんな物が海のド真ん中に…。
そりゃ重いはずである。5キロもあるような鉄クズなんだから…。


気を取り直して再投入。

またもや凄い重みが…。

今度は藻にまみれた手釣り仕掛け…。


もう、皆さん、海にゴミを捨てるのはやめておくんな…。


さらに数投後にまた重み。


またゴミかいな、と上げてくると今度は本物である。

慌てて巻き上げてなんとかゲット。
キロには及ばぬが800gほどの良型である。


その後も大船頭に怒鳴られながらもなんとか数を伸ばして終了。
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スカリの1段目をタコで埋めるくらいは釣ることが出来た。
エギは大船頭チョイスのエギのみの使用である。


この日の成績は18匹で5.4キロ。平均300gであった。
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周りでは数匹しか釣っていないお客さんもいたので、大船頭のエギ選択はやはり正しかったと思われる。


今シーズンから始めたタコエギであったが、数・型とも初心者としては満足できるレベルではなかっただろうか。

ある程度道具も揃ったし、自分なりの釣り方というのも見つけられたような気がする。
来シーズンはもっと名人の技を盗んで数・型ともに伸ばしていきたいものである。




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暑い!!

もう暑すぎて外に出るのもイヤだっ!!

な~んて言う訳もなく週末はまたもやタコ修行である。



神戸の花火大会から帰宅したのが23時頃、風呂やらなんやらで寝たのが24時、翌2:30には起床してタコ釣りに向かうんだからアラフォーオヤジにはなかなかハードである。


という訳で2019年8月4日にお世話になったのが
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明石浦の海蓮丸さん。
※画像は海蓮丸さんのFacebookからお借りしました。

シャアザクみたいでものすごく目立つ船である。


良い意味で手作り感満載の船であるが、何と言っても素晴らしいのは船頭さんのキャラクター。
この人の船にまた乗りたい!!と思わせてくれる船頭さんは久々である。



さて前回、タコの大逃亡劇を演出してしまった小生であるが



海蓮丸さんのミヨシ側には
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このようなスカリが用意されており、全くもってタコが逃げ出す余地がない。

これなら小生のような間抜けでもタコはしっかりキープできる。



寝ぼけ眼の小生を乗せて、
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船は明石港を出船。一路二見沖へ。


ポイントに着いてみると
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快晴・ベタ凪、おまけに無風ときたもんだ。

こりゃ暑い1日になりそうだぜ……。



まわりを見てみると前回のきもとさんの時と同じく、なぜか船はまばらである。

盆が近づくほどタコ狙いの船が減るとは聞いていたが、ここまで顕著だとは思わなんだ。



ともあれ6時過ぎに釣り開始。

船頭さんによると前日は1人50匹ほど釣った人もいたそうで、数・型ともに好調だとか。


それを聞いた小生、いつにもまして気合をいれる。




エギをトントン。

トントントン。

トントントントン。

トントントントントン……。


釣れねぇじゃねぇか!!!!


船頭さんも首をかしげる。

「昨日までは早い段階で数釣れとったんやけどなぁ。友達の船もみんなアカンゆうてるわ…」



………もしや………タコも熱中症なのか……



それでもポツポツとは釣れだし、なんとか3時間で10匹ほど確保。
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分かりにくいが、この時点でまだこれぐらいの量…。

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全てこの組み合わせでゲット。というか、これの黄色にしか掛からなんだ。

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1匹だけこんな子ダコが掛かって海にお引き取り願ったが、この日は型が比較的良かったのが救い。

冒頭のサイズが結構な割合で混じったので型には大満足である。



ただここからがさらに苦しかった。

小生は左舷に陣取っていたのだが、潮の具合で船首は西向き。
おかげで左舷は常に淡路島を見る状況になり、つまり太陽がサンサンと降り注ぐ。

めちゃめちゃ暑いのだ。

右舷は屋根のおかげで日陰になっているのだが、左舷は直射日光+無風、しかも間の3時間ほどまったくアタリがなく、おまけにひどい睡魔が襲ってきてまるで修行のようであった。

思わず悟りをひらいてしまいそうになったほどである。


その間、色々なエギ・スッテ・タコ串を投入したものの
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全て無反応……。

いつもなら大活躍の猛者どもであるが、この日は全くの役立たず…。



船頭さん曰く、「どうやら数釣りは昨日までやったんやろなぁ。今日から型狙いに移行やわ」……。
「あっちの船に〇〇〇のテスターさんが乗ってて、その人で30匹ぐらいやて。やから普通の人で15匹も釣ったらいい方ちゃうか」…。

ものすごく正直に状況説明してくれるので気分は若干持ち直したが、ここまで前日との差が激しいとは。

小生、常々クジ運が悪いとは思っていたが、ここまで悪いと逆にフッきれるから不思議である。


「もう今日は日焼けに来たんだ」と開き直ったとたん釣れだした!!



いやぁたいしたもんである。

そこから良型3連発!!


……そのうち2匹を水面でバラしてしまったが……


何はともあれ良型をゲットして納竿できたのは重畳であった。



最後には
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船頭さんがタコを締めてくれるサービス付き。

遠方からこられている御仁にとっては何気にうれしいサービスではなかろうか。


釣果はさんざんであったが、今回乗せてもらった海蓮丸さんは素晴らしい船であった。

普通釣れていない時間帯はイライラしたり不平が出たりするのが釣り人であるが、船頭さんが異常に陽気で正直なので逆に楽しくなってくるのである。

色々アドバイスしてくれるし、他船の状況も教えてくれる。
おかげで自分の船だけではなく釣り場全体のことが把握できたので釣れないストレスはかなり軽減された。


やっぱり船釣りは釣果も重要だけど船頭さんの人柄も大切だなぁ、と改めて実感できた船であった。

うん、来シーズンは海蓮丸さんメインで釣行しよう。



この日の釣果は…
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たった14匹…。


でも重さはそこそこあって5.2kg。
平均370gほどだから船頭さんの言うとおり数から型へと移行し始めてるのは明確であった。


さて今シーズン、もう1度タコ釣りに行くか、それともタチウオやノマセに切り替えていくか…迷うところだなぁ…。




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