ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

2020年12月

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前回、見事な完全ボーズに終わった小生、細君と愛娘からはいつにも増して白い目で見られながらも「このままでは今年を終われない」とばかりに2週続けて明石海峡周辺へGO!!


12/13…大潮

「大潮」とは名ばかりで、比較的緩やかな潮の動き。
朝イチから淡路の富島沖あたりで停船、早速ジグを落とすと結構早い段階でツバス君がお目見え。
うわぉ、かなりイージーに釣れるじゃないか。これなら前回の雪辱を果たせそうだぞ!!


前回からベイトが何なのか皆目分からなかったので胃の中を調べてみると…カラッポ…。


そうかそうか、腹がすいていたんだな。
よしよしオジサンが美味しいジグを食わせてやるからな。



たまたまかもしれないがフォールで食ってきたのでこの日はフォール主体に組んでみることにする。

水深が40m前後なので、フォールといっても細かく刻んでいくしかないのだが、少し沖にジグを投げてできるだけジグが動く距離を稼ぐと…。


結構な頻度でアタリが。
ほうら、やっぱりお腹がすいてたんだな。
オジサンのジグは美味しいぞ~。


だがどうしてか分からぬがフッキングまで至らない。


「アウッ」
とか
「クソッ」
とか、いろいろウメキ声を出しながらなんとか
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1尾追加。


ちなみにこちらの腹の中もカラッポ。

おかしいなぁ、これだけ食い気があるならもっと釣れそうなもんなんだが…。


結局この日は2匹しか釣れず…。

腹ペコハマチが無数にいる状態でなぜかの敗戦…。
う~ん、やっぱり腕なんだろうか…。



な~んて落ち込む訳もなくその次の週も明石沖へ。
そろそろ細君の顔を見れなくなってきたぞ。

12/20…中潮

中潮ながら前回の大潮よりもよっぽど良い感じで潮が動く日。
出船から終了時刻まで潮が上げっぱなしである。
うんうん、やっぱり潮のせいだよね。
潮さえ良ければ小生だって爆釣できるんだからね。



この日はいきなり東側に走り激流からスタート。
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それも
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橋の真下からのスタートである。

ありゃ、ガシラ釣りのポイントじゃねぇか。
かなり根が荒いから気を付けないと…と思うもいきなりテンションが抜ける。

まさか…。

スパーンとリーダーが切られて…サワラの洗礼をいきなり浴びてしまった。


根が荒いだけにリアフックを付けることは出来ぬが、サワラがいそうな中層まではシャクリ上げず、底付近のみでメジロクラスを探す。


だが残念ながらこの日の激流は不発。


その後、またまた富島沖に。
そう、アタリ出まくりの西側である。


やっぱり前週同様アタリが頻繁に出る。
ふふふふ、今週こそはアタリを根こそぎ拾ってやるぞ。

とりあえずアタリを出すためにフォール中心に組み立てることにする。
ちなみにジグはシルバーのセミロング。
同船の方々はシルバーのロングジグが大多数であったが、前週からセミロングの方が調子よかったので引き続き短めのジグ主体に。



何度目かの流しで3席離れた御仁とオマツリしている気配。
シャクリのを止めてその御仁に声をかけようとした途端、ラインが走る。


いかん! まさかのサワラがヒットである。


オマツリしているのは確実。しかも相手はまだオマツリしていることに気づかずシャクリ続けておられる。


こうなってはしょうがない…間にいた別の2人を巻き込んで盛大なオマツリとなってしまった。


船長と中乗りさんのおかげでなんとか魚を回収できたものの、結構な数の人に迷惑をかけてしもうた。
当日同船されていた方々、貴重な時間をロスさせてしまい大変申し訳ありませんでした…。


でなんとかゲットできたサワラは
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なんと80cmの大物。

迷惑かけてゲットしただけに非常に複雑であったが、やっぱりうれしいなぁ。



その後もアタリが頻発し、他の船でも竿が曲がっている。
でもでも何故か前回同様小生には掛けることができない。


しつこくジャレついてくるハマチを何度目かのフォールでなんとかキャッチ。
胃の中を確認してみると
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カタクチ?イカナゴ?

どちらにせよタチウオではない。



であればブルピンに変更してシャクリ続けるもアタリはゼロ…。



食っているのはタチウオではない。
でもアタリがでるのはシルバー系…。
なんとも謎な状況…。


結局パターンを掴めないまま終了となってしまった。



この日、ノマセの船は爆釣していたらしくブリも釣れていたとか。

確かにアタリは多発していたので、何かスイッチを入れることができたら数釣りも可能なはずなのである。
問題はそのスイッチがなんなのか?

残念ながら年内はスケジュールが合わず釣行できない小生、なんとも消化不良な終わり方であったが…来年に宿題ということにしようではないか。


さて、今冬の明石海峡はどうであろうか。
昨年のように青物やマダコが釣れ続いてくれればうれしいのだが。






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何気なくマックスの情報を見ているといつもの海蓮丸さんでシマノのサーベルマスターを使える実釣会をやるというではないか。


このところテンヤロッドがしっかりこずに悩まされていた小生、渡りに船とばかりに速攻で申し込み。



で当日参加者にレンタルされたのは
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サーベルマスター&フォースマスター。

セットでゆうに10万円を超える小生にとっては高嶺の花なタックルである。


本音をいうと9:1の先調子をレンタルしたかったのだが、当日は1本しか用意されてなく、ジャンケンで負けて他の方の元へ…。

残りは8:2と7:3だったのだが、8:2はタコエギロッドで経験済みなので、この日は7:3をレンタル。自動的にじっと我慢の誘い合わせ釣法での挑戦とあいなった。



さてポイントは洲本沖。
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前回お世話になったDAIYUMARUさんも登場。
それにしても鳥山がすげぇな。


この日は着いてそうそうアタリ連発で
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3本半メインに
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あっと言う間にツ抜け。


それにしてもサーベルマスター、お値段がお値段だけに非常に釣りやすい。
リールとのバランスが良いのか、持ち重りが全くしないので疲れないのだ。

しかも7:3ということもあり掛けてからが面白い。
すごい綺麗なベントカーブで竿がキュンキュンと曲がってくれる。
う~ん、欲しいなぁ…。


この日はマックスの店員さんと何年か前のタチウオキングチャンピオンの方が講師として同船しておられ各釣り人の後ろから何かとアドバイスをくれる。

小生は誘い合わせの時の合わせるタイミングがつかめず無駄にエサを消耗するクセがあるので、ここを重点的に教えてもらう。


タチウオキングの方が「今です。今です!」とアタリが出るたびに声をかけてくれる。
オマケに横で竿を出してお手本まで見せてくれるから非常に勉強になった。


でもね…。
そのロッド、明らか9:1ですよね…小生は7:3なの…同じタイミングで合わせてもテンヤが動かんのよ…。


とは言いつつ、次回に9:1を使った時のために必死でその方の竿さばきを見て学ぶ。

意外だったのは大合わせではなく、非常にコンパクトにスパッと合わせておられたこと。
何なら竿先が50cmほどしか動いてないんではないか、というぐらい小さな動きである。


こればっかりは横で見てないと分からなかった動き。これだけでも参加した甲斐があったというもんだ。


その後、この方が自作されたエサを分けてくれた。
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イワシの頭と内臓をとって塩と味の素で締めたもの。

見た感じ締めすぎてシオシオになっている。

これを
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テンヤの軸を隠すように装着。

なんでも非常にエサ持ちがよく、これ1匹でタチウオ20匹はいけるそうだ。

実際、後半はこれ1匹で通したし、タチウオのアタリも通常イワシと変わらなかった。

よし、次回は自作にて挑もうではないか。




さて肝心の釣況だが、始めこそアタリが頻発したものの、途中から全くアタリが無くなった。

そういう時に便利なのがコチラ。
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探見丸さんである。


なんと、こちらは1組にひとつレンタルしてくれた。
小生は1人で参加だったので専用機としてレンタル。なんて贅沢な。


で画面を見ると、アタリのないときは画面が真っ白。
タチウオが全くいないか、タテ泳ぎをしていて魚探に掛からないかのどちらかである。

ちなみに立って泳いでいる時のタチウオはやる気のないタチウオ。
つまり魚探に映ろうがどうしようが釣れないタチウオなのである。


で、たまに黄色や赤で魚影が出てくる。
その水深に自分のテンヤを素早く合わせるとほぼ100%の確率でタチウオからの返事が出た。


後半は非常に魚影が薄い中での釣りになったので、この探見丸がなければ1/5も拾えなかったのではあるまいか。


という訳でシマノさんのタックルをベタ褒めする回になってしまったが、お高いだけあって非常に使いやすい釣果に直結する道具であった。

探見丸を合わせると15万円を超えてくるセットではあるが、懐に余裕のある御仁にはオススメのセットである。


小生は…とりあえず年末ジャンボを買いに行こう…。






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釣り歴25年ほどの小生ではあるが、船釣り歴はもうちょっと短くて20年ほど。
途中10年ほどブランクがあるので実質稼働は10年ほどである。

その10年の間、真冬の数ヶ月を除けば、1ヶ月に2~3回は釣行している。
12か月のうち9か月釣りをしているとして、平均1ヶ月2.5回とすれば、10年で225回の釣行。
沖波止や釣り堀釣行などもあるので、1/3を船釣り以外とすれば10年で150回は船に乗ったことになる。


150回といえばなかなかの数字と思うが、今までで1度も経験したことのないことが。


「完全ボーズ」


である。


「完全ボーズ」とは

本命はもとより外道すらヒットせず、「クーラーを洗う手間が省けてラクチンラクチン」なんて強がって、影でシクシク泣いてしまうこと。

可愛い娘に「何故今日はお魚のお土産がないのですか」と聞かれ、「今日は釣りに行ったんじゃないよ。お父様は海洋調査に行ったのです」と涙ながらに答えなければならない、非常に悲しい結果のこと。

願わくは体験したくも聞きたくもない、邪悪なキーワードなのである。




明石周辺で釣りをしていて、「完全ボーズ」はなかなかに珍しい。

適したシーズンに適した魚を狙っていれば型は小さくても1匹ぐらいは釣れるのが船釣りである。

それが何故…。



さて11月29日、大潮2日目の午後便。ジグを引っ提げてリタックルさんへとイソイソと向かう。
午前は潮の動きが鈍いものの、午後からは潮がジギング向けの動きとなる日。
前日はあいにくの風で欠航。
午前便は船中ハマチ60匹。

かなり緩い潮の午前便で60匹であれば午後便はどれだけ釣れるんだろう、なんてワクワクしながら出船。
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前日は冷たい風が吹いていたが、当日は日差しは暖か。波も小さく絶好の釣り日和。



ポカポカしながらまずは鹿の瀬へ。
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撃沈…。



船長も必死に魚影を探してくれるが、どこを流してもかすりもしない…。



数が無理ならば型狙いとばかりに激流へ。
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撃沈。


追い打ちをかけるように着底根掛かりでジグを3個ロスト。



そのまま南に下って東浦の沖あたりを流すも、右舷トモの人がツバスを3匹掛けたのみで終了…。

小生もサワラらしきアタリで何かをヒットさせたが、巻き上げ途中でフックアウト…。


追い打ちをかけるようにサワラカッターでジグを2個ロスト。



そのまま夕暮れを迎えて…。



なんと、人生初の完全ボーズである…。



トモの人がかけたツバスも事故的な感じで、ご本人も「何故自分だけ釣れたんだ?」と首をかしげておられた。


船長も「久々にやってしもた…」とうなだれていたので、予測できないようなよっぽどのイレギュラーだったのだろう。


ちなみに翌日の午前便は船中メジロ9匹、ハマチ142匹…。


ハマチ142匹って…。



このままじゃ今年を終われない…。
年内にもう1回、なんとかジギングで青物を釣って、娘からの尊敬を再獲得せねば…。

また完全ボーズだったらどうしよう…。






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