前回のタチウオテンヤの時、たまたまタチウオジギングの方々と同船だったのだが、
この時、テンヤよりもジグの方に反応がよくトントンと釣りあげられる銀太刀を見てものすごくうらやましかった。
そもそも小生、15年ほど前はエサ釣りよりもジギングメインで船に乗っていた時期もあり、何気にジギングにも対応できたりするのだ。
ただ、15年以上も離れていれば道具も古くなっているし知識だって薄れている。
15年前のジギング環境がどんなもんだったかというとソルティガZ20が釣具店のショーウィンドーの一番いいところを占めており、確かまだ右巻きだけの販売だったはず。
ロッドはソルティガやポセイドンシリーズが魚種やジグの重さ別にようやく揃い、ゼナックやダイコーも頑張っていたころ。
ジグではザウルス・ヒラジグラのオリカラが各釣具店で販売されており、メインは80~100gで重くても150gくらい。それをブットくて重いロッドで必死にシャクッていたような時代である。
えっ!?
今、こんなに高いの?
ヘタしたらワゴンセールで1個700円ぐらいだったジグだぜ…。
そういえば、「ロングジグ」なんてものが流行りだして「なんじゃこの長いジグは…」と釣具屋で愕然とし、300g以上のジグを見て「こんなジグを1日シャクれる体力なんてねぇよ…」なんて言っていた覚えがある。
釣行先は日本海がメインで「青物はやっぱり日本海でしょ」なんて盲目的に信じられていて、丹後半島周辺では「タンゴジャーク」なる必殺技が広まりだし、釣れない時は同船者が一体となって遠投してはジャカジャカ巻いて魚を寄せていた。
ロッド・リール・ジグなど全てが高価で、日本海に通う交通費も膨大…大抵1日便だったから船代も瀬戸内の船の1.5倍から2倍くらい…。
今思えば、よくもまぁ通えたな、と不思議になるくらいお金のかかる釣りであった。
つまりお金持ち向けの道楽だったのである。
小生も独身であったから大丈夫だったが、当時の調子で今お金を使えば間違いなく細君が鬼に変わるであろう。
うわぁ怖い。
そんなレトロ感溢れる小生が知識なく飛び込んではさすがにマズい、しかもできるだけお安く道具を揃えたい、とネットで情報収集していたら、なんとタイミングのいいことに「ジギングフェスティバル」なるイベントが開催されるというではないか。
しかもジグの安売りや、メーカー協賛の1,000円で超豪華賞品が当たるガチャガチャプレゼントもあるらしい。
これは渡りに船である。という訳で2019年10月13日に突入してきた模様をレポートしよう。
開場は9時で、事前情報によるとこの時間に行かないとガチャガチャの整理券配布が全部終わってしまうとのこと。
まるでパチンコ屋の新装開店みたいじゃないか。
ともあれ情報を信じて9時少し前に最寄り駅に着くように家を出発。
開催地は鶴見緑地。
などとブツクサ言いながら会場のあるハナミズキホールに向かうと…
最後尾に並んで前を見ると…
間違いなく500人以上は並んでいるじゃないか。
こりゃガチャガチャの整理券をゲットできぬのではないか、とソワソワしていると、某四季の釣りで有名な赤い人が登場して拡声器で
「ガチャガチャ整理券は十分な数がありますので、開場しても走らないようにお願いしま~す」
とおっしゃる。
さすがお金持ちの釣りである。
そこら辺のイベントと一緒にしちゃぁいけない。
500人ごときでソワソワする必要なんてないのである。
開場時間になり列が進みだす。
これが比較的スピーディーに進んでいくので「スタッフさん、すごい対応力だな」なんて感心していると再び赤い人が登場。
「ガチャガチャの整理券が残り少なくなってきました。おそらくこの拡声器の声が届く方ぐらいまでかなと思います」
「ガチャガチャをされないお客様は隣の入り口から入ってくださ~い」
なんて親切なアナウンス。
小生、十分届いておりますよ。ガチャガチャする気満々ですよ。
列を離れる気なんて毛頭ございませんよ。
さらに列は進みもう少しで入場口に到達というところで三度赤い人が。
「もうあと20枚ほどです!外にお並びの方にはお配りできそうにありません!!」
………
あんた、十分あるって言ったじゃないかよぅ!!
あるって言うから並んでたのにぃ!!!!
結局タッチの差で整理券をゲットできずガチャガチャに挑戦できなかった。
賞品を見てみるとものすごい豪華…。
無理なもんは無理なので、後ろ髪引かれつつもガチャガチャをせずに会場に入る。
うん、本来の目的は最新ジギング事情をゲットすることなのである。
物欲よりも知識欲。
小生のように出来た人間になるとお金で解決できるようなことに興味はないのである。
さてさて、各メーカーのブースに向かって昨今のジギング事情を聞きだそうじゃないか。
…………
目の前には
あっさり物欲に負けてしまい列に並ぶ小生。
1回500円。
白い玉が出ればハズレでジギング用のフックが2袋、1等は金色の玉でロッドが当たるそうな。
小生の2人前の御仁が2,000円で4回ガラガラを回すも全部白色でフックを8袋。
そりゃそんなに当たらんわな。
小生は運試しなので500円玉1枚を握りしめているのみである。
縁日にきた小学生のノリ。
すぐ前の御仁も2,000円で4回ガラガラ。
そんな物欲に目がくらんでるとハズレばかり引きますよ。
漢は黙って一発勝負でしょう。
ぐるぐる回す前の御仁。
白・白・水色…、うん?色付きの玉だ!!
水色はTシャツがもらえるらしい。
へぇ~、当たるもんだねぇ。
と思っていたら最後に金色が…。
握りしめていた500円玉をそっとポッケにしまい、財布から千円札2枚を引っ張り出す小生。
漢は黙って4回勝負。力を込めてグリグリ回す。
白、白、白………ピンク!!!!
な、なんか当たった!!!!
手渡されたのはサンバイザー…。
微妙だなぁ…。
ちなみにもらえたのは
この2種類…。
うわぁ!
サンバイザー+フック6袋で合計8,360円もするじゃねぇか!!
微妙って書いてごめんよぅ!!
2,000円どころか3,000円やってりゃよかった…。
後悔しまくりであるが、物欲より知識欲である、と自分を慰めて次のブースをご紹介。
エサ釣りの御仁には「カツイチ」と言えばピンとこられるのではないか。
言わずと知れた老舗のフックメーカーである。
ここでは「PIKE」という新作ジギングフックの試供品をゲット。
これのヘビータックル用らしい。
しかし、ひと昔前に比べてフックも細くなりましたな。
これで大物用の太さなんだから技術の進歩ってのは大したもんだ。
マ、マジですか?
昔のロングジグどころの騒ぎでない長さじゃないですか。
しかも高いよ…。
でも使い方はタンゴジャークらしい。
いやぁ、急に親近感が湧くなぁ。
ここでは300円でクジ引きをやっておられたので挑戦。
当たればジグをひとつもらえるらしい。
うん、安定のハズレです。
ストラップをもらって次のブースへ。
なんと300gくらいのジグを使うロッドを展示…。
300gなんて昔じゃ丸太みたいなロッドを使ってたんだが…こんな細くて軽いロッドでシャクれるなんて。
ここでもガチャガチャがあって1,000円と少々お高いものの、見ているとロングジグが結構な頻度で当たっている。
ハズレでも中ぐらいの大きさのジグみたいだから美人なお姉さんに1,000円払って挑戦。
はい、ハズレです。
しかも鯛狙い用のジグ…。
使うことねぇよ…。
ちなみに貰えたのはこちら。
うおっ!こちらも1,500円超え。
確か1等でこれぐらいのジグだったと思うので、それを考えたらハズレでもかなりお得なんだねぇ。
こちらはカラフルなロッドを展開。
へ~、ほんとカラフルだわ。
カッコイイカラーもあってこれは欲しくなるなぁ。
ロッドを買うならコチラで買おうかしらん。
なんだかすごく聞いたことのあるメーカーさんなのだが、どこで聞いたのか判然とせぬ。
昔からのメーカーさんだろうか?
ここでは使いやすそうな防水バックを格安で販売されていたので迷わずゲット。
2周目に回った時には売り切れていたので人気商品なのであろう。
ものすごくタチウオ向けなカラーのジグがおかれていたので話を聞きたかったのだが、お客さんが多すぎて担当者さんが大わらわ。
お姉さんが見るに見かねてノベルティを色々くれたのだが…やっぱり人気ブースは早めに訪れるべきでした。
でも、タイラップやフックの試供品やステッカーをもらえたので大満足である。
昔からの釣り人は「谷山商事」の方が通りがよいか。
もう、パネルからしてタチウオである。
ここらへんはテンヤと一緒。
う~、欲しいなぁ。
他のメーカーのジグがひとつ2,000円オーバーも当たり前というなか、このお値段はかなり魅力的。
ふむふむ、ジグはこちらで揃えるのも一興。
他にも沢山のメーカーさんがブースを出しておられて、ジグを3個で1,000円なんて物などゲットしつつ思わず3周もしてしもうた。
フィッシングショーとは違い、「ジギング」という特定された釣り方に焦点を当てているのでブースを出す方も見る方も非常に繋がりやすいでしょうな。
熱気がフィッシングショーよりも上のように感じたぞ。
ちなみにちなみに当日の戦利品は
う~ん、これは来年も行かねばなるまいに!!
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