2019年11月17日、またもや青物狙いで沖波止へ。
この日は神戸マラソンの日なので河内渡船周辺道路は14時まで封鎖。
帰宅時にドンピシャはまってしまう。
同じ理由で須磨も垂水も渋滞が目に見えている。
それならば、とたまには目を西に向けて本荘ケーソンに渡ってきた。
正確には沖波止ではなく地続きなのだが、根本が私有地であるため渡船利用でしか渡れない波止。
当日はくさべ渡船さんの始発で渡ったので波止到着は5時過ぎ。
まだ夜明け前でヘッドライト必須である。
うかうかしている間にもうすぐ冬じゃないか。
うまいこと波止先端の白灯に釣座を構えることができたのだが…。
いやぁ、なんというか…ゴミだらけである。
船着きから白灯までは綺麗だったのだが、灯台根本だけゴミだらけ。
風で飛ばされそうなゴミが残っていたので最近竿を出された方のゴミだと思うが、自分が出したゴミくらい持って帰りなさいよ…。
気を取り直して、この日はいつものジギングに加えてノマセも用意。
朝イチにサビキでアジを釣って、それをエサにドデカいヤツを釣りあげようという魂胆である。
着いて早々ウキウキとサビキの用意。
滅多に買わないアミエビをカゴに詰めて足元へ投げ入れる。
な~んの反応もないな。
そりゃそうか、まだ夜が明けてないもんな。
夜が明けるまでジグでも投げとくか、とタチウオ狙い兼用でゼブラカラーの40gにリアフックを付けてブン投げる。
いやぁ、やっぱり気持ち良い飛びですな、ジグパラジェット。
全く釣れる気配がないけれど、あんまり気持ちいいので投げまくっていると波止の根本側からレジャーボートが。
目の前を通過すると同時にリールがギューン!!
ま、まさか…。
ここで魚のアタリと思うほど小生も落ちぶれちゃぁいません。
ええ、持っていかれましたとも、ジグとPEを50mほど…。
っていうか、そんな近距離通るなよ…。
ペラに巻かれると面倒でしょうよ…。
リーダーを結びなおしている間に夜が明けてきたのでサビキに戻る。
アミエビ詰め詰め、ポチャン…。
アミエビ詰め詰め、ポチャン…。
アミエビ詰め詰め、ポチャン…。
釣れねぇ…。
マズいぞ…。
アジが釣れないとノマセが出来ない…。
しょうがないのでジグに戻る。
ブンッ!底まで沈めてジャカジャカジャカ。
ブンッ!底まで沈めてジャカジャカジャカ。
ブンッ!底まで沈めてジャカジャカジャカ。
釣れねぇ…。
足元はボラの大群…時折大きなエイが悠々と…。
むっ、よく見るとサヨリが大群で泳いでいるじゃないか。
アミエビもあるし、コイツらを釣って暇をつぶそうじゃないか。
ワインドロッドにサビキのウキを付けて、持ってきていた中で一番小さな針を結ぶ。
アミエビでもしっかりしたやつを針先につけてサヨリの進行方向に流してやると、いやぁ、これが面白いように釣れる。
小生の隣で竿を出されていたお兄さんもマネをしだし、一緒になって釣りまくっていたら、瞬く間に30匹ほどになった。
バッカンの中のサヨリを見てお兄さんが一言。
「これを泳がせたら釣れるんじゃないっすか?」
小生、サヨリの泳がせなんぞ聞いたことがない。
まさか、それでは釣れんでしょう、と適当に返したら、
「ちょっとやってみましょう」とお兄さんが自分の竿の針にサヨリを背掛けにして足元に放りこむ。
途端にリールがギューン!!!!
え、まさかのサヨリで!?
お兄さん、手慣れた感じで糸を送り、十分飲ませた頃合いで竿先を上げる。
乗った!!!!
お兄さんのルアーロッドがグンッと曲がる。
グリグリと巻き上げてきて水面に浮かんだのは…シーバスっ!!!!
タモ入れを手伝うべくお兄さんのそばで構えるが、シーバスが急に反転し潜る。
プチンッ! 無念のラインブレイク。
あー、と崩れ落ちるお兄さん。
相当くやしそうだったが、それでもサヨリをエサに魚が釣れることが分かった。
となれば小生もマネするのみである。
バッカンの中から元気なサヨリを選んで背掛けで放りこむ。
ウキがスーッ…。
……まさか…小生もすぐに答えが出たよ。
ただ、お兄さんの時とは魚の引き方が違う。
リール巻いてもすぐに出されてしまう。
これはなんだ?
小生、今までボラだのエイだの散々外道を釣ってきたが、そのどれとも違う。
シーバスに至ってはルアーでもエビ撒きでも釣ってきたが、やはりその引きでもない。
そもそも小生の使っているのは磯竿3号、シーバスであれば1.5号でも上げる自信があるが今回は竿をノサれてしまい立てるのも難しい。
10分ほどやりとりしてやっとウキが見えてきた。
そのまま見せた姿は…あ、青物!!!!
ウキが波止際ギリギリまで走ってきてこのままではラインが擦れてしまう。
急に緊張する小生、思わず竿を立ててスプールを押さえてしまった。
その途端にプチンッ!!!
まさかのラインブレイク…。
急いで仕掛けを作り直し、サヨリを放り込むが…その後は・・・残念ながらアタリなしであった。
逃がした魚は大きいと言うが…アレはホントに大きかったなぁ。
という訳でまたもや本命ボーズである。
悲しきボーズ道、どこまで続くのやら…。
ちなみに、お土産になったサヨリは
背開きにして天婦羅にしたが非常に美味で細君も娘も大喜びであった。
家族の喜ぶ顔を見れただけで良しとしようか。
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