明石沖の夏ハマチといえば8月2週目スタートというのが諸先輩方の共通認識であろう。
年ごとに若干の微ブレはあるものの、どういった訳か明石のハマチさん達は盆あたりから「なんかやる気が出てきたけんね!!!」と必死にジグを追っかけだす。
ところがだ。
今年はなんだかおかしい。
盆の1ヶ月以上も前から1人2ケタ以上の日がポツポツと出てきたのである。
思えば秋の青物は3月まで釣れ続いたし、マダコに至っては昨年からずーっと釣れ続いている。
代わりにタチウオが全く振るわず、なんだかおかしな状況でいつもの常識が通じない。
確かに水温は高いままで推移していたものの、6月25日あたりから明石沖水深5mの水温は昨年、一昨年並みで推移している。
いまいちハマチが釣れ出している理由が分からん。
理由が分からんのであれば実地調査するしかあるまい、と7月5日にリタックルさんのお世話になってきた。
学術的好奇心が小生を突き動かすのである。ただ釣りに行きたいだけじゃないかという指摘は聞こえない振りをしておこう。
今の時期はタコ全盛期なのでジギングは昼便での出船。
大潮、しかも昼から上げ潮なので昼便でも全然OK。
この日の予報は大雨で出発直前まで服装に悩んだのだが…リタックルの店舗前に着くと
雨よりマシだが、こりゃ熱い1日になりそうだぜ。
という訳で
あくまで小生の感覚だが、タチウオポイントのやや南西寄り。
水深30~50m。
何がベイトなのか分からんので、とりあえずブルピンの180gでご機嫌伺い。
ひと流し目は不発だったので、もしかしたらイカかもと思って金赤の200gに変更して2流し目。
これが大当たりである。
イカのようにフワリフワリとジグを動かしてドンドンと2連発。
50cmほどの太いハマチをゲット。
ふと周りを見てみると船中皆が竿を曲げている状態でオマツリが若干発生しつつも皆さん釣りまくっておられる。
こうなってくるとハマチが狂っている状態になるので、どんなジグを落としても食ってくる。
う~ん、完全に夏のパターンじゃないか。
小生、ウヒャウヒャ言いながらあっというまに7匹ゲット。
その後何度も同じ海域を流しなおして皆さん順調に数を伸ばしていくが…
小生は急にバラしまくるようになり数が伸びない。
う~ん、どうしてだ?
ジグに当たる感触はあるのだが、じゃれてるだけで飲み込んでいる感じじゃなくなっているのだ。
さっきまでの調子よさがウソのようにストレスだけが溜まっていく。
お隣さんが釣ったハマチの内臓を処理しているのを横目でみていると、予想どおりにベイトはイカ。
う~ん、パターンは間違えてないよなぁ…。
ん、あれ、イカは確かに食ってるけど…他のハマチからはカタクチイワシが大量に出てくるじゃないか。
むむっ、なるほど、イカを食っている個体とイワシを食っている個体がいるのか。
であればイワシカラーのジグに変更すると、あら不思議、また釣れ出しましたよ。
相変わらずバラしは多いものの数本追加して
ちなみに水面でバラシしたのが5匹、水中で掛け損なったのは無数…。
船中トップは23匹だったから、もう完全に腕の差である。
この日はどうやら別船でさらに上の釣果もあったらしいし、その後の釣果も好調ぶりが続いている。
この後の小潮周りで若干落ち着くと思うが、次の大潮周りはおそらく…。
さて、予約をいれて再度挑戦といきますか。

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