あ~寒い寒い。
少し前まで半袖を着ていたような気がするが、今や船上ではヒートテック+フリース+ダウン+レインウェアでまだ寒い。
海の中も同様なようで、お魚さん達もさぞかし寒い思いをしていることであろう。
昨年より1度ほど低い水温で推移している大阪湾、12/14現在の明石水深5mでわずかに16度である。
この水温になってくると当然タチウオの誘い方も冬のそれに変わってくる。
即掛けや巻き合わせではなく、誘って誘って誘いあげてもなぜだか掛からないあのイライラ釣法である。
12月初旬はどの船も釣果が低調で、良い人5匹だとか10匹だとか…
急激な水温低下でタチウオがへそを曲げたのか、急に気配が無くなってしまったらしい。
そんな状況だからこそ釣りに行きたくなってしまうドMな小生、もしかしたら名田屋さんだったら釣れるかも、と前日に予約。
12/11、前情報だとやっぱり釣れてない。
これだったらお客さんも少ないだろうと、ゆっくり目に名田屋さんに到着すると、いやはやなんのその、2船体制でのテンヤ釣りである。
釣れてないのに皆さん好きだねぇ。
名田屋さんは予約順に好きな席を選んでいく方式。前日予約だったものだから、呼び出しは最後の方。
ただ、洲本沖ということで1時間以上走ることを考えてか、皆さんミヨシを敬遠。
洲本沖まで少々航程があるので風が当たらないところに逃げてひと眠り。
エンジン音が小さくなったところで目を覚ますと
やっぱり冬の朝焼けは綺麗ですな。
この日の水深は90~130m。前回より少し深いライン。
ただタチウオの反応があるのはだいたい70~90mラインだったので底まで落とす必要はなし。
早速50号テンヤにイワシを括り付けて投下。
ちなみに小生、またまた変なM体質がうずきだし、どうせ釣れないのなら冬の釣りではなく即掛けで通してやることにした。
何故かって?
特に意味はない。痛い目にあってる自分に酔いたいだけなのである。
という訳で90mラインからハンドルを高速2回転→ストップ5秒、小生なりの即掛けモードで誘っていくと…
このまま幸先よく5匹ゲット。
全て即掛けで我慢の誘いは一切なしである。
あら、これじゃドM気質が満足されないじゃないか。
日が昇ってからも好調で
確かに最盛期に比べると合わせ損ねが多発するものの、合わせ損ねたタナを再度攻めると高確率で掛けることができた。
グロー系でアタリが落ちてきたのでテンヤを金赤に変更。
すると…
ああ、これだけ釣れると気分がいいなぁ、なんて目を細めながら沖を見ると
や、いいものが見れた、と反対側を見ると
?
南向きにも北向きにも同じ船?
海王丸って兄弟船がいたんだろうか?
それにしても同型帆船が入れ違いに出入りするなんてレアなんではなかろうか。
な~んて考えておったらもっとレアなケースが…
80mラインでハンドルを高速回転中にガツンと針掛かり。
どうもタチウオの掛かり方と違う感じだったし、掛かった後に若干走る。
ああ、これはサバでも掛けたかな、と思っていたら…
お隣の常連さんによると、ドラゴンが掛かった時の暴れ方らしい。
でもでも太さは立派なので
デッカくみえますなぁ。
最後まで即掛けで押し通して、この日の釣果は27匹。
前日までが不調だっただけに「すわ竿頭か」と期待を持ったが、そんなにうまくいくはずがない。
竿頭は44匹…。
ただ、この御仁を除けば他の船でも26匹止まりだったので、当日の状況としてはかなり良い線を行っていたはずである。
冬でも即掛けでなんとかなる、と気分よく帰宅し
小生:「ほら、3匹でまな板いっぱいの大きさだぞ~」
細君:「……(バカじゃないの)」
娘: 「フグの方がいい…」
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