ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

カテゴリ: その他

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前回に引き続き釣行記事を書けぬ。

とは言ってもブログを更新しないと読者諸兄に申し訳ないので、今回もこのような記事でお茶を濁すとする。



ある場所でちょいと面白い本を見つけた。
冒頭画像のムックで「週刊釣りサンデー 別冊魚シリーズ6 メバル アイナメのすべて」である。


「週刊釣りサンデー」、オジサンと呼ばれる年齢の諸兄には懐かしい名前ではなかろうか。
その別冊で昭和57年の年末に出された。なんと35年ほど前である。
通巻番号が載っていないので雑誌ではなく書籍として発刊されたものであろうか。


釣りサンデーと言えば阪神さんが司会のビッグフィッシングで今なおご活躍のご意見番、今井浩次さんが編集局長をされていた雑誌である。
確か、廣済堂に雑誌名称が売られてその後休刊になったような気が。今も続いているのであろうか。

そういえば、ビッグフィッシングの情報提供って元々は釣りサンデーだったような。今は釣場速報に変わっている。時代は移り変わるものですな。


ともあれ、冒頭の書籍は株式会社釣りサンデー時代のものである。



この雑誌の何が面白いって、この35年間の釣りの変遷が分かって面白いのだ。


まず表紙をめくると…
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オリムピックと宇崎日進の広告が躍る。

現在の釣り雑誌ではありえない広告順位である。
オリムピックがこんなにメジャーメーカーとして広告を出していたことが懐かしいし、宇崎日進のチヌ竿などまるでヘラ竿のような持ち手である。


モノクロページにも面白い広告があり、
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ダイコーのリール。
えっリール!?

小生、ダイコーのロッドが好きで数本所持していたのだが、リールを作られていたとは知らなんだ。
というか竿以外でダイコーのマークを見たことないぞ。
ちなみにこのダイコーから独立された方が作ったのがメジャークラフトである。
ダイコーの技術がきっちり受け継がれているのはうれしい限り。



カラーページに入って、
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右ページ、なんとメバルの手釣りである。

特に特殊な釣りだという表記もないので、この頃はごく一般的な釣法だったのであろう。


もしかしたら明石のマダコや和歌山のマダイやイサギの手釣りも激レアな釣法になっていくのであろうか。


さて次のページをめくると…
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少し見にくいが、画像右下に(神戸第7防波堤)とある。


ん?もしかして7防のことか?
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これも分かりにくくて申し訳ないが、現在の7防は沖側が上の画像のとおり高い壁になっている。

今でも満潮になれば低い方は水没するような波止ではあるが、昔は全くのフラットだったんですな。




でもでも…
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和田防はこのとおり、35年前から変わりません。
しっかり河内渡船さんも載っております。


でも、よく考えたら高速が通れば変わっちまうなぁ。
う~ん、どうなるんだろう。



さて記事面に突入していきなり…
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「専用竿ない」とのビックリ見出し。


現在では皆さんご存知の通り、船竿であれば3m前後のインナーロッド、波止釣りでもメバル専用の振出、ノベ竿、ルアーロッドと「専用」でも多種多彩である。


「専用竿はない」ということは当時はメバルを釣りの対象魚と見ていなかったということなのだろうか?
もしや外道ランクの位置づけ…だったとすればメバルさんも出世されたもの。
小生も出世したいぞ。

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このとおり、がまかつでさえもメバル専門書に「がまメバル」を載せず万能竿を載せるところをみると、本気で専用竿が無かったことがうかがえる。



さてそんなオモシロ書籍の裏表紙は…

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いやいや、車を変えたらメバルが鈴なりならとっくに変えてるって。


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あまりに毎週のように釣りに行くものだから細君にこっぴどく叱られてしもうた。

この春から小3になって口が達者になってきた娘も細君に加勢するものだから、我が家のイニシアティブは完全に女性陣側にある。

その2人から「暫く釣りは禁止である」という小生にとっては死刑宣告に等しい言葉を申し渡された。


ここで漢なら「なにを!!」と反論のひとつもするのであろうが、残念ながら小生は我が家のチビワンコのごとくキャンキャンと吠えるのみだから女性陣は痛くもかゆくもない。
ちなみにチビワンコも女性であり、きゃつも細君側陣営である。



しょうがないのでこの週末は家で娘やワンコの相手をするフリをして針に糸を巻いたりしておった…。絶好の釣り日和というのになんともったいないことよ。


もうすぐGWの10連休。

10連休中は家族サービスだったり実家に帰ったりと行事が多数あるので釣りを滑り込ませる時間がない。
必然的にGW明けまで釣行はお預けである…。
う~ん…厳しいなぁ。



前回のブログからGW明けまで更新を怠るとなると生存確認をされてしまう可能性もあるので、とり急ぎ何かのネタでブログを更新しようとして思いついたのが今回のネタである。



小生のブログは神明間の電車釣行をメインとしているため、どうしてもメバル・ガシラの登場が多くなる。
マメやロリ、妊婦さんは当然リリースしているものの、22cmくらいになると基本的には持って帰って食す。

場合によっては20匹以上の釣果になることもあり、それをどう食べきるかが課題になったりするので色々な調理法を試すことになる。



そこで今回はメバル・ガシラをどう食しているか、を紹介していこう。

基本的に面倒なことが嫌いな細君であるので、出来る限り手間のかからない調理法になっておる。
ちなみに小生は料理ができぬので全て細君の手料理である。


①蒸す
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そのままである。
蒸すだけ。
味付けはなにもせぬ。
鱗をとって内蔵を処理したら、本当にただ蒸すだけである。
このままでも魚のストレートな旨味が出ていて美味であるが、物足りない御仁はポン酢などをさっとふりかけるとよかろう。
ちなみにこんな蒸し器で十分である。
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蒸し器がない場合は
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一人鍋用の土鍋にキャベツなどを厚めに引いて、若干の水とともに蒸してもOK。



②煮付け
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まんまである。
あまりにも有名な料理法であるのでここでは詳細を控える。
これも美味である。



③素揚げ
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小生はこれが一番好きかもしれん。
多めの油をフライパンに引いて、揚げるというよりも炒めるといった方が通じやすいか。
色がつくくらいに火を通してから塩コショウで出来上がり。
画像は上からポン酢をかけたものである。



④アクアパッツァ
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なんだか洋風な名前であるが、細君曰く、これが一番簡単らしい。
蒸したり揚げたりするだけの方が手間がかからんと思うのだが、細君が言うのだから間違いない。
小生は細君の言うことに諾々と従うのみである。
調理法は一般的なアクアパッツァと同じである。
クックパッド等をご参照あれ。


⑤唐揚げ
残念ながらポピュラー過ぎて画像を残しておらん。
細君曰く、一番面倒らしい。
主婦目線はどうやら一般の釣り人とは違うものらしい。



⑥刺身
残念ながら尺クラスを久しく釣っておらんのでそもそも食しておらん。
細君曰く、一番食べたい料理らしい。
主婦目線はどうやら釣り人の都合は考えてくれぬものらしい。



⑦わらしべ長者
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大漁だった場合の一番お手軽な消化方法はご近所に配ってしまうこと。
すると時折こんな高級魚に化けて返ってくることがある。
22~23cmほどのガシラを3匹ばかりお裾分けしたのであるが、翌週には30cmオーバーのキンメ3匹になった。
まさにわらしべ長者的料理法である。



さてさて、とりあえずの更新である。


ああ、こんな記事ではなくボーズでもいいから釣行記事を書きたいものよのぅ。


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3連休である。

真冬、特に2月は釣り物も少ないので有難くもなんともない3連休なのだが…
娘にとっては待ちに待った3連休だったようで、先日のフィッシングショー以来、釣りに連れて行けと非常にうるさい。

どうやらフィッシングショーでゲットしたウキをどうしても使いたいようである。





娘よ、あれはフカセ用のウキだ…とても小2の女の子が使うウキではないのだよ…。



説明しても「お父様、ウキはウキなのです」と聞く耳を持たぬ。

しょうがないので「釣りに行っても寒くてお魚さんも寝てるだろうから、暖かい水族館に行こうか」と目先を変えてやると、2つ返事で「行く!」とのこと。


という訳で2019年2月9日、真冬のスマスイへ。

まぁ、小生としても魚の食性や行動を勉強できるし、この時期に行っておくのも一興である。






朝の9時すぎにJRの須磨海浜公園前に到着、水族園に入ったのは9時半頃か。
ちなみに「のびのびパスポート」なるものが神戸市の小学生に配布されており、それを提示すると入場料が無料になる。事前に細君から預かっていた小さなチケットを見せると娘はフリーで入場できた。
なので入場料は小生の大人1名分のみである。
むむ、貧乏アングラーにとても優しい神戸市、ありがとう!!




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3連休とは言っても真冬である。
お客さんは非常に少なく、待ち時間など一切無し。
これはむしろ真冬に行く方が楽しめるのではないか。


まず入場して驚いたのが…

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デッカい水槽!!

ではなく…

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こたつ!!!!!


いや、水族館に「こたつ」って!!!!!!


これも来場者の少ない真冬ならではのサービスなのであろう。

ちなみに足元はスカスカなのでイマイチ温かくない。
うん、雰囲気だけはよし。


デッカい水槽で泳いでいたのはサメやエイなど。

太公望としてはブリやヒラマサ、カンパチを見たかったぞ。
娘は「マグロ!マグロ!」と喜んでおったが…残念ながらマグロではない、そりゃGTだ。



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水族館らしく勉強の場としての顔も持っているので、当然こういった説明書きもあるのだが…

当の娘は読んだフリだけして全く頭に入ってないようす。



メインの本館では

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ニモを探したり、

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タカアシガニが美味しそうだったり、

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ガシラかと思ったら

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ガシラ違いだったり、

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と思ったら本物がいたり、

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「これを食べたいので釣ってきてください」とお願いされたり、

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天使に癒されたり、と想像以上に楽しむことができた。



さて、お次は体験イベントである。

真冬に行ってもそんなに楽しめないだろう、と思いきや、意外や意外、色々とやれることがある。



まずはお触り系。スタッフのお姉様へのお触りは厳禁である。

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定番のヒトデ君や

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これはちょいと珍しい、サメ君。

他にもドクターフィッシュ的なものもあったが、娘が怖がったのでこちらの画像はなし。

触れはしないが

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カピパラを見ながら足湯。

ちなみにたまたまフン掃除の時間帯だったらしく、美人スタッフさんが処理しているのを眺めながら足を温めるというとてもシュールなイベントに変化しておった。



お次はエサやり系。

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エサを購入して

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ウミガメにプレゼント。

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別の場所では鯉にもプレゼント。

娘が一番テンションがあがったのは

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ペンギンへのエサやり体験。

わずかキビナゴ3尾のみだが、
「とっても楽しかった!!」
と満面の笑みだったのでパパもうれしいぞ!!



他にも

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イルカショーを見たり、

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ラッコを見たり、

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アザラシが寝てたり、

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綿あめを堪能したり、と案外楽しめる場所であった。



なお、お弁当広場なる場所があるのだが

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吹きっさらしゆえ昼頃になってもお弁当を広げる人は皆無。

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園内のレストランで食べるか、

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売店横に設置された半野外のテーブルでお弁当を食べるか、のどちらかになろう。

ちなみに売店横のスペースはあくまで売店で買った商品を食べるスペースなので、弁当持参であっても何かしら売店で購入するのがマナーであろう。

小生達は娘のドリンクと「フリフリポテト」を購入したうえで持参したオニギリをほおばっておったが、特に注意されることもなかった。

他の家族も似たり寄ったりだったので、おそらくこういったモノなのであろう。



スマスイを堪能した後は

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すぐ裏の須磨海岸で散歩しながらの貝殻拾い。

アサリなどの2枚貝メインだが、小袋いっぱいの貝を集めた娘は非常に満足した様子であった。



須磨海岸の散歩が終わって駅に向かったのが14時頃。

わずか5時間半ほどの滞在時間だったが、十分に楽しめた。


子供にも丁度よい時間の長さと思われ、非常に優秀なスポットであった。

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またもや和田防であるが、今回は重要なミッションを携えてきた。


「果たしてトラウトロッドでメバルやガシラは釣れるのか!?」


である。




何か新しいジャンルの釣りを始める場合に壁となるのがタックルの購入であろう。
決して安くはないタックルをいかに安く揃えるか、これが悩みの種。


メバリングやガシリングを始めたいのであれば、当然専用タックルを揃えるのがベターなのであるが、ほとんどの太公望達は「とりあえず」で何か流用できる竿やリールはあるまいか、と考えるはずなのである。


エギングロッドやシーバスロッドは固すぎるし、バスロッドもウルトラライトクラスやフィネスロッドならまだしもほとんどのバサーが使っているであろうミディアムライトアクションでは太すぎる。

一番近いロッドは何だろうと考えたら、「トラウトロッドならいけるんじゃね?」という考えが浮かんだ。
という訳で和田防にて実験である。

今からメバリングやガシリングを始める諸兄がおられるなら参考にされたし。
小生に釣れるのであれば大概の太公望にも釣れるはずなのである。



トラウトロッドの流用であるが確かに懸念すべき点はある。

①6ft以下が多いトラウトロッドでは短かすぎるのではないか。
②胴調子で魚を掛けることができるのか。
③そもそも淡水用ロッドを海水で使えるのか。

の3点である。


特に2点目の「胴調子」が気になるところ。
ガシラはまだしもメバルのようにジグヘッドを引いて釣る釣りには厳しい予想が立つ。



ともあれ、トラウトロッドと予備のメバリングロッドを持って2019年1月14日、和田防へと上がった。

使用したトラウトロッドはこちら。





メジャークラフトのファインテールのUL。

小生の使っているファインテールは何とかチューンモデルなので、推奨ルアーの重量は0.5~2g。和田防で使うジグヘッドにドンピシャである。


さて和田防に15時に上がって第1投。
当日は20時半が下げ止まりであったので、おそらく19時半くらいから潮が緩むはず。


それまでが勝負か、などと考えているうちにヒット。IMG_4314

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なんと1匹目から20cmクラスのメバルである。

潮が緩い日だったので1gのジグヘッドを使っていたのだが、それによりフォールスピードが落ちてメバルにアピールしたのやもしれん。


肝心のアタリだが、トラウトロッドでもしっかりとることができた。

それどころかジグヘッドが潮に流されている状況や底についた瞬間、魚にワームが引っ張られた感触など、むしろメバリングロッドよりも敏感に伝わってくるのである。

かつかなりの胴調子なので魚を掛けた後も面白い。
20cmクラスのメバルなのに尺クラスが掛かったのかと思うくらい竿の根本から曲がる。


むむむ、これはアリなのではないか。
わざわざ高価なメバリングロッドを使わずともトラウトロッドで釣る方が面白いような気がしてきたぞ。



その後、日が暮れ始めて

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本格的なガシリングタイムに突入である。

完全に日が暮れるまではメバルの食いが悪かろうと思い、それまでは底を探ってガシラの数を探っておこうという算段である。


潮にジグヘッドが乗っている感触が分かるくらいだから、当然底の感触やアタリも丸分かりで

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などなど、良型をビシバシと上げることができた。


ここまでやってもう一つ気付いたのが、根掛かりが極減したことである。
ジグヘッドのロスト数でいえば、通常の半分以下であろうか。

特に軽いジグヘッドのロスト数が減ったので当然PEとリーダーの結節のやり直しも減りストレスも大幅に減った。
トラウトロッドを使う恩恵はこの点が一番大きいのではないか。


難点と言えば…あまりにセンシティブすぎて

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こんなのもアタリとしてとらえてしまうことであろうか。


迎え間近には

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さらにメバルを追加して締めることができた。


釣果自体は25匹ほど。試行錯誤しながらやっていた割にはまずまずの釣果である。

ただ、当日は無風で潮が緩く、非常に釣りやすい環境下での実験であったので今回の結果が全てを物語るわけではない。


その上で冒頭に述べた3点の懸念材料に対する感想を述べると、

①6ft以下が多いトラウトロッドでは短かすぎるのではないか。
→沖堤で使用する分には短いと感じる。特にジグヘッドの飛距離に影響が出るので、せめて7ftは欲しいところ。まぁ、どうしても必要という感じでもないので我慢できる範囲ではあった。

②胴調子で魚を掛けることができるのか。
→これが一番の心配事であったが、「掛ける」というよりも「乗せる」という表現が正しいか。
スパッと竿先で合わせるのがメバリングロッドだとすると、魚の重みを胴に乗せる感じで合わせるのがトラウトロッドのイメージである。
ともあれ、実際に釣ることが出来たのでそういった意味では合格点であった。

③そもそも淡水用ロッドを海水で使えるのか。
→使用している最中は問題なし。使用後にきっちり水洗いなどしておけば問題ないと思われる。


ということで、当日の条件下では十分に及第点であった。


大潮で流れが速い日や向かい風の日、潮が澄んでいる日、はたまた和田防以外の場所などなど、トラウトロッドが通用するかどうか分からない状況はたくさんある。
今後は色々な場面で試していきたい。
ふふふ、楽しみがまたひとつ増えたぞ!!


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最後になるが、当日はあまりにも夜景がきれいだったので河内渡船の帰りの船内から動画を撮った。

ルート的にオリエンタルホテル、神戸タワー、モザイク、観覧車等全てが見渡せる航路になるので、コンチェルトなどの観光船よりも景色的には良いのではないかと思う。


それではご照覧あれ。


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それにしても暑い。

「夏は暑いものだから当たり前のことを言うな」と言われても暑いものは暑いのである。

むしろ声を大にして言いたいことは言うべきである。



暑い!!



小生、普段からロードバイクで50kmほど走るので炎天下の運動には慣れていたつもりであったが、今年の沖堤の暑さは堪えた。



先日、久々に10時から和田防に渡ったがさすがに万全の熱中症対策で臨んだ。

というのも、その前のみなとこうべ花火大会の日に通しで釣り↓をした折、深夜にも関わらず危うく熱中症になりかけたからである。
ちなみに記事の中身には関係がなかったので熱中症のくだりは書いておらぬ。








「深夜の沖堤で熱中症?」と不思議に思われるかもしれぬが、小生も同じである。全く持って予想しておらなんだ。


当日は珍しいくらいの無風であり、0時を回って朝までそよ風も吹かなんだ。
体感温度ではあるが30度を軽く超えたままであったと思う。

0時頃になっても汗が全く止まらず「少々まずいな」と思いだしたのが1時頃であった。


とうとう頭痛がしだした頃、ちょうど潮止まりの時刻でもあったので潔く仮眠をとろうと波止に寝転がったのが正解であった。

昼間はあんなに熱くなっているコンクリのケーソンが、夜はひんやりとして気持ちがいいのである。
全身に籠った熱を全部吸い取ってくれるかのような心地よさであった。
これでなんとか持ち直し、朝を無事迎えることができた。


深夜でさえ場合によってはこんなことになるのである。

昼間の沖堤ならば当然ながらお天道様が頭上で頑張っておられ、それから隠れる場所もなければ自動販売機なんて便利なものもない。

身を守るものは事前に準備してきたものだけになるのである。

誰も助けてくれぬ。
自分の身は自分で守るしかないのだ。



という訳で前口上が長くなってしまったが今回は沖堤での熱中症対策である。
「もう8月も終わりだぞ」という声が聞こえてきそうだが、9月だって暑いのである。
まだまだ対策は必要であろう。



さて、その8月も終わりの沖提、どれぐらいの日差しかというと

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行きはこんなに白くてまるでカモシカのようだった小生の足が

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帰りの時分には、船に上げられたキンメダイの腹ように赤くなってしまうぐらいの日差しである。


こんな沖提に対策も無しに臨むには自殺行為であろう。





熱中症対策には2種類ある。

物理的に太陽光線を防ぐ方法と体内環境を整える方法である。
その考え方を元にして小生が夏場の沖提に必ず持ち込むものが7つある。

・サファリハット
・手ぬぐい
・機能性シャツとスパッツ
・冷えピタ熱さまシート
・水4ℓ
・ロードバイク用水筒
・塩分タブレット

以上は釣具を忘れたとしても絶対に持っていくものである。
もし現地で忘れたことに気づけば、間違いなく次の便で帰るレベルの物たちだ。



それぞれの根拠を以下に示そう。



まずは物理的に太陽光を防ぐためのグッズである。

・サファリハット



要はこのようにつばがグルリと360度に渡ってついているハットであればなんでもよい。
真夏の沖堤ではいわゆる野球帽型のキャップやテニスなどに使うサンバイザー型ハットは役に立たぬ。

熱中症を防ぐためにはまず首筋を冷やす必要がある。
特に釣りの場合は水面を見る関係上、俯き加減になる場合が多くどうしても首筋が露出してしまう。
その首筋を守るためにもサファリハットが有効なのだ。

ちなみに



このように後ろに日差し除けが付いているハットもあるが、風通しが悪いうえに電車釣行では非常に格好が悪いので小生は好かぬ。



・手ぬぐい



汚れた手をふいたり魚を掴む用途に使用するのではない。
首に巻くために使用するものである。

サファリハットと同様首筋を守るために使用するが、価格や速乾性、入手のしやすさを考えると手ぬぐいに落ち着いた。
最近は百均にも売っているので便利になったものである。

ちなみに手ぬぐいをバカにすることなかれ。後述する冷えピタや熱さまシートとのコラボですさまじい威力を発揮するのである。



・機能性シャツとスパッツ



少々お高いが価格に見合う価値はある。
汗をかくとそれを吸収して気化し、その気化の折に体温も放出してくれるという機能はよく知られたところであるが、これが予想以上に涼しいのである。
半袖シャツや短パンで腕や足を外気にさらしているよりは間違いなく涼しい。


小生の場合、両方を沖提まで持っていきその場の風の強さ、気温、体調などで着るかどうか判断する。

シャツはほぼ着る判断になるのだが、スパッツは半々ぐらいか。
ケーソン上で膝をつくケースが多いため膝が破れやすいのである。これをクリアできるのであれば毎回着るのであるが…。


小生は垂水のアウトレットで数セット揃えた。
Amazonよりも若干安かったのが大きな理由だが、体にピタッと合うサイズでないと意味がないためできれば試着することをお勧めする。


ちなみに…

真夏の沖堤に限って言えば、ユ〇クロやジーユ〇で売っている機能性商品はスペック不足である。
おそらく街中で着ることを想定しておられるのであろう、灼熱の沖堤では気化が追い付かないようであるのと体へのピッタリ感が若干緩い。



お次は体内環境を整える物品である。

・冷えピタ熱さまシート




冷えピタでも熱さまシートでもどちらでもよろし。

これを首筋の両側、頸動脈がある場所に貼って手ぬぐいで保護しておくのである。
手ぬぐいが保冷の補助やズレの防止にもなるのか、この手のシートとは相性が良いようである。


当然ながら生きている以上は体内を血が巡っておる。
その血を効率的に冷却すれば体全体の体温が下がるという単純な発想である。

冷やす場所は体の末端では意味がない。血管が細すぎるのだ。
理想的なのは脇の下か首筋のように太い血管が走っている場所になる。
脇の下は腋毛ジャングルなため貼り付けには適さぬ。
よって首筋両側の頸動脈を冷やすのが一番という結論になった。

ただ、気を付けぬとシートを貼った場所だけが白いままでその周りが日焼けするという悲惨なことにもなりかねない。
貼る場所はきちんと手ぬぐいで保護しておくべし。
ジャングルをお手入れされているご婦人方は脇の下でもよろしかろう。


貼った効果は絶大である。

明らかに体の熱さが違う。
騙されたと思って一度試してみてほしい。



・水4ℓ



沖堤とは本来防波堤の役目を担っており、世の釣り天狗達を喜ばせるために存在している訳ではない。
当然ながらコンビニも無ければ自動販売機もないし、水道すらない。

命の要である水分は持ち込む他ないのである。



小生の場合、4時間ごとに2ℓ消費することを目安に持ち込むのであるが、そもそもペットボトル1本は完全に凍らせてクーラーの保冷剤としての任務を与えているため最低4ℓからのスタートとなる。
少なくとも8時間をカバーできる計算だ。


氷ではなく飲料としての水分を考えた場合、ポカリスェットやアクエリアスも候補に挙がるが小生には少々濃すぎる。

そもそも汗の主原料は血液中の水分とミネラルである。血管を流れる血から水分が汗腺より体外に排出され、その気化熱をもって体温を下げようと体は頑張る。
その水分が排出される折に塩分やミネラル成分も同時に排出されるゆえに、汗はしょっぱい味がするし、熱中症予防には水分とともに塩分の摂取も必要と言われるのである。

当然、水分が排出されたあとの血液は濃くなってしまっており通常どおりの機能を果たせなくなってしまう。運動=水分補給の図式は正しいのである。


さて、この水分。詳細は専門的なブログが多々あるのでそちらに譲るが、多少の糖分がないと体内に吸収されにくい。
このためポカリスェットやアクエリアスにもそれなりの糖分が含まれている。
これがどうも小生には濃すぎるのだ。


ロードバイクに乗る際も当然ながら水分を携行するが、小生はアクエリアスを水で3倍に割って携行する。
通常であれば非常に薄味であるし、開発された人からすれば「何をバカなことを」と言われそうなのだが、炎天下の運動中はこれが丁度よい。

医学的な根拠は素人ゆえ分からぬが、ここ5年ほどはこの薄さで夏を乗り切れている。

おそらく人によって好みがあろうからご自分で丁度良いころ合いを探されるのも面白いのではないか。


ちなみに電車釣行の場合、和田防へは神戸駅を利用するのであるが、改札内側のセブンイレブンに2ℓサイズのペットボトルは販売されていない。
ただ改札を出て左手のセブンイレブンでは販売されている。
1本100円でキンキンに冷えておる。冷えてはいるが当然氷ってはいないので氷の代用をさせる場合は家から持っていく必要がある。
いずれにせよ簡単に手に入るのは素晴らしい。ありがたや。


・ロードバイク用水筒





なんで?とお思いだろうが、いくら水分を持って行ってもそれを細目に摂取しないと意味がないのである。
2ℓのペットボトルを持ち歩きながら釣るなんてことはとてもじゃないが現実的ではないので、これを移し替える小型水筒が必要になる。
クーラーに入っている方はキンキンに冷えておるので、移し替える水筒自体は保冷力よりも軽さを求める。

小生がロードバイク乗りなためこういった水筒を推薦しておるが、要はかさばらなければそれでよいのだ。


ちなみにキャメルバックは吸い口の構造が秀逸である。
差し餌等で手が汚れていてもキャップを開ける必要がないためいつも綺麗な状態で水分補給できる。

小生はずっと愛用しておったが、先日和田防に乗り移る時に海に落としてしもうた。
mont-bellでも販売しているのでこれまた垂水のアウトレットで再購入する予定である。



・塩分タブレット




味はなんでもよろし。
なぜだかAmazonは少々高い。町の大型薬局やスーパーで200円弱で売っているはずである。
もしかしたらサイズが違うのかしらん。


水分の項で詳しく述べてしまったが、水分だけとっていても熱中症対策にはならぬ。
必ず塩分・ミネラルの補給も必要になる。
大した荷物にもならぬので5粒ほどポケットに忍ばせておこう。


以上が小生の熱中症対策である。

これでも昼間で無風であれば厳しいやもしれぬ。
万全の装備で臨んだとしても熱中症の兆候がみえ始めた場合は無理せず釣行終了も視野に入れる方がよかろう。
命あっての物種である。


あくまで和田防や垂水一文字が主体であるので、他の沖堤や磯では別の対策が必要になるやもしれぬ。
参考の一助としていただければ幸いである。

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