最近youtubeばかり見ている娘が珍しく「外に連れていけ」とねだる。
そうかそうか、とうとう自ら釣りに行く気分になってきたか。
もう小学高学年だから船でも乗ってみるかい?と聞いてみると、ものすごい不服そうな顔をする。
「よしよし、どこに行きたいんだい?」
「私はyoutubeで見た、ジップラインというものがやりたいのです」
「実父LINE? お父様のLINEなら知っているじゃぁないか」
「お父様のLINEではありません。空を滑っていくジップラインです」
「なんだい?空をお父様のスマホが飛んでいくのかい?」
「LINEじゃありません。ジップラインです」
小生だってジップラインぐらい知っているのである。
最近はとんとしゃべりかけてこなくなった娘と会話したかっただけなのである。
しかし、近場でどこにジップラインがあるのかまでは知らぬ。
ヤホーさんにお世話になると、神戸の北側、朝来に
ものすご~く本格的な施設があった。
ふんふん、こりゃすごい、ジップラインだらけじゃないか。
ただお値段が…。
予約制だし、怖がりの娘が直前になって「怖いから無理です」なんて言い出したら困りもの。
もうちょっとお手軽な施設はないものかと、さらにヤホーさんのお世話に。
ありゃ、近場も近場、神戸市北区の「しあわせの村」にあるというではないか。
「しあわせの村」といってもどこぞの怪しい宗教施設ではない。
しっかりとした神戸市の公共施設である。ああ、正確には公益財団法人の施設か。
こちらは予約もいらぬし、1人1,200円とお手軽。
という訳で初秋とはいえ、まだ暑さの残る季節に行ってきた。
前置きが長くなったが、今回は釣りの話は一切出てこぬ。
期待していた諸兄はそうそうの離脱をお勧めする。
小生のバカ話にお付き合いいただける御仁は項を進められるがよかろう。
いや、なんとお洒落な。
当日は日曜だったが、コロナも影響してか非常にまばらな人出。
少しぐらいは並ぶのかな?と思っていたが、スムーズに受付へ。
まずは名前や連絡先を用紙に記入し、お次はハーネスなどの装備へ。
どうも想像より大がかりでビックリしたらしい。
ここのスタッフさんが美人ばかりなので、小生は違う意味でビックリドキドキしたぞ。
ちなみにスタッフさんが全て装備させてくれるので自分でするのはヘルメットをかぶるだけ。
で、いきなりコースデビューである。
当然、
ちなみにこれは今からジップラインに挑戦しようとする娘である。
案の定、怖がって滑り出すことができない。
美人スタッフさんが下から可愛らしい声援を送ってくれる。
意を決した娘、
おお、結構なスピードじゃないか。
小生もこの後滑ったが、案外楽しいものである。これは本格的なコースにも行ってみたいと思えるな。
しあわせの村のコースは非常に短く、混んでなければ15分程度で周れてしまう。
娘はあんなに怖がっていたくせに、終わってみれば物足りないらしく、
「もっと長いコースに行きたいのです」
「もっとジップラインをやりたいのです」
とうるさい。
う~ん、これは朝来の本格コースに行かねばなるまいな。
いやぁ、釣りに行く回数が1回減っちまうなぁ…。
ともあれ、今回の「しあわせの村 冒険アドベンチャーパーク」、初心者がお試しでジップラインに挑むには丁度よかったのではなかろうか。
いきなり本格コースに行くのは躊躇われるのであれば、是非とも挑戦してほしいコースである。
ちなみに、翌日しっかり筋肉痛になったのは娘には内緒である。

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