今年も神戸の花火大会の季節がやってきた。
やっぱり神戸に住んでいる以上は、あの大輪の花を見ないとイマイチ夏が来た感じがしないのである。
猛暑に涼やかな彩りを与えてくれる大花火、楽しみにしておられる諸兄も多いことであろう。
かくいう小生もその一人であり、釣り糸を垂れながら花火を見上げるのもなかなか風情がある。
昨年は一人で和田防に渡り、通し釣りのついでに花火鑑賞した小生だが、
その時の花火がいかに美しかったかを散々細君と娘に自慢したところ、「私達も連れていきなさい」と大合唱。
密かに通し釣りを企てておった小生だが、我が家の最高権力者と官房長官の指示に逆らえるはずもなく家族サービスメインの渡堤とあいなった。
渡してもらう渡船屋さんは、毎度おなじみ
花火は19時半からであるので、17:45の便で渡堤すれば間に合うのであるが、少し広めのスペースがある西の赤灯に陣取ろうと思っていたので、1便早い17時便で渡ることにした。
一緒に渡られた人達は皆花火見物の人たちばかりで、小生のように釣り竿を持ち込んでいる人はおらぬ。
逆に「なんで釣り竿なんか持ってるの?」みたいな顔をされた…。
いいじゃねぇか。花火見ながら釣りをしてぇんだよ。
船は17時きっかりに船着きを離れ、ゆっくりと和田防を目指す。
モザイク周辺は
昨年もスゴかったが今年もイモを洗うような混雑である。
17時にしてこのような状態。まだまだ日差しが厳しい時間帯なのに皆さん大丈夫かしらん。
浴衣を来た若者(特に娘さん)が多数おられたが、さぞかし暑かろうに。
うちわを扇ぎ涼をとる人々を尻目に小生達は海上の風を全身に受けて快適な船旅である。
さて赤灯につくと
細君と娘が座る椅子のスペースだけ確保し、女性陣は花火が始まるまでお待ち願うとして、小生はいそいそとガシリング。
花火が始まるまでの2時間ほどの勝負である。
いつもどおりジグヘッドを投げて底をとり、着底してすぐにひとシャクリ。
そのフォール途中に「コンッ」というアタリ。
ミニラ君達と遊んでいるとテトラ側から歓声が。
むむっ!!こりゃデカい。
タモを持っておられなかったようで、別のオジサンアングラーが協力に走る。
見ず知らずの釣り人が年齢関係なく助け合うのが和田防のいいところですな。
無事ゲットされたのはもう少しでブリというような丸々太ったメジロ。
このお兄さんはジグで釣っておられたが、別の釣り人はノマセで同じようなメジロを釣られたらしい。
むむっ、狙い物を間違えたか。
おおっと。今日のメインは家族サービスであった。
メジロなんか狙っていたら「違うでしょ」と細君から冷ややかな視線を浴びせられるところである。
その後も
数は無限に釣れるような感じであったが全リリースで釣果的にはお土産なしと相成った。
沖堤はまだ難しいか。
という間に日が暮れて和田防の両端からクルーザーやら漁船やらレジャーボートやらが大挙して湾内に入ってくる。
いよいよ花火の開始だ。
それでは暫く花火の画像でお楽しみを。
いやぁ、今年も素晴らしい花火であった。
沖堤だけに見物客は少なく花火を独り占めしている気分になれるし、なによりほどよい距離で花火の全景が見られる。
細君も娘も大きな声で歓声をあげて大喜びであった。
フィナーレの様子を動画で撮ったのでよろしければどうぞ。