ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

タグ:エギ蛸ライト

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さてさて、前回が2週続けての釣行、


今回はなんと3週連続のタコ釣りである。


すでに前回で細君の目は吊り上がっていたのであるが、今回に至っては穏やかな表情にも関わらず目の奥には怒りの炎が宿っておった…。
これは帰ってから説教が待っているということである。


タコ釣りと細君の説教を天秤にかけてタコを取る小生、いやぁヒドい亭主だな。
でも細君よ、聞いておくれ。
今の時期は予約が取れないんだ…奇跡的に取れた日に行かないと、次にいついけるか分からんのだよ…。



うん、言い訳である。
単純に釣りに行きたいだけである。




さて、今シーズン開幕時期に初めてタコエギに挑戦した小生も、6回目になると慣れたもの。
標準的なタックルの組み合わせを少々いじって、より多くの釣果を求める実験なぞ始めてしまう。



今回の実験は「カワハギロッドを流用したらどうなるか」。

小生の「専用ロッドを使わずになんとか釣りをしてみよう」シリーズの第6弾になる。








今回投入したのは冒頭画像にもある「極鋭ゲーム 180テク」という古い竿。
前回のブログで加水分解をキレイに修理した竿である。



もう10年ほど前に関東の方で船釣りにハマッていた知人から譲り受けた竿で、本来はカワハギやシロイカ(関東方面ではマルイカ)釣りに使う竿らしい。
おそらくメーカーも関西ではなく関東エリアに的を絞って開発した竿であろうことが想像できる。

三重の船カワハギに使えるかな、と思い格安で譲ってもらったのだが、ついぞ釣行する機会がなく部屋の奥底に眠っていた竿。


「食わせ系のカワハギ竿ともいえる8:2調子。感度や操作性を重視しつつも自然に食わせ、乗りを弾かない調子です。カワハギやマルイカ直ブラなどテクニックを重視する釣りに最適」という竿らしい。


オモリ負荷は10~40号。明石界隈のタコエギの指定号数は50号なので本来であればパワー不足かなと思われるが、小生がタコエギ1回目で使ったジギングロッドがMAX150g。
40号=150gなので使って使えないことはないはずなのである。
しかもタコ向きの先調子。
古くても高級ロッドである。10号程度のパワー不足は竿の方がなんとかしてくれるであろう。



さて釣行日は2019年7月7日。
七夕じゃないか。家族ほったらかしで何やってんだか。




いつもの名田屋さんで
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小生にしては珍しい凪の海へと出船である。




ちなみに
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相も変わらず乗り合い3船ともに満船。
いやぁ、すごい人気だな。


呼び出し順は真ん中程度であったが、今回は考えがあって左舷ミヨシ2番目に陣取る。


この日はいきなり長距離移動。

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他の船宿さん達も西に向かって疾走。

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着いたのはいつもの二見沖。

水深10mほどで「やってよ~」の合図。

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エギの方は前回同様、豚の背油や鳥皮などを巻きつけまくってエギと呼んでいいのか分からぬ代物になっている。
今回初めて試してみたのはオモリを50号から25号2個付けに変更したこと。


過去にタコエギを5回やってみて小生なりに感じていたのは底をキープすることの難しさ。
波が高い日やミヨシ側に座った日は波の影響を大きく受けてしまい、エギが底を切っている時間が長かった。
タコエギに関していえば、底を切る=釣れないになるので、底をキープすることが最重要項目になる。
前回、横の釣り人がズル引きで連発していたのは「ズル引き」が良かったのではなく、「底を切らない」動きが良かったのではあるまいか、と考えたのである。


ちなみに小生の持っている墨族の「エギ蛸ライト」であるが、


波の影響を受けにくい胴の間や凪の日はそのスペックをいかんなく発揮してくれる。


ただ小生は底を「トントン」誘う動作が激しいらしく、波が高いとオモリが浮いてしまうのだ。
高感度ロッドだけあってオモリが底を切るとすぐに分かるので瞬時に修正できるのだが、何度もそんな状況になると少々ストレスに感じてしまう。


であれば、先調子は残しつつも少し柔らかい竿を使えば波の上下を吸収してくれるのではないか。

オモリを2個付けしたのも同じ理由。
底との接触面を大きくし、底が切れたことがより鮮明に分かるようにしたかったのだ。



当日、わざわざミヨシを選んだのはコレを試したかったのだ。
せっかくの晴天凪の釣り日和にも関わらず実験のためにわざわざ釣りにくい釣座を選ぶ小生、ドMの神髄をいかんなく発揮しているといえよう。



そうこうしている間にポツリポツリと釣れて

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2時間で5匹ほど。

全然ダメじゃん!!!


実験もなにも釣れないと意味がない…。

とはいえ、前回までに比べて確実に底は取れている。
エギ蛸ライトと極鋭の曲がりの差は微々たるものなのだが、極鋭の方が船の上下をしっかり吸収してくれている。

おそらくエギ蛸ライトでもオモリ号数を増やせば同じ効果を期待できるのであろうが、乗合船で号数指定がある以上、オモリを個人の判断で60号にしたり70号にしたりはできない。竿を変えて対応するしかあるまい。


という訳で極鋭にて釣りを続行。

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明石大橋をはるか東に臨みながら、船頭さんは頻繁に流しなおしてくれる。

そんな甲斐もあってか、徐々に小生のエギにヒットしだした。

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さらに2時間後にはこのとおり。


ちなみに胴の間から一段あがったミヨシの釣座は6席。
この6人の中で竿頭であれば小生の実験は成功といえよう。


最終的には

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29匹+多数リリースの絶好調釣果!!


大きめのタコは釣れなかったものの200g前後ばかりで5.2kg。

周りはキロクラスを釣りあげていたことは隠しておこう。



数だけでいえばミヨシ6席で一番だったと思うので、ひとまず実験は成功した。
やはり波の影響を受ける場合は1クラス柔らかい竿を持ち込んだ方が良さそうである。


バスロッドのように釣り方や場所、水深、水温などによって多種多様な竿を用意して欲しいとは言わぬが、今のタコエギロッドはあまりに選択肢が少ないように感じる。


せめて型狙い・数狙い、固め・柔らかめなど状況によって使い分けられるようなバリエーションを作ってくれるとうれしいなぁ。

いかがでしょ、ハリミツさん。





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買うつもりは微塵もなかったのだ。

いや、ホントにデビルクラッカーを買おうかなぁ、ぐらいの軽い気持ちでエイト玉津に行っただけなのである。



その日に行く予定だった垂水一文字の通し釣りが強風でキャンセルになり、急に時間が空いたものだからエイト玉津に。
入り口に向かう階段を登ったところに見慣れぬガチャガチャが置いてある。

なんだなんだ?と思いつつ店内に入るとタコエギコーナーに人だかり。

蛸墨族のエギを3つ買うとガチャガチャが出来て何やら景品が当たるそうな。



う~ん、心惹かれるが小生にそんな金銭的余裕はない。
それでもタコエギ関連を物色し、結局「タコの恋人」セットとPEラインを購入。


店を出たところに「蛸墨族」と染め抜かれたTシャツを着たお兄さんが。



むむ、なかなか格好の良いTシャツではないか。

傍らのポスターには何やら「Tシャツプレゼント」なんて書かれておる。


もしもし、そのTシャツもガチャガチャの景品なんですか?

「いや、ウチのロッドを購入してもらえればもれなくプレゼントです」

あ~、なるほど。

そりゃそこそこの金額使わないともらえないわな。



「もしかしてタコエギに興味をお持ちですか?」

お持ちも何も仕事の間もタコのことばかり考えておりまする。

「今はどんなロッドを使われてるんですか?」

いやぁ、お恥ずかしい、専用ロッドではなくてジギングロッドを流用してるんすよ。

「それでしたら、ウチのロッド、ちょっと触ってみます?」

いいんすか?でも触るだけですよ~。



………
…………
……………



小生は悪くないのである。

「これは釣れる竿ですよ」だの「タコが触ってくる感触も分かりますよ」だの「釣果が上がる竿とか言われてます」だの言葉巧みに小生を篭絡してくる墨族お兄さんが悪いのである。

ロッドと一緒にTシャツ・トートバック・ステッカーまでサービスしてくれたお兄さんが悪いのである。

明石蛸の浜値がキロ3,000円として何キロ釣ったら元がとれるんだ?なんて計算させてしまうお兄さんが悪いのである。

車の後部座席にいつのまにか新品のロッドと墨族グッズが横たわっていたとて誰が小生を責められようか。





ちなみに購入したのはこちら



「エギ蛸ライト」のセクシーバイオレットという色。


実はすでに前回の釣行で使用したので、


「初心者が専用ロッドを持つと、こう感じるぞ」的なインプレを試みようと思う。



まず、竿のスペックだが超先調子の60号。


どれくらい先調子かというと82の竿よりも先調子、というか82の竿のバット側が超固いという感じか。
ちなみにあくまで私見だがタチウオテンヤの竿よりもバット側が固い感じがする。

先述の墨族お兄さんの言によると、60号負荷の竿だが120号ぐらいまでは大丈夫とのこと。

聞いた時は「ホンマかいな」と思ったが、バットの硬さを考えるとあながち冗談でもなかろう。


あくまで蛸を誘う動作をメインにするのであれば60号負荷までが適正ですよ、ということか。



何はともあれ実釣では50号オモリで実に快適な使い心地であった。


小生のジギングロッドが150gまでのスペックなので、これに50号≒190gを背負わせると所謂スロージャークしかできないような竿のしなりになる。

それがエギ蛸ライトの場合はバットがしっかりしているので、ほぼ竿先だけがお辞儀しているような形に。

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この白い部分だけが曲がり込んでいくという具合。
オモリを「トントントン」とさせる動作に非常に合っているのだ。

ジギングロッドではイマイチつかめなかった海底状況が20m前後の浅場ポイントであれば丸分かり。
しかも、「あ、これはタコが触ってるのではあるまいか」という感覚が伝わってくる。
う~む、丸裸とはこのことか。さすがセクシーバイオレット。



さて、良い点ばかりを書いてきたが、少しは悪い点も書いておかねばなるまい。

浅場ばかり攻めると思われがちだが、意外と水深50m強のポイントを攻めることもある。
この深場が曲者で、小生の腕だと底に着いたかどうかは分かるものの、蛸が触ったかどうかまでは分からぬ。気づいたら乗っていたという状況だった。

おそらくタコエギ玄人の方だと感知できるのであろうが、小生レベルだと100号負荷の竿の方が感覚は良かった。

ただ100号竿に50号のオモリだとすぐにオモリが底を切ってしまい、底をキープするのに難儀する。
結局はエギ蛸ライトで深場も攻めるという結論になるのだが、心のどこかで「浅場のポイントに移動してくれ~」と思ってしまう。
こればっかりは修行あるのみか。



深場への対応は小生の腕次第ではあるが、それを差っ引いても初心者が専用ロッドを使うことは多いにメリットがあると感じた。
それどころか初心者こそ専用ロッドを使うべきと思う。

ジギングロッドや棒みたいな竿を使うくらいなら、始めからオモリの動きを体得できる竿を使った方が何倍も楽しいから。



ともあれ前回の釣行で10匹釣れたのは完全にエギ蛸ライトのおかげである。
なんせタコが触ってきたことが分かる=こちらからアワセにいける、ということになるからだ。

つまり墨族お兄さんの「これは釣れる竿ですよ」「タコが触ってくる感触も分かりますよ」「釣果が上がる竿とか言われてます」の言は全て正しかった。

墨族のお兄さん、悪口言ってしまってごめんよ~!!




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