ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

タグ:エギ

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「あんまり釣りばっかりしているとそろそろ怒るよ」という細君からのプレッシャーをなんとかかわし、2週連続のタコ釣りである。


史上最も遅く梅雨入りした令和元年。
釣行日の2019年6月30日ももちろん雨模様。潮は中潮だが6時頃から12時頃にかけて急激に下げるタコ釣りには向かない潮、しかも雨は雨でも豪雨強風予報ときたもんだ。


1週間前の天気予報ですでに豪雨予報だったから当日は厳しい状況だろうな、と予測はしていたのだがなんの迷いもなく予約。

他の釣り船が欠航していても名田屋さんは強気で出船するし、日曜日にも関わらずG20のおかげでお客さんが少ないためゆっくり広々と釣れるからである。
ハイシーズンでこんな状況は滅多にない。
雨だろうが風だろうが細君の目が吊り上がろうが釣りに行くのは当然の行いであろう。



さて当日。

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いつも通り4時前に到着したのだが、いつもなら点いているはずの船の灯りが消えている。

しかも前々回の強風の時ですら静かだった係留場所も

 
ご覧のとおりの荒れ模様。

ホンマに出船するんかいな…。


と思っていると若船頭が遅めの登場。
次々と船の灯りを付けていく。



予想通りお客さんは少なめでいつもの半分以下。
席も一つ飛ばしで座ることができた。
しかも1週間前の予約にも関わらず大ドモから3番目の比較的好位置。
これはもしかするともしかするのではあるまいか。


予報に反してさっきまであれほど吹いていた風もおさまり、
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若干の波気はあるものの前々回に比べたら全然問題無し。




この日はいきなり二見沖を目指す。
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船頭さんの合図で仕掛けを落とした1投目、いきなりマダコゲット。
そこから小さいながらも3匹連続で掛けることができた。


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ヒットエギはこちら。

もはやエギと呼べる代物なのか分からぬが、鳥の皮を巻いたものとMAXで売っているサンマを紫色に染めたものを巻いてみた。


明らかに周りのお客さんに比べて乗りが良かったのでエギのエサ巻きは有効な手段と言えよう。


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完全に予報は外れ、風は微風、波気もなくおまけに曇りがちなおかげで快適な気温である。


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ただ、始めの3匹から一向に釣果が伸びぬ…。

エギをとっかえひっかえ交換し色々なカラーを試すが今イチ絞り込めない。


そんな小生を横目に隣のお客さんが連発する。
それは面白いくらいの連発だった。
釣り方をみていると…なんとズル引きである。


タコエギはオモリを立てたり寝かしたりする誘いが必要と思い込んでいた小生。
まさに目から鱗である。
お隣の御仁、全く竿先を動かさない。
船が流れるに任せてオモリをスルズルと。

もうそれだけで連発させるのである。


プライドをどっかに置き忘れてきた小生、もちろんすぐに真似をしてみる。

が、どうしても竿先を動かしてしまうのである。
オモリがゴトゴトと引きづられているのは分かるのだが、ついついフリフリ。


それでも効果テキメンで、ドンッとかなりの重みが掛かった。
ドラグ5kgのリールが滑る。

これは前回のようなワカメではない。


間違いなくマダコだ!!


とうとう小生もキロアップをゲットできるのか!?とグリグリ巻いていると、もう少しというところでフワーと重みが無くなる。


あう…バラしてしもうた。


なんとこんなことが3回連続。

最後などは水面まで浮かし、船べりまでラインを手繰ったところでサヨウナラ~…。



それでもなんとか800gを1匹確保できたが…
ああ、全部取れていたらなぁ…。


怒涛の大型ラッシュ(ほとんどバラし)のヒットエギは
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こちら。


濁りがあったためか、数釣りでは白系統に軍配が上がっていたが、型は緑系に掛かることが多かった。
タコは大きさによって好みが分かれるのであろうか。



さてこのまま大型狙いで頑張ろうと思った矢先、予報通りの大雨が来襲。

それもバケツをひっくり返したような雨である。


雨の中、1時間ほどは頑張っていたと思うが、船頭さんも無理と思ったのか「ちょっと早いけど上がろうか~」のアナウンス。
いつもより30分ほど早い沖上がりとなった。


さて、当日の釣果は…
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なんと16匹!!
帰って計測するとトータルで4.2kgであった。


初めてのタコエギ釣行から着実に釣果を伸ばしている小生。
やはり日頃の研鑽が物を言っているのであろう。



と思いきや…名田屋さんの別船で出られていたご婦人が「60匹ほど釣ったわ」とものすごい量のタコを見せてくれた。
しかも「別の人は90匹ほど釣ってたんちゃうかな」と…。


小生の5倍である!!


う~ん、長雨も豪雨も関係ないな。
釣る人はきっちり釣るんだよ…あぁうらやましい…。




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2週間ぶりのタコ釣りである。

たかだか2週間の空きなのだが、タコに嵌まった身としては待ちに待った2週間であった。



船はいつもの名田屋さん。

タコ釣り人気はシーズンが深まるにつれて加速するようで、前回は4時に到着すれば一番近い駐車場だったのに、今回は4時前に到着したにも関わらずなんと2番目に遠い駐車場…。
皆さん早すぎるよ…。


という訳で、今回も満船状態で出船。
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船は港を出てすぐのポイントへ。



前回の強風とはうって代わり、


無風とは言わないものの船はほとんど揺れない状況。

最初から立って釣れるなんて、それだけで幸せである。



で、最初のポイントであっさりと1匹目をゲット。

今回も
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そう、ワンナックのデビルスッテ。

前回の釣行で荒れ模様の中でもその性能を遺憾なく発揮し、すぐさま一軍登録された優秀な選手である。


そして下のスッテはというと



ヨーヅリのタコやん船スッテ。


説明書を見るとキビナゴなどを巻くのだそうだが、小生は豚の背油を巻いた。
単純に名田屋さんでタダで配っているからである。


今回の1匹目は両方に抱き着いていたので、どちらが有効だったのか分からぬが、この「タコやん」も一軍登録確定。
今後の小生の爆釣人生に大いに貢献してくれることであろう。
もはやこの2種があれば他はいらぬのではないか。


と思ってしまったのが地獄の入り口…。
小生のこの思い込みのせいで、当日の4/5の時間を棒に振るのである…。





これから入れ乗りウハウハかと思われた矢先、船全体ではポツポツという感じだったのか、わずかな時間で移動に。



「30分くらい走るよ~」というアナウンスとともに向かったのは

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二見沖。

本州側を見るとこんな感じで、沖側を見ると
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船団の向こう側に家島諸島が見える。


画像では分かりにくいが男鹿島の採石場がくっきりと見える距離だったので、二見というよりも飾磨寄りだったのかもしれん。


ともあれ2つ目のポイントはこの周辺。

水深わずか8mである。


前々回は50m付近を狙っていたのにエラい違い。

ともあれ初心者の小生にはありがたいばかりの水深である。

さてさて、ここでもデビルスッテとタコやんで爆釣しますか、と気合をいれて底をトントン。



が…ここからが地獄だった…。

何がスゴいっつて、ワカメである。


ワカメはワカメでも和田防や垂水一文字の壁に生えているような軟弱者ではない。

もうそれはブットいワカメの茎ばかり釣れてくるのだ。



始めは「トントン」が「グーッ」となり、竿を煽ると「ベリー」と底を剥がれる感触。
ドラグ5kgのリールでスプールが滑る。

これはかなりの大ダコに違いない、とグリグリ巻くこと数秒。

上がってくるのはワカメ…。


コレが何回繰り返されたことか。

しかもこのワカメ、茶色いので姿が見えた時に一瞬タコかっ!と喜んでしまうのだ…。



小生、この日だけで30本ほどは釣っただろうか。

そのうち先のデビルスッテとタコやんを根掛かりで失い、代打で出した



デビルクラッカーも高確率でワカメを刈り取ってきてしまう。



当日は左舷胴の間ミヨシ寄りで竿を出していたのだが、周りと比べても小生のワカメ率はかなりの物である。
周りがタコ2匹とワカメ1本釣る間に小生はワカメばかり3本釣る感じ。
もはやタコ釣りではなくワカメ狩りに来たと言った方がよいくらいだ。


うん?待てよ…


なぜに周りはタコを掛けているのに小生はワカメばかり?





はっ!!!


まさか……
そんな………


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犯人はオマエ達だったのか…!!!



正確にはコイツ達が犯人ではない。

コイツ達が装備している「全傘」が犯人だったのである。


「エギ」と「スッテ」の違いは多々あれど、一番分かりやすい違いは「針」。


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上がエギで下がスッテであるが、当然ながら360度に針がついているスッテの方が物を掛けやすい。


ちなみに針の形状だけでエギとスッテを区別できるものではない。
タコエギの元になったアオリイカ用のエギは元々は漁のための漁具であり、釣り用に市場に出始めた頃は「全傘」と「半傘」があった。
皆さんご存知のとおり、昨今の「エギ」と呼ばれるルアーはほぼ全傘なので、針の形状だけで言えばどちらかというとスッテに近い。
スッテは船の大型集魚灯で小魚を集めて釣る「ウキスッテ」が元だと思うが、どちらかというとタコ用のスッテはコウイカ狙いに使う「トトスッテ」に形状が近いと思う。

オモリに焦点を当てるならば、エギは前方にオモリを備えておりスッテにはオモリがない。
つまりエギはシンキングでスッテはフローティングなのだ。
だから冒頭の「タコやん」のようにオモリを備えているものはスッテではないのだが…。
最近はやりのイカメタルに使われるスッテなどはオモリの代わりに使われるほどだから、もはやスッテがスッテたる所以を外見や機能だけで語ること自体が無駄なのやもしれん。

ではデビルクラッカーやタコの恋人はスッテなのか、と言えば違う。
あれらはどちらかと言うと「串」と呼ばれるカテゴリーであろう。

このように何をもってエギとスッテを区別するかは非常に難しい問題なのだが、タコ狙いに限って言えばとても簡単。カギ形状の針がエギで串以外の全傘がスッテ。
今後新しいタイプが出てきた場合のことは知らぬ。



ともあれ、スッテの全傘はタコを掛ける確率を高めることに役立っているので、小生のような初心者には非常にありがたいのだが、反面異物を掛ける確率も高めていたのだ。



周りのお客さんを見ると…皆さんエギを装着…しかも良くタコを掛けている人はひと回り小さなエギを使っているではないか…。


これに気付いたのはもう納竿までさほどの時間も残っていない11時半頃…。


この段階では
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なんとわずか5匹の釣果…。



帰港時間を考えると納竿まであと1時間ほど…。


小生もエギに変更して挽回を試みる。


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とりあえず小生の持っている中で一番小さなエギ



船匠「タコの天敵」の後ろのスッテを外したものと

以前にタックルベリーで買った激安エギをセット。


ここからの小生がスゴかった。

怒涛の入れノリで5連発!!!


さらにギリギリまで追加して、終わってみれば
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う~ん、分からん…。

スミを吐きやがったな…。



帰って数えてみると
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なんと過去最高の14匹である!!!


ほとんどの時間をワカメ狩りに費やしたことを考えると、もうこれは上出来と言っていいのではないか。



今回の教訓は2つ。

・ワカメ狩りが始まったら素直にエギメインのシンプル仕掛けにすること。
・釣れない時は周りを観察すること。

である。


周りの常連さんは慣れたもので小生がワカメを狩っている間にもキチンとタコを釣っておられた。
特に右隣りの方はスゴくて30匹は余裕で超えていたのではあるまいか。


やはりシーズン通して狙ってみて、攻め方の引き出しを増やしていかないといけぬ。

まぁ、これが釣りの醍醐味か。



ちなみに当日は14匹で4.4kg、平均315gほど。

あちゃ、また下がってしもうた…。




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暴風・豪雨が襲った2019年6月7日(金)、名田屋さんを含めてほとんどの船が早上がりをしたようだ。

それもそのはず、広島の方では警戒レベル4の雨が降ったというし、仕事場のある三宮界隈でもマジか?というような雨が降った。


さてさて、小生が予約をとっていたのは翌日の6月8日(土)。

海上保安庁のHPでは


江埼信号所で風速14m…。

ウェザーニューズの予報では明石の市街地でさえ10m以上が昼過ぎまで続く予報…。

うわぁ、和田防なら体ごと持ってかれる風速だぜ…。



他の釣り船のHPやブログでは続々と欠航の情報が流れる中、おそるおそる名田屋の女将さんに電話をかけてみる。


もしもし、明日って出るんですかね?

「出るよ~。いつも通り5時には来といてよ~」


………

マジか!!

すんごい普通に出るって言われてしもうた。


風速14mですぜ…すんごい雨の翌日で水潮だらけのはずですぜ…各河川からのドロ水流入でドチャ濁りのはずですぜ…マジで出るんすか。


予約した船宿さんから「出る」と言われたからには仕方がない。
いっちょ覚悟を決めてマダコと勝負である。



とはいえ、まだタコエギ3回目の小生がこんな日に果たして釣果を出せるのか。
底の浅い引き出しを開けっぱなしにして対策を考えてみる。


まず考えられる条件を並べてみよう。

①水潮
②濁り
③高波
④風
⑤水温低下


うわぁ、五重苦じゃねぇか!!
良い条件がひとつもねぇぞ。
対策のたてようもねぇや。


全く釣れる気がしないが、ここはドMな小生である。

釣れないなら釣れないでとりあえず悪条件を経験してみて次の釣行の糧としようではないか。



という訳で当日。

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少し早めの4時頃に着いてみると、船の灯りはすでにこの通り。

なんとか目の前の一番近い駐車場に停めることが出来たが、小生が停めた10分後にはいっぱいに。


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うわぁ、名田屋さんの乗合3船とも満船…。

しかも仕立てなのかな?少し小さめの2船も出船してるよ…。


風速14mよ?水潮よ?他の船は欠航よ?


皆さん何を考えて釣りに来てんだか。


と、毎度ながら自分のことを棚に上げまくって6時前に出船である。




この日の釣座は左舷ミヨシ2番目。

結構早めに呼ばれたので胴の間のトモ寄りに席を構えることも可能だったが、この日は高波、まず間違いなくお祭りフィーバーになりそうだったので、釣果よりも低ストレスな席を選んだ。


これが出航してすぐに後悔…。

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画像では分かりにくいが、すんごい波と風である。

名田屋さんの大型船の船首が持ち上がったかと思えば、ドーンッと下がる。

立つことができないどころか、タックルボックスが転げ落ち、帽子が風に飛ばされる。


う~ん、座って釣りをすることに慣れていない小生、底取りだけはできるが波の上下を吸収するようなロッドワークが座っていては出来ぬ。
つまり船が波の上に乗ればそのままオモリが底を切ってしまう。

これは困ったぞ。

糸を張れば底を切る、糸をフケさせればお祭りしてしまう…。



ええぃままよ、と立ってみようとはしたが腰に爆弾を抱えている小生、恐怖心が勝ってしまい結局座っての釣りを続行。


通常なら「トントントン」とオモリを操作するのだが、この日は「トンスートンスースー」とオモリが底を切っている時間が長い…。

それでも3時間後には
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なんとか3匹をゲット。


う~ん、やはり今日は厳しいか…。


船長が船を流す場所も
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林崎や

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大蔵海岸など、陸が間近に見える場所ばかり。


そりゃそうだ、この波風じゃ沖を流したらエラいことになるわな。
それにしても明石川や朝霧川の水がドンドン入ってきていて、明らかな水潮である。
う~ん、これじゃマダコの活性は上がらなそうだぞ。



と思っていたら10時頃から若干風と波が収まってきた。



これなら立てる!!

と、クララのようにヨロけながらもミヨシのお立ち台横に立って釣り始めた小生。
ここからが面白かった。


さっきまでの座りながらの釣りが嘘のように底をキープできる。


底さえ掴めればこちらのもの。
わずか2時間ほどで10匹追加である!!


やっぱり底をキープするのが大事。
底を切る動作が入る時と底をキープしている時では雲泥の差である。


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立って釣っていればこんな小さな子ダコのアタリさえも拾える。
(こいつは当然リリース)


波が高いとか風が強いとかいうよりも、どうも立って釣りができるかどうか、という方が重要っぽいぞ。
だって、立ってさえいればある程度の波もロッドの上げ下げで吸収できるから。


ということは波が高い日はミヨシよりも、波の上下の影響が出にくい胴の間より後ろか。
うん、ひとつ勉強になった。
次回からはしっかり実践しようではないか。


という訳で
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今回はリリース含めて13匹!!

なんと悪条件の今回が今までで一番良い結果に!!


今回の当たりエギは
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こちら。



コイツの紫色とワンナックのデビルスッテ。


デビルスッテはなぜかAmazonで販売がない。う~ん、よく釣れるのになぁ。


ともあれ、悪条件が重なりまくりの当日であったが、なんとか釣果を出すことができて良かった良かった。


さて重量であるが…
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12匹で4.2kg。

1匹あたり350g…。

あちゃ、型は下がってしもうたか。



ちなみに、小生の右隣り、つまり一番ミヨシに座られていた御仁は波の高い間もコンスタントに釣りあげて20匹以上の釣果。

やっぱり上手い人は上手いなぁ。




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2019年5月26日、明石海峡のマダコに再挑戦である。



前回は初体験にも関わらず9匹と善戦した小生であるが、


今回は前回に学んだことの復習を兼ねての挑戦である。



目標は前回惜しくも達成できなかった「ツ抜け」、つまり二けた釣果。

今回の釣行のために色々と新兵器を購入したのでなんとか達成したいものである。



さて当日、女将さんには電話で「5時には着といてよ~」と言われていたが近い駐車場がいっぱいになると嫌なので早めの4時15分着。
それでも一番近い駐車場はいっぱいで少し離れた駐車場に回される。


それもそのはず、
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名田屋さんの大きな船が3隻とも満船…。
皆さん、どんだけタコが好きなの…。


女将さんが受付時に竿釣りか手釣りか確認されていたので、おそらく船を分けられているのであろう。だからか船中は全員が竿釣り。空席がない満船なので竿が林のごとく林立しておる。


という訳で小生はもちろん竿釣りの船に。
予約が遅かったので最後の方の乗船。トモと胴は全て埋まっていたのでミヨシ寄りの段差がある釣座へ。



港を出て
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朝焼けの中を疾走すると思いきや…


なんと、
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出航してすぐに「やってよ~」のアナウンス。

うわぁ、明石浦が目の前…ここで釣れたタコは誰がなんと言おうと「明石ダコ」と胸を張って言えるほどの距離である。



早速、先日直したエギを2つ付ける。


事前に実績カラーと聞いていた緑のエギと黄色のエギをチョイス。



水深は20mほど。

底にオモリ50号を着底させて、「トントントン」とオモリを立てたり寝かせたりする。



「トントントン」
「トントントン」
「トントントン」


反応がない…。


船中でもポロポロとは上がるがそこまで勢いがあるようには思えない。


すぐに移動で、今度はかなり走る。

本州と淡路島の真ん中あたりであろうが、両岸ともにかなり離れておりどこのポイントか分からぬ。

ただ水深は20m前後…はは~ん、これがウワサの「鹿の瀬」だな。



かなり昔から好漁場と聞いていたポイント。
気合を入れて「トントントン」を繰り返すと

「ヌーン」

という感触あり。


アワセを大きくいれてグリグリ巻いてくると…またもや岩である…。

小生、どうしても岩を釣らぬと始まらぬらしい。


それを2回…。
もう岩はいらぬよ…。


でも今回は
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なんとこんな子ダコがくっついておった。
しかも2匹も。


あまりに面白くて隣のオジサンに見せたら、
「兄ちゃん、それはリリースや~」と笑われてしまった。

いくら小生でもこんな子ダコは持ってかえらんよ…。

いやぁ、しかしこんな小さくてもしっかりマダコである。
海に返そうとしても吸盤が指に張り付いて難儀した。



そうこうしている間に再びアタリ。

「ヌーン」を大きめのシャクリで合わせてグリグリ巻いてくると…今度は岩じゃない!マダコだッ!!


それが立て続けに3匹来て出航後1時間で…

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3匹ゲットである!!


これはなかなか良いペースではないか!!




ただただ、うまく行かぬのが小生の釣り。

ここからウンともスンとも言わぬようになり、な~んにもアタリのないまま2時間ほどが経過…。

それどころか3匹釣った緑と黄色のエギを根掛かりでロストしてしまうわ

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天気はごらんのとおりカスミがひどくなってくるわで散々である。



ん?カスミ?


もしかして太陽の明るさがエギの色に関係あるかも…。



という訳で新兵器の投入。

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「タコの恋人」である。



どうもテンヤに付けて使用する物らしいが、エイト玉津でコレと串とサルカンがセットで安く売られていたので思わず買ってしもうた。


太陽が明るい内は緑や黄色にアタッきたタコだが、カスミが出てローライトになったので暗い色の方が良かろうと思ったのである。
勝手にそう思っただけで根拠は全くない。


だが、これが当たりでまたもや3連続ゲット!!



その後はカスミが晴れてしまったので元の緑と黄色に戻そうと思ったが、黄色のエギはあるものの、緑のエギはもうない。

そこでさらに新兵器を投入。

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ワンナックさんのデビルクラッカーである。

実はこれ、前回の釣行時に隣のオジサンが爆釣していたのである。



今回、小生もオジサンにあやかって最終兵器として投入!!

これもアタリである。


連続ではないものの定期的にアタリがあり、最終的には

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10匹ゲット!!!!!


「ツ抜け」で目標達成である!!!!

重量は10匹で約5kg。
1匹当たり約500g、こちらも前回を上回ることができた。


ちなみに小生よりも一席ミヨシ側に座られたご婦人、小生と同じく初心者だったようだが、後半に向けて尻上がりに調子を上げられ、最終的には小生よりも多くのタコをゲットしておられた。

やはり明石のマダコは初心者にも優しいようである。




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という訳で前回の道具調達編に続き実釣編である。




釣行日は2019年5月11日、特に意識はしていなかったのだが潮はタコの釣りやすい小潮周り。
しかも快晴微風で波もほぼなし。

タコエギ初体験としては絶好の日和である。



4月中旬から予約していたこともあり、呼び出しは3番目、1番船の大ドモをゲットすることができた。
ただタコ釣りでトモが良いのかどうかは分からぬ。

単にガシラと同じようにトモから流していくのであればトモ寄りが有利だろうと思ったのだが、よく考えてみたら、昔の手釣りの時は波の影響を受けにくい胴の間が有利だったような気がする。

どうも記憶が薄いので、まぁ席の優劣は気にしないようにしよう。


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という訳で朝日が昇る明石海峡を疾走する。
嗚呼、いつ見ても大ドモからの景色は爽快じゃ。


ガシラ狙いであれば淡路島の松帆沖水深50~60mあたりを狙うのだが、今回は西寄りに走り、淡路島と本州の真ん中あたりの海域でストップ。

水深はわずかに20mほどである。


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早速エギ2個とスッテを付け、エギにはテンヤ用に配られた豚の背油を括りつける贅沢仕様で投入する。


この仕様、お隣の常連さんの真似をしただけである。
違うのはエギの値段と色だけであろうから、これで釣れなければエギのせいにしよう。
腕の差はこの際無視することにする。



水深20mだから底は容易にとれる。
しかもガシラ狙いのような岩礁ではなく凹凸の少ない地形のようで、そこまで根掛かりにシビアにならなくてもよさそうである。



ただ誘い方が分からぬ。
なんせタコをエギで狙うなどという最先端の釣りなどやるとは思わなんだから、前知識が全くないのだ。


手釣りの場合は出来るだけ底からテンヤを離さなぬように「トントントン」と動かし、重みが掛かったら若干送り込んで一気に引き上げる、と言った動きが標準であった。


横の常連さんを見ていると手釣りと竿の違いはあれど、おそらく同じような誘い方なので小生も真似してやってみる。


手釣りのようなダイレクトな感触はないが、なんとなくオモリを立たせたり寝かしたりすることは出来ているような気がする。
気がするだけで実際にどんな動きをしているかは皆目分からん。

おそらくは昔のテンヤのような動きをエギがやっているはずである。



果たして「トントントン」が「トントングーッ」と動かなくなった。

むむむっ、これはもしや「アタリ」というやつではないか!!



テンヤはここで慌てて合わせるとバレてしまう。
「アタリ」というやつはタコが足でテンヤを触っているだけなので、完全に乗ってくるまで待つ必要があるのだ。


問題はテンヤにはエサが巻いてあるが、エギはエサではないということ。

とはいえ背油を巻いてあることだしとりあえずテンヤと同じ合わせ方をしてみる。



ググーッと竿先を持っていかれるままに追従し、水面近くまで竿先が下がってから大きく合わあわせると、ヌーッと重みが加わってリールを巻きあげることが出来る。

おお、根掛かりではない。
ということはタコだッ!!



アヒャアヒャしながら巻き上げてくると……
マジか…海藻の根っこと岩じゃねぇか……

いや、いくらPE3号だからって岩を釣りあげちゃダメでしょ…



とこんなことを繰り返すこと5回ほど…



う~ん、またか。

隣の常連さんはかれこれ7匹ほどは釣りあげている。


この差はなんだ?
エギの差か?


よく見てみると常連さん、集寄を付けているではないか。


むむ、それなら小生も中古だけど買ってあるぞ。

という訳で早速装着。

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ありゃ、中古だけあってボロボロじゃねぇか。


まあいいか、無いよりマシであろう。



再度投入して答えはすぐに!!


トントングーッ!!


2呼吸ほどおいて大きく合わせるとヌーンと上がってくる。

こんどこそタコであってくれ!!

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タコだーっ!!!!!!!!!


なんとタコエギ初体験で前知識ゼロのミソッカスが1人で乗合船に乗ってタコを釣る快挙!!!!!



そんなこんなで勢いに乗って底をトントンしまくる小生。

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最終的に…なんと9匹!!!!!!!!!!

もう1匹でツ抜けである。

「泣き尺」ならぬ「泣き抜け」とか訳の分からん独り言を言いながら大喜びである。


周りの常連さんはツ抜けはもちろん30匹超えもいらっしゃったので腕の差は明らかであるが、初心者でもこれだけ釣れるのである。
これは非常に面白い釣りであろう。
今夏はタコ狙いも釣行パターンに加えること確定である。


さてタコと言えば重さも重要。

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家に帰って測ってみると9匹で4kg。

ということは1匹平均450gほど。
う~ん…キロにはほど遠いな。


でも大きいのは600gほどあったので良しとしよう。



ともあれ、これからがマダコの絶好期。
小生にも釣れたぐらいだからこれから始めようとしている諸兄も今年はチャンスですぞ!!!




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