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今年の冬はジギングもタチウオも調子が悪い。

昨年や一昨年の好調ぶりの方がおかしいのではあるが、やはり冬でも何か釣りたい。
そこで小生でも釣れそうな狙い物を4つピックアップ。

①ショウサイフグのカットウ釣り
②ヒラメの泳がせorルアー
③意地でもジギングで青物
④まさかのトンボ(ビンチョウマグロ)ジギング



④は三重・志摩沖の釣り物で、黒潮が蛇行している年限定。
ここ数年がちょうどその蛇行している年にあたっているそうだが、なんせ片道4時間、交通費も含めると2諭吉さん以上が飛んでいくお金持ちな釣り。
貧乏な小生としては最後の選択肢となる。


という訳で1月某日、比較的お手軽な①ショウサイフグのカットウ釣りへ。
小生の記憶が正しければ、東京方面の金沢八景だとか浦安だとかの沖で人気の釣りなはずである。
それが関西でも人気に火が付き始めているそうな。
もちろんそんなミーハーな人気に乗るわけがない小生、しっかり人気にあやかって明石の某丸に予約。

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真冬というのに鏡のような海。
ここまで波がないのはきっと小生の日頃の行いが良いせいである。


淡路の西、かなり南まで下ったポイントで釣り開始。

釣り方の仕組みは単純。
真ん中の大き目の針にエビなどのエサを刺して釣るのだが、魚を掛けるのはこの針ではなくその下にある掛け針。

ハゲ掛けの変形バージョンと言えば分かりやすいか。

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ちょっと見にくいが上針に刺したエサで誘い、下に吊るした掛け針でフグを掛ける。
ちなみに上部のオモリみたいなのはタイラバのシンカー。
竿やリールはカワハギ用を使うので、他の釣りから流用してくれば比較的安上がりなのも魅力。

だがしかし、かなりテクニカルな釣りで釣り人の経験とワザの差が顕著に出る釣りと言えよう。


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はい、予想通りそんな経験やワザがある訳なく、たった2匹で終了…。

船を降りたあと、調理師免許を持った方が皮や内臓をとってくれて食べられる部位のみを渡してくれる。

家に帰って、一応テッサ風に…
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パン皿に盛ってこれだけ…嗚呼さびしい…。



さすがにこれでは家族に申し開きができぬ。

2月某日に今度は②のヒラメの泳がせ釣りへ。
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まだ夜も明けきらぬ午前5時頃、相生周辺から出船。

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朝陽が昇る、これまた鏡のように凪いだ海。
よっぽど日頃の行いがいいんだろうなぁ。
鏡のごとき水面を走ること2時間。

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着いたのはなんと小豆島周辺。ああ遠いなぁ。

泳がせるエサは
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なんと銀兵。
アジやイワシではないんだねぇ。


無風で非常に釣りやすい中、今か今かとアタリを待つこと8時間、15時頃まで頑張って…まさかの…完全ボーズ…。

帰りも2時間かけて相生へ…そこから車で2時間かけて家へ…。
ボーズだと疲れが一層身に沁みますなぁ…。



もう家族の視線が痛すぎて細君の顔をまともに見れぬが、小生だって一家の大黒柱である。
元々無いに等しい威厳を取り戻すため、2月某日、今度は③のジギングへ。

明石周辺は壊滅的な状況なので、長駆して友が島の南へ。
なんと冬の美味、クログチも一緒に狙うそうである。

この日もポイントまで片道2時間なので、明石港を5時に出船。
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冬の明石は幻想的ですな。

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月明りの中を走りに走って
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友が島水道の南へ。

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この日も見事な凪。

真冬だというのに海況だけはいつもいいんだよなぁ…。



で…釣果は…


…まさかの完全ボーズ…。



2連続釣果なし…。




いやぁ、冬とは言え、ここまで厳しいとは思わなんだよ…。



残りの選択肢はまさかの④トンジギ(トンボジギング)…。

2万円以上かけてボーズだったら…いや、無理だ、細君が恐ろしすぎる…。

今年の冬は船を諦めて、大人しく波止釣りにしておこう…。






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