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明日から盆休みである。



盆休みは例年家族サービスに充てるため釣行が出来ぬ。

まぁ暑い時期であるからそもそも昼間の釣りは腰が引けてしまう。
釣行は盆明けまで休むとしよう。




さて胴突き仕掛けである。




釣りをされるのであればおそらく初心者でも知っておられるであろう。

オモリを仕掛けの一番下に付け、その上の道糸に枝糸が数本出ているアレである。

オモリをカゴに変えて枝糸の針にハゲ皮などを付ければサビキ仕掛けになるので、そういった意味では胴突きは基本中の基本と言える仕掛けであろう。



私が和田防で使う胴突き仕掛けも当然同じ形をしている。

ただ、ちょっとした工夫で釣果が大きく変わってくる。

今回はそのちょっとした工夫をお伝えしたいと思う。



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仕掛け自体は特になんの変哲もない市販仕掛けである。

変哲があるとすればメバル専用ということと値段ぐらいか。



メバル専用ということだけありネムリの入った針がセットされている。
胴突きの場合は針が根掛かりすることが少ないので特にネムリを必要としないが、まぁあった方がよいであろう。
それよりも重要なのは針の大きさである。



以前の記事↓で「胴突きは手返しが悪い」と書いた。






なれば手返しがよくなるように工夫するのみである。

その工夫のひとつが針の大きさ。



手返しが悪くなる原因の2大要因が「針を飲まれる」「リリースサイズが掛かる」である。



針を飲まれれば当然ラジオペンチや針はずしで魚の喉を「オエッ」としなければならないし、何よりもリリースが不可能になってしまう。
小型が掛かったら掛かったでリリースするために一旦竿を置く必要が出るだろう。

手返し=水中にエサを滞空させる時間を長くする、であるから竿を置く時間はなるべく削りたいのである。



この両方を回避するためにチンタ針、カサゴ針、ムツ針などであれば10号以上をお勧めする。

置き竿にしない限り10号あればほぼ飲まれることはないし、小型も掛かりにくい。

実際に先日の通し釣りではジグヘッドで1尾飲まれたのにも関わらず、胴突き10号針では1尾も飲まれていなかった。
20cmクラスのガシラでも飲まれないので、メバルやグレでも飲まれる可能性が低い。



あとは値段の問題。



上記画像の仕掛けは値札の通りであれば3本針3セットで236円。
1セット約78円、1針約26円である。
うむ、安い。

実はヤフオクで大量に落札したのだが、実際は40袋で2,000円程度だった。
1袋50円、1セット約16円、1針約5.5円…。
ヤフオク万歳である。


上記のような内容であれば特にメバル専用にこだわる必要がないため

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このような仕掛けでも代用可能である。

こちらは2セット入りで160円だから若干割高か。


Amazonであれば


このあたりが妥当か。

値段よりも便利さを優先されるのであればAmazon利用も有効である。




さて、仕掛けで手返しの工夫をするのであれば竿や小物でも工夫したい。あいや待たれい。
実はエサでも工夫できるのである。
順を追って説明していこう。



・竿

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ノベ竿である。

沖堤での胴突きの探り釣りであればノベ竿をオススメしたい。


あくまで手返し優先の観点からであるが、
・ライントラブルが磯竿に比べて非常に少ない。
・仕掛けが非常にシンプル。
・探れる範囲が限られるため見切りをつけやすい。
等のメリットがある。


特に3番目のメリットは以外とデカい。


磯竿で探ると広範囲に探れてしまうため、次に移動するのが億劫になるのだ。



和田防は長い。

ある程度の範囲を探ってアタリがなければ次のポイントに移動すればよい。
その見切りを竿がつけてくれるのである。

小生のような優柔不断な釣り人には頼もしい相棒である。



小生は

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このように竿先が白くなったメバル竿を愛用している。

長さ違いで2本所有しており、

・硬中硬5.4m(18尺)…潮位が低い時間帯を狙う場合
・硬調7.1m(24尺)…潮位が高い時間帯を狙う場合

と使い分けている。


メバル、グレ以外にガシラも狙うため、底付近を探れる長さが必要なのだ。


ちなみに和田防では上記の長さがあれば十分である。
ただし上記より短い竿しかない場合は素直に磯竿を使おう。

硬さは適当である。
上記の硬さでオモリ2~3号が十分使えている。



・小物
ウキ釣りであれば電気ウキを付ければ仕掛けの場所を視認できるが、胴突きはそうはいかない。
そこで

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このような物を使う。

左は皆さまご存知ケミホタルである。


右は貧乏アングラー御用達、ダイソーのケミカルライト。


これも小生は使いわけておる。


さすがルミカのケミホタルは非常に明るい。反対にダイソーは少々弱弱しい明るさである。

道糸の出来るだけ竿側、リリアンとの結合部分近くに設置する関係上、水面近くにこのケミ~が接近することになる。


魚というのは水中で発せられた光には興味を持つのに、水面近くに急に出来た明かりは非常に警戒する。ヘッドライトで水面を照らすのは厳禁だが同じ理由であろう。


つまり
・月明りが明るい夜…ケミホタル
・月明りが弱い、もしくは闇夜…ケミカルライト
と使い分けている。

なお、ダイソーの商品の方が発光時間は短い。通し釣りだと3回は交換するので多めに持参されたし。



・エサ
これも手返しがよくなる付け方がある。

ちなみに月明りの明るい夜はたいして意味がない。

月が細い、もしくは曇りがちな夜のみ有効な方法である。



一部では有名な話しかもしれぬが、3本針であれば上2本に虫エサを付け、一番下針にはイカの短冊を付けるのだ。


ガシラはイカが大好きなのだろう。非常によく掛かってくる。
しかも当然白いので闇夜でも以外と視認できるのだ。



これで波止上に仕掛けを上げた時、どこに仕掛けの下部があるか判断できる。
いちいちヘッドライトを付けずとも確認できるので非常に便利で早いのだ。


ちなみに、なぜか大物はイカを付けた針の一つ上の虫エサに食いつくことが多い。
こればかりは理由が分からぬ。
どなたか理屈がお分かりであればご教授願いたい。




ジグヘッドよりもどうしても手返しが悪くなる胴突きであるが、工夫次第で効率を上げることはできる。

場合によっては結果的にジグヘッドよりも釣果が上がる場合もあるので、お土産対策のためにもお試しあれ。

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