ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

タグ:タチジギ

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一度味をしめると続けて釣行したくなるもの。
それが潮の悪い日であっても「きっと釣れる」と信じて疑わぬのが釣り人というもの。

という訳で10/3、大潮だというのにタチウオ狙いで海蓮丸さんへ。



海蓮丸さん、船長がものすごく良い人で、予約時に色々と相談に乗ってくれる。

今回相談したのは「テンヤとジギング両方やらせてくれ」というお願い。

なんと2つ返事でOK。「ミヨシになるけどそれでもよければ」と快く受け付けてくれた。


という訳でジギングロッドとテンヤロッドを携えて、いそいそと船に乗り込む。



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夜明けの海を東に進み、

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明石大橋をくぐっていつものポイントへ。



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ありゃ、さすが大潮。
前回は大船団だったが今回はご覧のとおり。



せっかくジグを持ってきたので1投げ目はジギングから。

一生懸命しゃくるが反応なし。

テンヤ組は順調に釣りあげているのでそそくさとテンヤにスイッチ。


するとすぐに答えが出て
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指3本ちょい。


その後も
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ちょいといいサイズが出たり。


ところがだ。


釣れる間隔があまりに長い。

いや、船全体はよく釣れているのである。
小生だけが釣れない。


胴からトモにかけて満遍なく釣っていらっしゃる。
皆さんが3匹釣る間に小生はやっと1匹程度…。


う~ん、なんだこの差は…。



何故だなぜだと悩み続けてそのまま終了…。


わずか
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8匹のみと相成りました…。



小生の背中側でジギングオンリーだった御仁が20匹弱、テンヤ組の竿頭は40匹を超えていたから
大潮にしてはかなり釣れていた日だと思われる。

それなのに小生は8匹…。



う~ん、どう考えても理由は腕の差か…。


精進せねばのぅ。






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前回のタチウオテンヤの時、たまたまタチウオジギングの方々と同船だったのだが、

この時、テンヤよりもジグの方に反応がよくトントンと釣りあげられる銀太刀を見てものすごくうらやましかった。


そもそも小生、15年ほど前はエサ釣りよりもジギングメインで船に乗っていた時期もあり、何気にジギングにも対応できたりするのだ。


ただ、15年以上も離れていれば道具も古くなっているし知識だって薄れている。


15年前のジギング環境がどんなもんだったかというとソルティガZ20が釣具店のショーウィンドーの一番いいところを占めており、確かまだ右巻きだけの販売だったはず。

ロッドはソルティガやポセイドンシリーズが魚種やジグの重さ別にようやく揃い、ゼナックやダイコーも頑張っていたころ。

ジグではザウルス・ヒラジグラのオリカラが各釣具店で販売されており、メインは80~100gで重くても150gくらい。それをブットくて重いロッドで必死にシャクッていたような時代である。

えっ!?
今、こんなに高いの?
ヘタしたらワゴンセールで1個700円ぐらいだったジグだぜ…。


そういえば、「ロングジグ」なんてものが流行りだして「なんじゃこの長いジグは…」と釣具屋で愕然とし、300g以上のジグを見て「こんなジグを1日シャクれる体力なんてねぇよ…」なんて言っていた覚えがある。


釣行先は日本海がメインで「青物はやっぱり日本海でしょ」なんて盲目的に信じられていて、丹後半島周辺では「タンゴジャーク」なる必殺技が広まりだし、釣れない時は同船者が一体となって遠投してはジャカジャカ巻いて魚を寄せていた。


ロッド・リール・ジグなど全てが高価で、日本海に通う交通費も膨大…大抵1日便だったから船代も瀬戸内の船の1.5倍から2倍くらい…。

今思えば、よくもまぁ通えたな、と不思議になるくらいお金のかかる釣りであった。
つまりお金持ち向けの道楽だったのである。

小生も独身であったから大丈夫だったが、当時の調子で今お金を使えば間違いなく細君が鬼に変わるであろう。
うわぁ怖い。


そんなレトロ感溢れる小生が知識なく飛び込んではさすがにマズい、しかもできるだけお安く道具を揃えたい、とネットで情報収集していたら、なんとタイミングのいいことに「ジギングフェスティバル」なるイベントが開催されるというではないか。
しかもジグの安売りや、メーカー協賛の1,000円で超豪華賞品が当たるガチャガチャプレゼントもあるらしい。

これは渡りに船である。という訳で2019年10月13日に突入してきた模様をレポートしよう。




開場は9時で、事前情報によるとこの時間に行かないとガチャガチャの整理券配布が全部終わってしまうとのこと。
まるでパチンコ屋の新装開店みたいじゃないか。

ともあれ情報を信じて9時少し前に最寄り駅に着くように家を出発。


開催地は鶴見緑地。
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うん、微妙に遠いぞ。来年は是非ともポーアイあたりで開催しておくれ。


などとブツクサ言いながら会場のあるハナミズキホールに向かうと…
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うわっ!パチンコ屋のグランドオープン前より並んでるぞ。


最後尾に並んで前を見ると…
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入口が遥か彼方に…。
間違いなく500人以上は並んでいるじゃないか。



こりゃガチャガチャの整理券をゲットできぬのではないか、とソワソワしていると、某四季の釣りで有名な赤い人が登場して拡声器で
「ガチャガチャ整理券は十分な数がありますので、開場しても走らないようにお願いしま~す」
とおっしゃる。


さすがお金持ちの釣りである。
そこら辺のイベントと一緒にしちゃぁいけない。
500人ごときでソワソワする必要なんてないのである。


開場時間になり列が進みだす。
これが比較的スピーディーに進んでいくので「スタッフさん、すごい対応力だな」なんて感心していると再び赤い人が登場。
「ガチャガチャの整理券が残り少なくなってきました。おそらくこの拡声器の声が届く方ぐらいまでかなと思います」
「ガチャガチャをされないお客様は隣の入り口から入ってくださ~い」
なんて親切なアナウンス。

小生、十分届いておりますよ。ガチャガチャする気満々ですよ。
列を離れる気なんて毛頭ございませんよ。


さらに列は進みもう少しで入場口に到達というところで三度赤い人が。
「もうあと20枚ほどです!外にお並びの方にはお配りできそうにありません!!」


………

あんた、十分あるって言ったじゃないかよぅ!!
あるって言うから並んでたのにぃ!!!!


結局タッチの差で整理券をゲットできずガチャガチャに挑戦できなかった。
賞品を見てみるとものすごい豪華…。


無理なもんは無理なので、後ろ髪引かれつつもガチャガチャをせずに会場に入る。


うん、本来の目的は最新ジギング事情をゲットすることなのである。
物欲よりも知識欲。
小生のように出来た人間になるとお金で解決できるようなことに興味はないのである。
さてさて、各メーカーのブースに向かって昨今のジギング事情を聞きだそうじゃないか。


…………



目の前には
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シャウトさんのブース…ガラガラ抽選やってるじゃねぇか…。


あっさり物欲に負けてしまい列に並ぶ小生。


1回500円。
白い玉が出ればハズレでジギング用のフックが2袋、1等は金色の玉でロッドが当たるそうな。


小生の2人前の御仁が2,000円で4回ガラガラを回すも全部白色でフックを8袋。

そりゃそんなに当たらんわな。
小生は運試しなので500円玉1枚を握りしめているのみである。
縁日にきた小学生のノリ。


すぐ前の御仁も2,000円で4回ガラガラ。
そんな物欲に目がくらんでるとハズレばかり引きますよ。
漢は黙って一発勝負でしょう。


ぐるぐる回す前の御仁。

白・白・水色…、うん?色付きの玉だ!!
水色はTシャツがもらえるらしい。
へぇ~、当たるもんだねぇ。


と思っていたら最後に金色が…。
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なんとすぐ目の前でロッドの大当たりである。



握りしめていた500円玉をそっとポッケにしまい、財布から千円札2枚を引っ張り出す小生。


漢は黙って4回勝負。力を込めてグリグリ回す。


白、白、白………ピンク!!!!


な、なんか当たった!!!!



手渡されたのはサンバイザー…。


微妙だなぁ…。


ちなみにもらえたのは

この2種類…。

うわぁ!
サンバイザー+フック6袋で合計8,360円もするじゃねぇか!!

微妙って書いてごめんよぅ!!
2,000円どころか3,000円やってりゃよかった…。



後悔しまくりであるが、物欲より知識欲である、と自分を慰めて次のブースをご紹介。



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まずは昔から有名な「DECOY」さん。
エサ釣りの御仁には「カツイチ」と言えばピンとこられるのではないか。
言わずと知れた老舗のフックメーカーである。

ここでは「PIKE」という新作ジギングフックの試供品をゲット。

これのヘビータックル用らしい。

しかし、ひと昔前に比べてフックも細くなりましたな。
これで大物用の太さなんだから技術の進歩ってのは大したもんだ。


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こちらは「Sジグ」という商品を展示していたブース。

マ、マジですか?
昔のロングジグどころの騒ぎでない長さじゃないですか。
しかも高いよ…。

でも使い方はタンゴジャークらしい。
いやぁ、急に親近感が湧くなぁ。

ここでは300円でクジ引きをやっておられたので挑戦。
当たればジグをひとつもらえるらしい。

うん、安定のハズレです。
ストラップをもらって次のブースへ。


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こちらは一段と人だかりのできていた「SEAFLOOR CONTROL」さん。
なんと300gくらいのジグを使うロッドを展示…。
300gなんて昔じゃ丸太みたいなロッドを使ってたんだが…こんな細くて軽いロッドでシャクれるなんて。

ここでもガチャガチャがあって1,000円と少々お高いものの、見ているとロングジグが結構な頻度で当たっている。
ハズレでも中ぐらいの大きさのジグみたいだから美人なお姉さんに1,000円払って挑戦。

はい、ハズレです。
しかも鯛狙い用のジグ…。
使うことねぇよ…。

ちなみに貰えたのはこちら。
うおっ!こちらも1,500円超え。



確か1等でこれぐらいのジグだったと思うので、それを考えたらハズレでもかなりお得なんだねぇ。



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お次は「Salt Water Boy's」さん。

こちらはカラフルなロッドを展開。
へ~、ほんとカラフルだわ。
カッコイイカラーもあってこれは欲しくなるなぁ。
ロッドを買うならコチラで買おうかしらん。


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こちら「HOTS」さん。

なんだかすごく聞いたことのあるメーカーさんなのだが、どこで聞いたのか判然とせぬ。
昔からのメーカーさんだろうか?

ここでは使いやすそうな防水バックを格安で販売されていたので迷わずゲット。

2周目に回った時には売り切れていたので人気商品なのであろう。


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こちらは「がまかつ」さん。

ものすごくタチウオ向けなカラーのジグがおかれていたので話を聞きたかったのだが、お客さんが多すぎて担当者さんが大わらわ。
お姉さんが見るに見かねてノベルティを色々くれたのだが…やっぱり人気ブースは早めに訪れるべきでした。
でも、タイラップやフックの試供品やステッカーをもらえたので大満足である。


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唯一タチウオを前面に押し出しておられたのが「バレーヒル」さん。
昔からの釣り人は「谷山商事」の方が通りがよいか。

もう、パネルからしてタチウオである。
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やっぱりタチウオといえばグロー系のストライプなんですな。
ここらへんはテンヤと一緒。
う~、欲しいなぁ。


他のメーカーのジグがひとつ2,000円オーバーも当たり前というなか、このお値段はかなり魅力的。
ふむふむ、ジグはこちらで揃えるのも一興。



他にも沢山のメーカーさんがブースを出しておられて、ジグを3個で1,000円なんて物などゲットしつつ思わず3周もしてしもうた。

フィッシングショーとは違い、「ジギング」という特定された釣り方に焦点を当てているのでブースを出す方も見る方も非常に繋がりやすいでしょうな。
熱気がフィッシングショーよりも上のように感じたぞ。



ちなみにちなみに当日の戦利品は
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話しを聞くとほとんどのブースで貰えたカタログ、

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アンケートに答えると貰えたり、歩いているだけで配られたり、見ているだけで手渡せらりしたステッカー、

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最後にノベルティや特売品やクジの景品達である。


う~ん、これは来年も行かねばなるまいに!!




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今シーズンから始めたタチウオテンヤもすでに3回目。


初回こそ
 
中乗りさんのおかげで竿頭をゲットしたものの、
タチウオテンヤ初体験! いきなり1人で乗合船に乗って奇跡の竿頭!! in 須磨沖 純栄丸 
2回目は

台風の影響でアタリすら拾えず撃沈…。


初回の栄光をもう一度!とばかりに2019年10月6日、いつもの名田屋さんに出撃してきた。


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いつも満船の名田屋さんだが、この日はわずかに余裕があって、40人以上乗れる船に30人ほどの釣り人。
それでも2船出船だから名田屋さんだけで60人の人出である。
いやはや、タチウオもマダコ並みに人気のターゲットなんですな。


当日は久々に大船頭の船。
またあの口の悪さを聞けるかと思うと出船前からワクワクである。

↑大船頭についてはコチラにどうぞ。


この日はミヨシ側に10人ほどのジギンガー、トモ側にテンヤ組という変則釣座。
ちなみに小生の釣座はなんと大ドモから2番目。
タコやガシラとは違うのでトモ有利とは限らんと思うが、それでも気分が良いぞ。



6時頃に港を出船して
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須磨沖を目指す。



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朝焼けの中を疾走して到着したのは、須磨沖でも少し南に下ったあたり。
周りに船団ができていて水深は70mと少し。


ドキドキしながらテンヤを落とし、ゆっくりと巻き上げてくる。

ちなみに小生の誘い方引き出しにはダダ巻きとストップ&ゴーの2種しか入っておらぬ。
このツートップのみで船に乗ってるんだから我ながら大したもんだ。


この日の潮は非常に素直な潮で、表層だけ滑っている感じがするが、それを過ぎると底までまっすぐ落ちていく。
潮も小さいので非常に釣りやすいぞ。


ただ、釣りやすい=釣れる、ではないのが小生の悲しいところ。
底から30m付近まで2、3度ただ巻きで巻き上げるがアタリなし。
む、おかしいぞ。


その内、両隣のお客さんが次々にヒットさせる。

むむ、同じダダ巻きなのになぜ小生だけ釣れぬ?


よ~く見るとテンヤのヘッドの色が違うではないか。

小生は紫と白のストライプだが両隣の方はスタンダードな蛍光色。


急いで蛍光色に付け替えて降ろしてみると…なにやらモゾモゾ…。

それでもゆっくり巻いてくるとゴゴゴンッと竿先が舞い込む。

反射的に合わせて急いで巻き上げる。



何せ70mからの巻き上げである。
途中で何度も締めこまれるのが非常に楽しい。


いやぁ、これがタチウオの本来の引きか!

テンヤ初体験の時は二枚潮に対応するのが精いっぱいで引きを堪能する余裕なぞなかったが、タコエギともガシラとも違う、なんとも気持ちの良い引きではないか!!



なんとかかんとか水面に浮かせたのは
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いやぁ、来たよ! なんと指4本半!!

オカッパリではまず釣れないサイズなので当然のことながら小生の人生で一番の太さである。



お調子者の小生、一旦釣れれば続々釣れるものと信じて疑わぬ。


疑わぬものだから続けてただ巻きするがまたもや当たりがない。
当たりがないから2番手のストップ&ゴーを出場させるがまさかの無反応…。


ツートップが機能しなくなった小生、早々と打つ手がなくなってしまった。


ミヨシではジギング組が順調に釣果を伸ばしており、いいサイズのタチウオを連発させている。


大船頭がマイクで「普通はテンヤの方が釣れて『やっぱりエサの方が強いなぁ』なんて感想を言うもんやで。なんでルアーの方が釣れとんねん。エサ付けとんねんから早う釣りや!!」なんて大声で発破をかける。


と言われてもなぁ。
すでに引き出し全部開けてしもたからなぁ。
う~ん、こいつはどうしたものか…。


しょうがない、誘い方でどうしようもないならばエサを変えるまで。


そう、実は秘密兵器があったのである。


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お分かりだろうか、そう紫サンマと豚の背油である。


「いや、マダコじゃねぇんだから」と笑うなかれ、しっかりと釣れるのである。

某MAXさんのYouTube動画に出ていたこの組み合わせ、ちょうどタコエギで使った残りが冷凍庫にあったので持ってきていたのだ。


さて、コイツに付け替えて第一投…

ドンッ!!


ま、まさかのアタリである。

グリグリ巻き上げて船上に上げたのは指4本の良型!!


こいつがさらに2本!!


いやぁ、マジで釣れますぜ、サンマ+背油!!




とウハウハしていたのがいけないのか、急に波が高くなってきて当たりが遠のく。


またも大船頭が「ただ巻いとるだけじゃアカンで。死んだエサ付けとるんやから生きてるように見せんと!! ルアーの人の方がちゃんと動かしとるから、ようけ釣っとるで」と大声でアドバイス。

ちなみに大船頭、マイクで大声出すもんだから声が割れてしまううえにかなりの播州弁で非常に聞き取りづらい。
上記のセリフは「おそらくこんなことを言ってはるんやろう」的な感じで訳してある。
大船頭、間違えてたらごめんなさい。



ともあれ、大船頭の言うとおり、ジギングみたいにシャクリを入れて誘いあげる。ついでに蛍光ヘッドから紫ストライプのテンヤに変更、タチウオの目先を変えてやる。
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するとフワッとテンヤの重みが無くなるような当たり。
ほほう、これが「食い上げ」ってやつですか。
こういう場合はどうすりゃいいんだ?
分からないのでとりあえずアワセを入れてみるがあまり重みはない。
半信半疑で巻き上げたテンヤについていたのは残念ながらベルトサイズ。

こいつがもう1本釣れて、計6本で沖上がりとなった。

この日はタチウオキングバトルの予選も行なわれていて、スタッフさんに聞くとトップは19匹とか。
それも2人…。
やっぱりうまい人はうまいなぁ。



家に帰って釣果を並べてみると
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このサイズが並ぶと気持ちいい。


ちなみに長さは…
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なんと111cm!!


ふわぁ、メーターオーバーなんて人生初である!!

しかも誰の手も借りず自力で釣りあげた1匹だけに感慨もひとしお。
この冬はテンヤに嵌ってしまいそうな気配である。

ああ、でもジギングでもたくさん釣られていたからタチジギも面白そうだし…。

う~ん、やりたい釣りが目白押しだぞ。



ちなみに、「もしやドラゴンというやつでは!?」とドキドキしてしまったが、残念ながらドラゴンとは120cm以上を指すらしい。


111cmでもかなりの引きだったタチウオ、ああ、会ってみたいぞドラゴンさん!!




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