ボーズが怖くて釣りができるかっ!!

神明間を拠点として船釣りメインにたまには波止にも?何はともあれドM釣行をご覧あれ!!

タグ:代用

IMG_7524 (2)

な、なんと、4か月ぶりの投稿である。


投稿をサボッていたのではく、コロナだから釣りに行っていなかった、と言いたいところだが宣言解除後の釣行が立て続けにボーズだっただけ…。
書きたくても書くことがなかったのだ。
そう、決してサボッていた訳ではないのである、そうなのである。


という訳でやっと釣れたのが5月中旬。
小生にしては珍しい日本海、宮津から出船のオニカサゴ狙いについて書いていこう。



5月といえば本来はタコエギ三昧のはずであるが、昨年のような不漁もありえるので暫く静観。であれば何を狙おうか、と迷いまくって思いついたのが「アコウ」。
久しぶりに和田防でガシラを狙いつつアコウと遊ぼうと思いついた。
で河内渡船のHPを見てみたら…まさかの廃業…。

ああ、オヤジさん年だったもんなぁ、さすがに年には勝てんか、と意気消沈していたら…えー、神戸沖波止全て立ち入り禁止になってる!!

年ではなく行政の判断とは…

小生のように釣りならなんでもいいような者は衝撃も小さいが、沖波止メインの方は釣り場を一気に奪われたのと同意であろう。

神戸港周辺以外の波止はまだ行けるようだが…ショアジギやタチウオの季節になったら今まで以上に混むんだろうなぁ…。
その方が危ないから、釣り場の広さを確保する意味でも一部釣り場の立入禁止なんてやめといた方がいいと思うけどなぁ。




話はそれたが、そういった訳で和田防を断念。

となると船からのアコウ狙いになるが、神明間から出る船でアコウ専門に狙っている船を知らぬ。
岡山・相生から出てる船か、日本海・宮津周辺から出ている船になる。
ともにイワシの泳がせ釣り。
岡山はオモリ30号、日本海は60号。


う~ん、どうしようか、距離的に岡山か、と思っていた時に先輩からLINE。

「経ヶ岬沖のアコウ狙い、どや!?」

「行きます!! でも竿が無いんすけど、どうしましょう?」

「タチウオのテンヤロッド持ってるやんな。あれでOKやで!!」

いう訳で日本海のアコウ狙いへ。


ところがところが、数日前になって「イワシがほとんどいないらしいわ。サバやイカの切り身で狙うオニカサゴでええか?」


うん、是非もなし。
釣れないアコウより釣れるオニカサゴ、紆余曲折の末、めでたく鬼退治、といきたいところだが、こちらは水深120mも当たり前のオモリ80号。
さすがにタチウオテンヤロッドでは厳しいか、と思っていたら
「80号でもタチウオロッドでいけるで。PEも2号のままで大丈夫」
とのこと。


マジで!?


重めのテンヤでも50号ですぜ?
ホントに80号背負わせても大丈夫です?


これは自身を犠牲にして試してみなければなるまい、と持前のドM根性丸出しで釣行と相成りました。



出船は宮津・養老漁港。

天橋立を越えて丹後半島の真ん中あたりにある漁港である。



出船してからポイントまで丹後半島沿いをグルリと回り込む。
IMG_7742
地形が美しいことで有名なところだけに素晴らしい眺めの中を1時間ほど疾走。


IMG_7728
いや、本当に素晴らしい眺め。


ポイントについて第一投。

仕掛けは80号オモリのテンビン2本針仕掛け。
明石界隈ではまずお目に掛からない仕掛けである。

ロッドはタチウオテンヤで使っている82調子の竿、リールはこれまたタチウオで使っているままの電動リールにPE2号、リーダーはジギング用の8号を3mほど。

釣行にあたって買い足したのはテンビンと仕掛けのみである。
IMG_7729

仕掛けは針と針数、長さが違うだけで明石のノマセとよく似てるので、自作しようと思えば簡単にできる代物。
注意点はピンポン玉のようなフロートをかますこと。
このフロートのおかげで仕掛けが潮に漂うのだそうだ。
今回は初回なので購入したが、次回からはおそらく自作。
船タチウオをやっている人ならばほとんど投資なく入っていける釣りである。
後はタチウオロッドでもオニカサゴが釣れることを証明するだけ。

IMG_7735
エサはサバの切り身と冷凍庫に眠っていたタチウオの短冊。
明石のガシラ用の2~3倍くらいの長さに切るのがミソ。


船長の合図とともに80号オモリをぶら下げた仕掛けを120m下の海底へ。

82調子のタチウオロッドだと胴が非常に堅牢なので80号オモリでも特に弱々しさを感じない。
むしろ100号ぐらいでも問題ないんじゃないかと思えるほど余裕な感じ。



一旦底をとって3mほど巻き上げる。
根魚だからといって底ギリギリを釣っているとウッカリカサゴやユメカサゴばかり釣れてしまうのだ。
本命のオニカサゴは若干浮いているそうで、要は釣れる棚が底から3mということ。

このウッカリカサゴ、見た目はガシラそっくり。
なんでも胸ビレの線の数が違うだけなんだとか。

ただ、ガシラよりも大きくなるらしくデカいのは60cmほどにもなるとか。
当日はさすがにそんな大物は出なかったが、小生の腕でも30~40cmクラスを5匹釣りあげた。
食味もガシラそっくり。
これはこれでうれしい釣り物である。



とはいえ本命はオニカサゴ。
きっちり3m巻き上げ当たりに備える。


なんでもフォールに食いつくことが多いそうで、竿1本分誘いあげてゆっくり竿先を下げるのがいいんだそうな。


小生も先輩の教え通りに誘いあげてゆっくり下げる。


するとゴツゴツゴツと魚のあたり。


すぐにアワせるとすっぽ抜けることがあるそうで、しばらく食わせてから合わせると…


いやぁ、すっぽ抜けてしまいますな…。

こんな当たりが10回以上。



ものすごく当たるんだが、いけすの中は空のまま…。



う~ん、やっぱりタチウオロッドだと胴が固すぎて魚をハジいてしまうんだろうか?
とはいえこのロッドしか持ってきてないし…。

ならばハジく前に針掛かりさせてしまえばいいじゃないか、なんて短絡思考で当たりがあれば即合わせに変更。

タチウオテンヤの即合わせと同じ要領である。
仕掛け途中にテンビンがある関係で、テンヤほど直線的に針掛かりはしないと思うのだが…


なんとこの作成が大成功。
グングンとした強い引きであがってきたのが
IMG_7463 (3)
ちょっと小ぶりなオニカサゴさん。

ちなみに毒を持っているのでヒレに触るのは厳禁。
できるなら釣りあげてすぐにハサミでヒレをカットするのが良いのだが、切り落としたヒレにも毒が残ってしまうので家に帰ってから処理するのがベター。


即合わせを実行してからは当たりのほとんどをキャッチ。
一回水面で針が外れたので、それ以降はガツンとジギングばりの追い合わせも追加。

80号オモリを背負わせているのにタチウオテン並みの激しい即合わせ+ジギングレベルの追い合わせをしてもロッドに不安感はない。
タチウオテンヤロッド、意外とオールマイティなのかもしれませんな。


釣り方をテンヤ同様に切り替えてからは、あれよあれよという間に
IMG_7737
これこのとおり。

ちなみに浮いているのがウッカリカサゴやユメカサゴ。
底でしっかり泳いでいるのがオニカサゴ。


最終、39cmのオニカサゴも含んで
IMG_7741
13匹の釣果となりました。
先輩によると初挑戦にしては良い釣果なのだそう。


80号オモリということでロッドの耐久性が心配だったが、テンビンをかましているおかげか、ロッドへの過剰な負荷は心配なし。しかも当たりが出てからのロッドワークはタチウオとほぼ同じ。
しかもタチウオがオフシーズンになる時期がメインとなるそうなので、これは新しい狙い物として小生の中の選択肢になりそうな気配である。


高級魚として有名な魚なので
IMG_7743
刺身も抜群。

出汁でお茶漬け風にもしてみたが、こちらも絶品。

もっと早くに挑戦してみれば良かったと思える楽しい釣行であった。
次回はこれまたタチウオロッドで対応可能なアコウにも挑戦してみるか。



今回の教訓
・タチウオテンヤロッドの場合は即合わせで。
・エサはサバとタチウオを1cm幅で15cmほどの長さで。
・当たりが少なくなった時はタコベイトなどの装飾を追加。
・仕掛けを浮かせる関係で根掛かりはほぼなし。



にほんブログ村 釣りブログ ジギングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 釣りブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

IMG_5219


さてさて、前回が2週続けての釣行、


今回はなんと3週連続のタコ釣りである。


すでに前回で細君の目は吊り上がっていたのであるが、今回に至っては穏やかな表情にも関わらず目の奥には怒りの炎が宿っておった…。
これは帰ってから説教が待っているということである。


タコ釣りと細君の説教を天秤にかけてタコを取る小生、いやぁヒドい亭主だな。
でも細君よ、聞いておくれ。
今の時期は予約が取れないんだ…奇跡的に取れた日に行かないと、次にいついけるか分からんのだよ…。



うん、言い訳である。
単純に釣りに行きたいだけである。




さて、今シーズン開幕時期に初めてタコエギに挑戦した小生も、6回目になると慣れたもの。
標準的なタックルの組み合わせを少々いじって、より多くの釣果を求める実験なぞ始めてしまう。



今回の実験は「カワハギロッドを流用したらどうなるか」。

小生の「専用ロッドを使わずになんとか釣りをしてみよう」シリーズの第6弾になる。








今回投入したのは冒頭画像にもある「極鋭ゲーム 180テク」という古い竿。
前回のブログで加水分解をキレイに修理した竿である。



もう10年ほど前に関東の方で船釣りにハマッていた知人から譲り受けた竿で、本来はカワハギやシロイカ(関東方面ではマルイカ)釣りに使う竿らしい。
おそらくメーカーも関西ではなく関東エリアに的を絞って開発した竿であろうことが想像できる。

三重の船カワハギに使えるかな、と思い格安で譲ってもらったのだが、ついぞ釣行する機会がなく部屋の奥底に眠っていた竿。


「食わせ系のカワハギ竿ともいえる8:2調子。感度や操作性を重視しつつも自然に食わせ、乗りを弾かない調子です。カワハギやマルイカ直ブラなどテクニックを重視する釣りに最適」という竿らしい。


オモリ負荷は10~40号。明石界隈のタコエギの指定号数は50号なので本来であればパワー不足かなと思われるが、小生がタコエギ1回目で使ったジギングロッドがMAX150g。
40号=150gなので使って使えないことはないはずなのである。
しかもタコ向きの先調子。
古くても高級ロッドである。10号程度のパワー不足は竿の方がなんとかしてくれるであろう。



さて釣行日は2019年7月7日。
七夕じゃないか。家族ほったらかしで何やってんだか。




いつもの名田屋さんで
IMG_5224
IMG_5227
小生にしては珍しい凪の海へと出船である。




ちなみに
IMG_5225
相も変わらず乗り合い3船ともに満船。
いやぁ、すごい人気だな。


呼び出し順は真ん中程度であったが、今回は考えがあって左舷ミヨシ2番目に陣取る。


この日はいきなり長距離移動。

IMG_5228
他の船宿さん達も西に向かって疾走。

IMG_5229
着いたのはいつもの二見沖。

水深10mほどで「やってよ~」の合図。

IMG_5226
エギの方は前回同様、豚の背油や鳥皮などを巻きつけまくってエギと呼んでいいのか分からぬ代物になっている。
今回初めて試してみたのはオモリを50号から25号2個付けに変更したこと。


過去にタコエギを5回やってみて小生なりに感じていたのは底をキープすることの難しさ。
波が高い日やミヨシ側に座った日は波の影響を大きく受けてしまい、エギが底を切っている時間が長かった。
タコエギに関していえば、底を切る=釣れないになるので、底をキープすることが最重要項目になる。
前回、横の釣り人がズル引きで連発していたのは「ズル引き」が良かったのではなく、「底を切らない」動きが良かったのではあるまいか、と考えたのである。


ちなみに小生の持っている墨族の「エギ蛸ライト」であるが、


波の影響を受けにくい胴の間や凪の日はそのスペックをいかんなく発揮してくれる。


ただ小生は底を「トントン」誘う動作が激しいらしく、波が高いとオモリが浮いてしまうのだ。
高感度ロッドだけあってオモリが底を切るとすぐに分かるので瞬時に修正できるのだが、何度もそんな状況になると少々ストレスに感じてしまう。


であれば、先調子は残しつつも少し柔らかい竿を使えば波の上下を吸収してくれるのではないか。

オモリを2個付けしたのも同じ理由。
底との接触面を大きくし、底が切れたことがより鮮明に分かるようにしたかったのだ。



当日、わざわざミヨシを選んだのはコレを試したかったのだ。
せっかくの晴天凪の釣り日和にも関わらず実験のためにわざわざ釣りにくい釣座を選ぶ小生、ドMの神髄をいかんなく発揮しているといえよう。



そうこうしている間にポツリポツリと釣れて

IMG_5231
2時間で5匹ほど。

全然ダメじゃん!!!


実験もなにも釣れないと意味がない…。

とはいえ、前回までに比べて確実に底は取れている。
エギ蛸ライトと極鋭の曲がりの差は微々たるものなのだが、極鋭の方が船の上下をしっかり吸収してくれている。

おそらくエギ蛸ライトでもオモリ号数を増やせば同じ効果を期待できるのであろうが、乗合船で号数指定がある以上、オモリを個人の判断で60号にしたり70号にしたりはできない。竿を変えて対応するしかあるまい。


という訳で極鋭にて釣りを続行。

IMG_5232
明石大橋をはるか東に臨みながら、船頭さんは頻繁に流しなおしてくれる。

そんな甲斐もあってか、徐々に小生のエギにヒットしだした。

IMG_5235
さらに2時間後にはこのとおり。


ちなみに胴の間から一段あがったミヨシの釣座は6席。
この6人の中で竿頭であれば小生の実験は成功といえよう。


最終的には

IMG_5236
29匹+多数リリースの絶好調釣果!!


大きめのタコは釣れなかったものの200g前後ばかりで5.2kg。

周りはキロクラスを釣りあげていたことは隠しておこう。



数だけでいえばミヨシ6席で一番だったと思うので、ひとまず実験は成功した。
やはり波の影響を受ける場合は1クラス柔らかい竿を持ち込んだ方が良さそうである。


バスロッドのように釣り方や場所、水深、水温などによって多種多様な竿を用意して欲しいとは言わぬが、今のタコエギロッドはあまりに選択肢が少ないように感じる。


せめて型狙い・数狙い、固め・柔らかめなど状況によって使い分けられるようなバリエーションを作ってくれるとうれしいなぁ。

いかがでしょ、ハリミツさん。





にほんブログ村 釣りブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

このページのトップヘ