先日のタコエギ初挑戦で大いに味を占めた。
どれぐらい味を占めたかというと、6月までで空いている日全てにタコ狙いの予約を入れてしまったほど。
現状で3回の釣行が確定しているので、この全てを現在保持している3つのエギで攻略するのは困難と判断し、新たなエギを導入することにした。
無論、新卒エギ採用できる資金力がある訳はなく、全て中途エギ採用である。
リクナビならぬヤフオクで採用をかけたところ、中古エギ35点セットを格安で採用できた。
なんでも漁師網に絡まっていたエギだそうで、そういう意味では実績ありのエギ達であろう。
まさしくキャリア採用である。
ただ、数々のタコどもと戦ってきたと思しきエギ達であるゆえ、ある者は錆びつき、ある者の針は曲がり、またある者はアイすら失っておる。
この壊れかけの勇者たちを再び戦えるようにするのが今回のミッションである。
さて、届いた荷物を開封。
よほどブラックな環境にさらされていたのであろう。
ひとつひとつ点検して
残念ながら右の4点は不採用通知を出し、左の6点については正社員雇用を行うことにした。
さて、残りの25点であるが…
こちらの17点がフック及びアイの修理のみで使用可能な物、
こちらの8点がフックの錆びを取れば使えそうな物達である。
合わせて25点については修理次第なので今のところ研修社員登用である。
修理し試用期間を経たうえで採否の判定をしようと思う。
さてここからが本題。
まずはこちら。
これではせっかくタコが掛かってもフックごとバイバイしてしまう。
ちなみにシンカー部分に「SUMIZOKU」と印字されたエギはほぼこの症状。
墨族さんはアオリ用のエギでも非常に有名かつ優秀なメーカーさんなので、フック部分の強度テストなど当然やられているはずである。
であれば海底に沈んでいたという事実が接続部の劣化を引き起こしているのか。
まぁ、普通は根掛かりしたエギを再利用するなんて想定はしていないはずなので、墨族さんに否がある訳ではない。
さてこのフック部分、
立派に使えるエギへと復活である。
100均を探した限りでは
エギのアイにするにはかなり大きなヒートンなのであるが、タコ相手に限ればアオリのように細かい部分を気にしなくても良いと思うのでこれをブチ込むこみ、同じようにエポキシを塗ったくって終了。
さて、問題はこいつらである。
こちらは圧着シートをめくって
と思っていたのだが…コツが全くつかめず断念。
どうしても3本同時にハンダを付けることが出来ぬのだ。
中には2本針のエギもあるので大丈夫であろう。
最後はフックの錆び取りである。
これはロードバイクの錆び取り経験がいかされよう。
ロードバイクの錆び取りの場合、サンポールにドブ付けするという荒っぽい手段を取るのであるが、今回は繊細なフックであるのでもうちょっと優しい錆び取りを行うことにする。
なんだかもったいつけているが非常に簡単。
なんだか皆で温泉に入っているようで楽しそうじゃないか。
意外に効果絶大でわずか1時間ほど漬けただけで
小生の場合、一晩漬けておいたがまぁまぁ綺麗になった。
一晩漬けて落ちない錆びはそもそも侵食が激しいので研修社員登用ではなく補欠採用ぐらいの立ち位置で頑張ってもらおう。
ちなみに、お酢の欠点は匂い。
部屋で一晩漬けておくと家族はもとより己の鼻までもげてしまうので外で漬けておくことを強く勧める。
という訳で初めから不採用としていた4つを除き、
元から持っていた3つと合わせて総計34個。
とりあえずはこれで戦いに挑むとしよう。
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